誰も夢見ぬ間に花咲く 魅惑のアネモネの匂いに釣られて 性懲りも無く散る ああ 咲いた夜に嘆くアネモネのフリ 煙る暁の紳士に枯れ これは知る隙なんて ああ 万人も知らぬ歴史にまた 謎めくアネモネの霧に 枯れ木は揺らいで 思い、馳せるままに ああ それはキミが生まれた月に 咲くアネモネの花びらは 永遠に語り継がれる 酩酊歌 遥か彼方さえも見えなくなる闇の中 彷徨い疲れ 涙 淡々と感情もなく 消え去る過去の災い 誰も思い出す事も無く 人の記憶から消される未来 遠い数多の傷に薬を 癒える事のない睡眠薬 これが本当の現実か 遠くまだ咲くアネモネの 歌う声さえも スピーカーに反響して嘆く ああ これも一種の運命 望遠鏡の中に聞こえる キミの笑い声が昔のまま 黒い波が攫う大地 ドミノ倒しのガラクタの集大成 問う間も無く飲み込むわ ああ 小鳥が囀る世の中に 咲くアネモネの花粉が 人を見破るまま それがキミの産声と共に咲く花 アネモネの歴史が 本のシミについた ああ