数年前のとある冬のロンドン、彼らはDIF本社にいた。 彼らは日本から派遣された傭兵を待っていたのだ。 ジョン「任務は前のソマリア以来か?」 トーマス「新入りはどんな奴なんだ」 雇用主からは、『彼はSAMURAIだ』とただ一言告げられただけで、詳細はよく分からない。 数分経つと、それらしき人物がこちらに向かって歩いてくるのが見えた。 ジョン「君が永野清仁で合ってるか?」 清仁「ああ…」 パーカー姿に鋭い目つき、言われてみればサムライの様だった。 見た目は高校を卒業したばかりの青年の様で、顔は整っている様に見えた。 ユーリ「なんだまだガキじゃねえか」 イヴァン「ルイスと気が合うかもな」 ルイスは義勇兵として2年間、戦闘に参加したことがあるだけで、まだ子供だ。 ジョン「で、従軍経験は?」 清仁「ない」 トーマス「ないだと?俺が見た日本人傭兵はみんなJSDFに入ってたぞ」 ジョン「まあいい、基地で任務内容を説明する。」 そう言い、近くに停めていたトヨタ ランドクルーザーに乗り込んだ。 数時間、車に揺られ郊外の空軍基地に到着した。 SASが拠点として使用している基地だ、DIFはその基地の一角を借りて訓練などを行なっていた。 門の前に車を停めると、奥からSA80を手にした兵士が歩いてきた。 兵士は窓を開けるように指示し、窓から車の中を覗き込むと頷き、ゲートを開けるよう指示した。 基地の内部に入ると、1番奥の倉庫に車を停めた。 車を降り、みんなを集めるとジョンが説明を始めた。 ジョン「今回の任務はニジェール政府からのものだ。 国際テロ組織デイライトが、ニジェールで ウランの採掘を行なっているらしい。」 清仁(デイライト…!) ジョン「その採掘所を襲撃する」 清仁「アフリカなんかでデイライトが何を…」 ジョン「何か知っているのか?新入り」 清仁「デイライトは危険だ、様々な兵器や技術を駆使 してくる!過去に何度も戦った」 ジョン「そんなこと承知の上だ。 デイライトのことは気にしなくていい、与え られた任務をこなすだけだ。」 ジョン「今日から、7日間訓練を行う」 訓練3日目になった、訓練はイギリス軍の基礎訓練そのものだったが、爆破訓練や銃火器の射撃訓練も行うらしい。 訓練監督はSASの大尉だった。 SAS大尉「TNT爆薬を使ったことある奴はいるか?」 SAS大尉「いいか、よく見ておけ」 直後、砂が飛び散り爆発した辺りに直径4mほどのクレーターができた。 SAS大尉「今回の任務では絶対に必要になる、よく覚え とけ」 訓練が終わり、任務に向かう準備を始めた。 武器庫を開け、好きな武器を選ぶことになった。 清仁はAK74とデザートイーグルを手に取った。 ユーリ「デザートイーグルは威力は抜群だが反動が 強すぎる、戦場では使いにくいんじゃない か?。」 清仁「いいんだ」 そう言い、ホルスターへ刺した。 ジョン「いいか、グレネードは1人4つ持て」 ユーリ「採掘所の横は湖だ、このAPSライフルも役に 立つんじゃないか?」 各自、準備を終えC130輸送機に乗り込んだ。 飛行機のモーター音にかき消されないように大きな声でジョンが言った。 ジョン「5時間、5時間だいいな。 詳しい作戦は向こうで伝える。」 清仁(でも、デイライトがなんで…) ハッチが閉まり、輸送機は滑走路を飛び立った… 続く
永野清仁の使用許可を下さった @Odyssey3264様に感謝します。 登場人物 ジョン・フィリップス 元SAS隊員 永野清仁 PEACE隊員 トーマス•キャッスル 元アメリカ陸軍第10山岳師団隊員 ユーリ•ノマロフ 元スペツナズ隊員 イヴァン•コールマン 元IRA構成員 ルイス•フレッチャー 民間軍事会社所属のpmc(傭兵) アンリ・コルベール 元コマンドーユベル隊員