もしこの雨が上がっても忘れずに歩いてくよ 最初のひとしずくに顔上げた今日の僕を 透明な傘で作るひとり分だけの世界 (遮って隠れた) そっと逃げ込んでいた ビニール越しの空から こぼれ落ちる音響いて (弾けた合図) 滲む心へと溶けた 泣きじゃくっているこの空といこう (アスファルト染めていく溢れ出したスコール) 通り過ぎる時を待つだけじゃなくて 僕は見つめていたいんだよ 無色でもそこにあるもの この雨が上がってく時なにもなかったように 消えてく傘花みたいに心は上手に折り畳めないから 過ぎ去ってしまう瞬間を僕はあつめたいよ ああ ひとしずくを とめどなく傘にすべり落ちる 雫が揺れて描いてく(模様) 風に震えては ぐずついてる僕みたいなくすんでる今日を映した 迷い続けるこの空といこう (曖味に透ける色眺めていたい) ただよう雲だって1秒先なんて わからないままいくんだろう 不安で鈍く霞んでく明日も もしこの雨が上がっても忘れたくないから たった今を書きとめておきたいんだこの手じゃ届かない あの空から点線の糸でつなぐように届いたひとしずく いまこの雨が上がってく 最後のひと粒が小さく光って僕を映した まだ道は乾かないだろう 潤んだ風を吸い込んだ 僕は連れていこうああひとしずくを