【注意】 話が変な展開を絶対に迎えます。 また、お題をくれた方の想像通りにはなりません。 「〇〇風味の話」と言っても私は遠子先輩じゃないので物語を食べれないませんから話の内容が風味通りじゃなくても文句言わないでください。 初夏。初めて祖母の家にやってきた。 最近まで入院していた祖母が退院し家に戻ってきたらしくこれまであったことのなかった祖母に顔を合わせることとなった。 私の家から車で約二時間ほどの少し田舎といえる場所に建っている祖母の家は少し古風で立派な家だった。近くに海があるらしく波の音や海のにおいが感じられる。 親がインターホンを押すと少し高い明るい声が聞こえた。祖母が玄関を開けに来る。初めての対面だ。 「いらっしゃい~あら、あなたが風音(かざね)ちゃん?初めまして、あなたの祖母です。」 祖母は優しく微笑むとしわの刻まれた手で私の頭を優しくなでた。先程までの緊張がほぐれ、嬉しさにはにかむ。 「ささ、お昼ご飯にしましょう。」 そういい祖母についていくと居間に通された。廊下と部屋が格子戸で区切られている。 「そうだわ風音ちゃん。お昼を食べたら海へ行くのはどうかしら?まだ入れはしないけれど少しは涼しいかもしれないわ。」 祖母が嬉しそうに話す。祖母は海が好きなのだろうか。 昼食を食べ終わると私は早速出かける準備を整えた。祖母が言っていた海へと行くのだ。最近は初夏だというのにとても暑いため麦わら帽子に水筒を持ち玄関の戸を開け海へと歩いていく。 海は自分が思っていたよりも明るく日差しを照り返していた。ここから梅雨になり荒れ、7月頃から水の色が濃くなるらしい。 海には入れないため波打ち際を一人で歩く。様々な色の小さない貝殻が波打ち際を飾り立てている。白くて先がひらひらしているような貝殻など定番ではあるがかわいらしい。 と、そこで砂浜にきらきらと小さく瞬く星のようなものを見つけた。しゃがみ込み見つめてみるとそれはガラスのようで光を反射していた。 翌日 昨日見たガラスは祖母によるとシーグラスというものらしい。今日はガラス瓶を持って行って中にガラスを詰めることにした。 手をケガしないように比較的大きなガラスを選びガラス瓶に詰めていく。一時間程度たち中々にガラス瓶がガラスで埋まった。光に透かすとまるで水面のように光を放ち小さな海がガラス瓶の中に出来上がった。 そのガラス瓶は今でも机の上に。
今回のお題 「ガラス」「貝殻」「格子戸」 風味 「涼やかなかき氷風味」