遅れちゃってごめんなさい!!! ✨⭐☁――次はあなたが星になる――☁⭐✨ 描いていた夢、一歩踏み出してみませんか? 公式スタジオ(説明見ないとついていけないかも...)⇓ https://scratch.mit.edu/studios/35071395/ これからの説明などで、ランクの表記が絵文字になります。 ランク無所属の方:⚡(さんだー) 候補生:☁(くらうど) 研究生:⭐(すたー) レギュラー生:☽(むーん) 選抜生:✨(ぎゃらくしー) 掛け持ちは少ないほうが高評価ですが何卒、、、 注意(読まないと"絶対"損します) (締切日を守らなかった場合は強制脱落となります) (声優の方は複数の台本をやっても構いません) (複数希望の方はできればやりたいものの内容すべてやってください) (締切日が近づいても連絡は差し上げません) (10人全員提出を終えた場合は、早めに合格発表がある可能性があります) 以上、よろしくお願いします。
プロジェクト内ではおもすぎたので小説はこちらに書かせていただいています 「観覧車回れや回れ想い出は君には一日我には一生」 ↓ 今年も、この季節に菜の花が咲く。あの観覧車が回り始めるー 「早く行こうよ!」「わかってるって」俺が彼女に告白したのはつい先月の話。彼女も俺のことが気になっていたらしく、快くOKしてくれた。記念すべき今日は初デートの日だ。「今日も可愛いな」そう思いながらジェットコースターで一緒に叫ぶ。彼女は天使のような人だ。まず惚れたのは彼女の性格。誰にでも優しく接する姿は正しく聖母のようだった。それでいて理知的で聡明。彼女の辞書に欠点という言葉は存在しない。いつしか俺は彼女を目で追うようになり、それが「好き」という感情だと理解するまでにしばらく時間がかかってしまった。(まあそんなこともあったけど、今はこうして付き合えてるんだしな)楽しい時間があっという間に過ぎていくのは本当らしい。ゴーカートやメリーゴーランドなど一通り楽しんだ後にはすでに夕焼けが近づいていた。「あの観覧車乗りたい。」彼女がそう言い出したのは閉園ギリギリ。「時間間に合うか?大丈夫?」「大丈夫!大丈夫!」そう言ったときにはすでに彼女は走り出していた。(まだ走り回れんのかよ…)なんとか受付を済ませ、その日の観覧車最後の客となっていた。もう他の客たちはほとんど帰っている。まして場所ははるか上空。二人だけの世界。「周り誰もいないな〜…」「そうだね…」いつしか俺達の口数は減り、静寂の空間が生まれていた。この時間が永遠に続いてほしい。俺の願いはただ一つだけだった。だが悲しいかな。日が沈むことと同じ。観覧車が水平線に沈んでいく。回れや回れ観覧車。俺は日の入りを眺めながらこの「思い出」を一生忘れないと誓った。 それからの高2としての一年間。俺の人生の中で一番充実していた一年間だった。遊園地だけじゃない。水族館・映画館・デパート・公園・お互いの家…数え切れない場所で俺等の「思い出」は作られていった。でもやっぱり、やっぱり一番鮮明に覚えているのはあの時の観覧車で見た夕焼けと彼女の笑顔だ。あの日からちょうど一年。俺はもう一度彼女を観覧車に連れて行こうと思案していた。しかし、不幸は突然に降りかかってくるー その一報が届いたのは遊園地に行こうと約束した前日のことだった。彼女の両親も彼女と同じくとても聡明で優しい人たちで、いつも俺に快く接してくれる人達だった。念の為交換しておいた彼女の母親から電話が来た。「彼女が救急搬送された」と。もちろん俺はすぐさま病院に駆け込んだ。だが既に手術は始まっており、親族でもない俺は同伴することすら叶わなかった。そしてーーーあの日からちょうど一年後の朝。彼女は旅立った。彼女の両親から聞いた。実は彼女は昔から病弱で既に癌を患っており、もう長い命ではなかったこと。そしてそれをあえて俺に教えてくれなかったこと。訃報を聞いたときにはもう何がなんだかわからなかった。涙の一滴すら出てこない、無の世界。でも、真実を聞いた瞬間に感情の堤防が決壊した。病院内に俺と彼女の両親の泣き叫ぶ声が響き渡った。 あれから10年。俺も27歳。ちょうど3年前に結婚して最近子供もできた、しがない平凡な銀行員だ。あの海辺の遊園地は既に別の場所に移転したらしく、閉園しているらしい。五年ほど前に解体されたという話も聞いた。俺はあれ以来彼女のことを一度も話していない。彼女の両親とはそれ以来も仲良くしていたが、俺が結婚したのを機に、向こうから距離をおいてきた。それでいいと思う。今の妻も彼女のことを知らないはずだ。このまま「思い出」ごと全部消えてしまえばいい。そう思って忘れていた。ある日。一通の封筒が俺に届いた。差出人はーーー彼女の母親。俺は震える手でそっと封筒を開けた。中には一枚の手紙。そこにはこう綴られていた。 『拝啓 お元気ですか。君が結婚したという話を聞いてあの子のことは忘れたほうが君のためになると思い、私達から離れました。これをあの子が死んだ10年後に渡すように頼まれていました。最初は君にとって酷なんじゃないかと思いました。だけど、これだけはどうしても渡しておかなければいけないと思ったんです。どうかあの子の決断を悪く思わないであげてください。』 この手紙以外にももう一枚の手紙が入っていた。それは彼女が生前に書いていた手紙だったー 『新しい人と仲良くやれていますか。君みたいな優しい人だから多分君をみつけてくれた素敵な人ともう結婚してるんじゃないかなと勝手に妄想しています。隠していてごめんなさい。これは、君と一緒に遊園地に行った日の夜に書いている手紙です。私は生まれたときから病弱で、君と出会う一年前から癌を患っていました。医者からは「もう長くはない。できる限りの治療をして2年ほどだ」と言われました。両親は私に少しでも生きていてほしいと考えていたみたいですが、私は残りの人生を何もせず、ただ普通に過ごしたいと思っていました。けれど、君に出会ったんです。君のお陰で私はもっと生きて君と一緒に過ごしたいと思えるようになった。後一回だけでいいから、もう一度君と観覧車に乗りたい。そう思ってできる限りの治療を施してもらいました。私の両親を恨まないでください。お母さんとお父さんは精一杯私のために尽くしてくれました。これを伝えてしまったら、君は私のことを一生引きずってしまうんじゃないかと思ったんです。それだけは嫌でした。君の人生を私のせいで縛りたくなかったの。できれば1年後。もう一度君と観覧車に乗りたいな。元気でね。あ、私が言うのもおかしいかな。お幸せに。私は君のお陰で幸せでした。たくさんの「想い出」をありがとう。』 この手紙を読んだ瞬間俺は自分を呪った。どうしてもっと気にかけてやれなかったのか。もっと俺にできることがあったんじゃないか。「せめて相談してくれていたら…」そう思ったけど、全部気づかなった俺の責任だ。彼女は俺のためにこのことを伝えなかったんだ。俺はすぐさまあの遊園地があった場所に走り出した。そうだ、思い出した。今日は「あの日」からちょうど11年目だーーー その海辺の野原には菜の花畑が広がっていた。この周りには住宅地などほとんどないということもあり、周りには誰もいない。日が沈みかけていた。水平線に懐かしい観覧車の亡霊が重なる。俺は大体の観覧車があったところを探した。不自然に菜の花が咲いていない場所を見つけた。俺はなにかに取り憑かれたようにそこを掘った。そこには一つの小箱が埋められており、中には一つのメモ。 「どうせここに来ると思ったよ!!!」 そんな彼女の筆跡の一文に、彼女が気に入っていたキャラクターのクリップで、俺と彼女が遊園地で取ったツーショットの「想い出」が挟まれていた。誰もいない海辺に俺の叫び声がこだましたーーー 今年も、この季節に菜の花が咲く。俺は毎年ここに来て一輪の菜の花を添えている。水平線に菜の花が散り、俺は「想い出」の亡霊を見た。