はい、ゼロの過去っす。
《ゼロの過去》 …俺は、物心がつく頃から一人だった。野生で、きのみを取って、一人で暮らしていた。誰もいない草むらで、ひっそりと暮らしていた。ある日、俺はいつものようにきのみを取りに行った。すると、そこらから物音がして、二匹のリーフィアが入ってきた。どちらも髪を結んでおり、女のほうは俺と同年齢ぐらいだった。 男「ねえ、この子、なんでこんなところにいるの?」 女「分からない。でも、訳ありな気がする。」 男「まずこんなところにいる時点で普通ではないか。」 その「普通」に、俺はすぐざま反応した。 「俺が普通じゃないことの何が悪いんだ?」 女「あ〜…こういうタイプか…」 男「僕が助けるよ。君が普通ではなくても、僕は君を助けたいと思っている。」 …俺は意味がわからなかった。俺を誘拐する気か? こんな独りぼっちでいるのだから、放っておけばいいのに。…でも、すこし嬉しそうな自分もいた。 結局俺はついていき、彼女「リリア・フィローシア」と 彼…「オリオン・フィローシア」と共に過ごすこととなった。 ある日、オリオンがきのみを取りに行った。 その日から、彼は帰ってこなかった。 数日後、彼の遺体が見つかった。 …リリアは泣き、俺は辛くて苦しかった。 なんせ彼は、俺を助けてくれた張本人なのだから。 俺はあまりの辛さに無意識に家から出ていた。 あの家にいても、むしゃくしゃするからだろうか。 そんな中暗がりを歩いていると、一人のゲンガーが俺に話しかけていた。頬には血がついており、とても生々しかった。 ???「君は、復讐したい?」 甘ったるく笑顔な口調。でもその裏にはとてつもない闇がある。そんな気がした。 「…別に。そこまでする気なんかねぇよ。」 俺はつい、そう言ってしまった。 ???「これなら、どうかな?」 俺は、目を見開いた。そして、彼に対してなんだか、ヤバそうな気持ちが湧いてきた。 オリオン?お前ではない。そうだ。彼はオリオンではない。いや、本物かもしれない。おい待て、変身したのをこの目でみただろ? くそ、っ、嗚呼嗚呼嗚呼嗚呼嗚呼嗚呼嗚呼嗚呼嗚呼嗚呼嗚呼っ! 気づいたら、俺はそいつを刺していた。 俺は怖くなって、慌てて逃げ去った。 …あれ、なんで逃げているんだろう。 オリオン…?誰だ…?そんなやつ。 何もかも、忘れてく… それから俺は、暗殺者の集う色違いの家の兄となった。 @Lilia_bz2m 少年少女は夜を駆けるに続く…