悪いことが起きれば、だいたい原因は自分にあって。 そのことを考えれば、もう二度と起こらないと思っている。 そうしていくうちに、自分が嫌になって。 それで自分が自分を嫌っている自分に耐えられなくて。 嫌な思いってどんなことかわかっていた。 嫌な思いを抱いてしまう自分が嫌だと思いながらもわかってしまっていた。 そしたら先生の言葉が蘇ってくる。 みんな言われていた。あの言葉。 「自分がやられて嫌なことは、相手も嫌だからしてはいけません」 「じゃあ、僕が嫌じゃないことは相手にしてもいいの?」 「自分は良くても、相手が嫌ならしてはいけません」 ああ、嫌なんだ。 怒るって、嫌な気持ちなんだ。 ムカつくって、嫌な気持ちなんだ。 泣くって、嫌な気持ちなんだ。 落ち込むって嫌な気持ちなんだ。 「やめて」って言うときは、嫌な気持ちなんだ。 痛いのは嫌な気持ちなんだ。 勝手に触られるのは嫌な気持ちなんだ。 気持ち悪いのは、嫌な気持ちなんだ。 嫌いって嫌な気持ちなんだ。 「どうしてこんなことしたの?」 「お前が嫌だから。お前のこと嫌い。」 ああ、嫌なんだ。 人に嫌なことをしちゃいけない。 じゃあ嫌われてはいけない。 嫌われたらどうしよう。 嫌な気持ちにさせたらどうしよう。 僕は、嫌じゃない。だからやってもらっていい。 みんな、私が嫌なことしないのに、なんで私は人に嫌なことをしちゃうんだろう。 ある日、私は東京に引っ越した。 自己紹介も、真面目にやったんだけど。というか私的な真面目だけど。 「死ね」 自分に言っているんだと思った。 でも、違った。 雑談をしている男の子と女の子が「死ね」って言い合ってた。 理解できなかった。「死ぬ」のはみんな嫌なこと。みんな悲しいこと。 死んでほしいくらい、嫌なんだ。でも、嫌なことはしてはいけない。 でも、でも… みんな笑っている。なんでか知らないけど笑ってる。楽しそうに。 嫌なのに、無理して笑っているんだ。そうなんだ。 「死ねって言ってはいけません」 嫌な気持ちは伝えられない。嫌だってわからなくて嫌なことをやっちゃってる。 いじめは良くないって思ってた。助けなきゃって。 だから「そんなの言っちゃいけないんだよ」って言ったけど。 「は?」って言っていた。 そしたら私が嫌なんだって思って。 でも、みんな優しくする。 どうして?無理しなくていいのに。 冗談という言葉を、私は知らなかった。 いつしか、私のことを嫌いな人が増えてきて。 でも、どうしたらいいかわからなかった。どうしたら、みんな私のことを嫌いにならなくなるのか。 「声大きいのうざい」 うざいって嫌ってこと。じゃあ小さい声で話そう。 「自慢話ばっかりで嫌」 自慢ってなに?聞いても答えてくれなかった。 「嘘つくな」 って、いやだから言われた。親に聞いて、それから自分のことを話すのを控えた。 でも、どうしても完全に止められない。 そんな自分が嫌になって、悪い=嫌なことをした人はバツを受けるんだって知って。 それで、体育館にいかずにこっそり教室に残って。 頭を壁にぶつけた。 「カッターやハサミは切れやすいので気を付けてください」 って言われてたから。壁ならいいって思ったけど。 先生達がすぐにきて、「やめて」って言った。 でも、辞める理由がなかった。 先生が脇を抱え上げたから、今度は自分で自分の頭を殴った。 人を殴っちゃいけないのは知ってたけど、自分を殴っちゃいけないって言われてないから。 嫌じゃないから、殴った。 でも、先生は「頭が悪くなるから頭を殴っちゃだめだよ」って言った。 それこそふさわしいバツなんじゃないかって思ったから続けた。 あるときは、なんで嫌われているのかわからなかった。 優しくすれば嫌じゃないって言われていたのに、嫌われたから。 もう、どうしようもなくなった。 急に体が熱くなって。 体温はかってけど、平熱だった。 でも、同仕様もないぐらい熱い。 いくらか時間がたったあと、収まった。 それからも、何回も体が熱くなった。 どうしようもないぐらいに。 そのたびに保健室に行った。そしたら、少しだけ校長先生と仲良くなった気がして。 また、熱くなった。 どっかでは、わかっていた。 この熱さは、他の人が嫌なことをしていたら起こるもの。 自分に向けられていなくても、ね。 自分のことをわかってくれる友達が欲しかった。 そしたら、できた。いつも僕のことを心配してくれて。 でも、でも、嫌だけどやっているのかもしれない。 人には優しくしなきゃいけないから。そしたら、また、そんな自分を嫌になった。 もう一人、いつも一緒にいれる友だちができた。 そしたら、少し軽くなった。自分とは正反対だけど、すごかった。 なにかわかると思ったけど、話せない。なぜか話せない。 別々だったら、違かったかもしれないけど。 今でも、熱い。 今でも、嫌われたくない。 いじめだって、認められない。
誰の過去でしょうね??? 私は、いつもこんなプライドで動いています。 自殺を知ったときから、自殺も選択肢に取っといているんです。