これは、ある日突然消え去ったリーフィアの少年と 仲間との決別を果たした色違いの兄の物語_
ここは…どこだ? 僕は、あの時からすべてが変わった。 いつだかは覚えていない…が、自分は…刺殺された。 なのに…生きている。刺されたところをさわれば… そこには、花らしきものがついていた。 誰がしたのかはわからない。 でも…ここはどこだろう。 とにかく…姉さんはどこだ?「▓▓くん」も… …あれ?▓▓くんって…誰だっけ… …なんだろう、頭が痛い… お腹も空いてるし…疲れているんだろう。 …僕はそばに落ちていたきのみに目をつけた。 「あれが食べられるものかはわからないけれど…取ろう」 しかし、そのきのみを拾おうとする影が見えた。 あれは…見たことないポケモンだな。 毛は薄い緑色で、猫のような見た目をしているが二足歩行で、スカーフ?をつけている。 よく見れば、周りにはしらないポケモンばかりだった。 ディグダのようだが白くて細い生き物や、特徴的な頭のアヒル… 皆こちらを見ているが、僕が「あの…」と声をかけると二足歩行の猫以外はみんな逃げていった。 その猫は黙ってこちらを見ているが、しばらくすると向こうの洞窟へと走っていった。 僕は急に走り出したのでびっくりして追いかけたが、彼女…?が逃げた先にはたくさんの猫がいる住処のような場所だった。普通の猫のように四足歩行のものもいれば、彼女?のような二足歩行もいる。しかし、特段目を引いたのは仮面をつけたマジシャンのようなどこか惹かれる謎のポケモンだった。 …仮面のポケモンが口を開いた。 「…貴方から、とてつもない力を感じるのだけれど…」 「それは一体、何なの?」 …バレてしまった。 僕は警戒のあまり、敵意が漏れ出していたようだ。 「あっ、すみません…ここがよくわからなくて…」 「そう…ここらへんはうろつかないほうが良いわ。最近は1匹のグレイシアがとてつもないオーラを出しながらうろついているから。彼はどこだ…って。」 「彼…?」 「そう。誰かはよくわからないけれど、彼は夜にのみ出てくる。なぜか、ナイフを持って。」 「ナイフって…人間の…?」 「そう。そのナイフ。」 「彼のことを巷では【_ZERO_】と呼んでいるわ。」 「ぜろ…」 記憶の欠片が取り戻されたような気がして、 少しの可能性が頭をよぎった。 ZERØ…もしかして、ゼロがここにいるの…? 「わたしたちは毎日様子を見に行っているんだけれど…」 「行かせてください!」 僕はすぐに答えた。 「は…?貴方何言っているの?最悪…死んでしまうかもしれない。それでも、貴方のそのオーラなら勝てるかもしれないけれど…」 「それでも!行かせてほしいんです!」 「…仕方ないわね。いいわ。その代わり、死にはしないで帰ってきて。貴方には聞きたいことが山ほどあるの。」 「…ありがとうございます!」 =========================================== そうこうして、夜が訪れた。 …僕は洞窟を出て、周囲を見渡す。すると、月明かりに照らされる一匹のグレイシアの姿があった。その側には包丁がある。 僕は、思い切って口を開く。 「君は…ゼロですか?」 「…」 彼は答えない。 しばらく沈黙が続いたが、最終的に彼はいった。 「お前も…ここにいたんだな。オリオン…」 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 続きます、きっと