#月更新 #ファンタジー小説 #古典文学 著:雅 桜麗 絵: 未定 募集します 5: https://scratch.mit.edu/projects/986836698/ 7:〜少女執筆中〜 絵は私が適当に描いたやつです。素材&加工はアイビスペイント。 今回ちょっと短め。 そして月更新とか言っておきながら何ヶ月も放置していた大うつけ者をお許しください。
*。・*。・*。・*。・*。・*。・*。・*。・*。・*。・ 「ん…」 不思議な夢を見た気がする。 「くああ…………ッ」 欠伸をしながらゆっくり身を起こす。 まだふわふわする世界を映す目をこすりつつ、紫央奈は妙な達成感に包まれていた。 微かに明るいあたりを見回し、早朝に起きたと言う事実に気がついたからだ。 ぐっと手を握って小さくガッツポーズをとる。 (珍しく今日は早起きできた。結構嬉し___________…) …………⁉︎ (私の手…………?) 軀の勝手が違っていた。 というか ここは何処だ。 明らかに木造。オール木。ベッドで寝たはずなのに起きたら布団。しかも枕かったい。超かたい。頭痛い。 もっと言うと布団もでかい着物だし。 他にも二階厨子(小物入れ的な家具)やら御簾やら伏籠やら。 耳を澄ますとさらさらと水の流れる音がする。 これはもう揺るぎない。 屏風と几帳で囲われた寝殿造の東の対の部屋に私、紫央奈…………いや、“その少女”は居た。 “紫央奈なはずなのに”、“紫央奈じゃない”。 何故ならばそこにいる少女は、長いまつ毛が縁取る丸く黒い両目、幼くも華やかで聡明そうな顔立ち、艶のある黒い前髪を両側にかき分け後ろ髪と共に肩で切り揃えた、 “10歳あたりの”子供なのだから。 周りはさっきよりも少し明るくなっていた。 「嘘だろぉ…………」 何この状況。