「あぁ、僕はどうしよもないくらい弱虫なんだな…」 僕は目の前の状況を見てため息をつく。 僕はいっつもそうだ。前を向くことを恐れてる。 学校では「いじめは良くない」って言うけど僕のクラスではいっつもいじめが起こっていた。 止めればいい、そう思ってもそれを止めれば次は自分の番だということはわかりきっている。 「あぁ、なんで僕はいつもこうなんだ…」 曇った空を見上げながらそんな言葉と一緒にため息が何度も出てしまう。 助けたい、守りたい、そう思っても怖くて動けない。 そんな情けない自分がたまらなく嫌いだった。 漫画や小説の主人公は助けに行くかもしれないけど現実は違う。 みんな自分が大切で、自分が助かるためなら他人を切り捨てる。 そして僕も例外じゃなかった。 友人を見捨ててしまった。 いじめられ、心が崩壊してしまった友人に、僕は何もできなかった。 そんな友人に、僕は合わす顔がなくなっていた。 そんな僕にできることは「ごめんね…何もできなくて…ごめんね…」っと心の中で謝罪することだけだった。 そして数日、僕の何かが切れた。 きっと僕を引き留めていた糸が切れたんだ。 そして僕は胸にナイフを突き立てて 「ごめんね…今…君の所に行くよ…そして…」 「一緒に悪いやつを潰してやろう」 そういうと僕はその場に力なく倒れ、その場には血の池が作られた。
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