「わーキレイ!」 一時間かけて着いた町は小さかったけど、色とりどりの建物が多くてさびしさなし! 「誰か泊めてくれないかな…」 一晩過ごす場所を探し、私は歩き出した。 〜〜〜〜〜〜〜〜 数時間歩いたが、見知らぬ女子を招き入れるような物好きはいなかった…。 「どーすんのこの状況」 もうとっぷり日のしずんだ空は答えない。まあ私は物語の主人公のようなカリスマ性はないからしょーがない。 目の前にある小さい家が残った唯一の希望…! こん、こん そうするとドアが開き、推定十四才くらいで魔法使いの格好をしている男の子が顔を覗かせた。 「こんにちは、あなたは?」 「あっ私は普美!十七才!キミは?」 「ボクはソルベ。12です。」 うへぁぇえ思ったよりも年下ぁ…じゃなくって! 「え?ソルベって、宝石のソルベ?」 「ああ…あの宝石の瓶を受け取ったのは貴女だったのですか?」 「うん…なんで?」 「いや…実はボク…弟子を探してまして…素質のある人の元に瓶を飛ばしたんです。まさか対象が年上になるとは…」 いやいや君の場合年下になる方がめずらしいだろ。 「って…弟子?キミ弟子が欲しいの?何故?」 「ちょっとそれは色々ありまして…立ち話も何ですし、中に入りましょう」 「あっうん!」 この子すごくていねいだなぁ、見ず知らずの年上を家に入れるとか。あ、お茶出してくれた。やさし〜。 「んで、なんでキミ弟子欲しいの?」 「実は…ボク、常に狙われてるんです。」 「Oh…唐突やな、なんで狙われてるん?」 「あの宝石、作れるのはボクだけですから…」 「へぇ〜つまり唯一の技術者な感じ?」 「いえ…宝石自体を作れる人は他にも…それこそワンサカいるんです。問題は…あの香り…宝石をけずることであの香りを作り出せるのが、ボクだけ。」 「…でもさ、香りだけなら香をたけばいいじゃん、狙われる理由にはならないよ?」 「そう簡単には行かないんです。あの香りには、邪悪・有毒浄化作用があるんです。」 ジャアクユードクジョーカサヨーッテナニ? 「ジャアクユードクジョーカサヨートハ、イッタイナンデショーカ?」 「あああ…すいません!端的に言うと、悪いモノを消す効果です!」 「なるほど。」 「すいません…?」 「いやいや、そんなに謝らなくても…つまり、弟子を取ることで、その技術を継承し、『唯一』としての価値を消すと同時に、自分がタヒんだ時の保険をかける、と」 「そ、そんなに非人道的な…?」 「やろ」 「?」 「頼まれたし、おもろそうだし、榛原普美、いっちょ本気出しますわ!」 「あ、ありがとうございます!」 ピロピロリン♪ 普美は ソルベ に 弟子入り した! 「え〜と、泊まり込みですか?」 「まあそうなるよね〜私自分の家ないし」 「わかりました、ゲストルームを掃除してくるのでここで少々お待ちください!」 タッタッタ… いや〜どこまでもていねいな子だなぁ、あの子が師匠になるのか〜年下の師匠…としっ…とっ…うん。まあいいか。 「掃除が終わりました!こちらへどうぞ!」 〜二階にて〜 わ〜思ったより広い!ここが私の部屋か〜。いいかも! 「キレイ〜」 「ありがとうございます!」 グゥ〜〜〜〜〜〜〜〜 あっ…そういえばお昼に買ったおにぎり以降何も食べてない…しかも結構歩いたし… 「お腹空いているのですか?ご飯を用意しますね!」 「ん、ありがと」 スタスタ ん゛〜〜〜〜〜〜〜いい子〜〜〜〜〜〜〜〜すっごいいい子〜〜〜〜〜〜〜〜こんないい子な十二才いる?いないよこの子以外!ん…いい匂い…はあ…?お腹空いた… 〜十分後〜 「ご飯が出来ました!」 「ついに!!!」 「こちらへどうぞ!」 わ〜ほかほかご飯にさつまいものおみそ汁、焼きサケにお野菜盛り合わせ!美味しそう〜 「「いただきます(!)」」 パクパク 「おいひ〜〜〜〜〜〜〜〜」 「お口に合ったようで何よりです!」 「んん〜天才〜」 「いえいえ!」 〜数分後〜 「僕はこれで失礼します!ちょっとした作業が残っていまして…」 「ん、いいよ〜」 〜夕食後〜 さすがにお皿は洗った。じゃないと申し訳なさすぎる。 「お〜い、ええと、ソルベく〜ん、どこにいるの〜?」 「!はい!ここです!」 ソルベ君の部屋私の隣なんだ〜。なんか嬉しいなぁ。 「お風呂入りたいんだけど…」 「わかりました!浴室はこちらです!」 家の奥にある浴室に案内された。あれ?これって… 「替えの!服が!ない!!!」 「そこは僕がなんとかします!気にしないでください!」 いや気にするわ!!! … …… ……… …お風呂入るか(思考放棄) ざぶーん ふぁ…いい湯…あったか〜 〜お風呂後〜 服どうしよう服どうしよう服どうしよう とりあえずさっき着てたやつ着るか… ちらっ あれ?なんか置いてあるぞ…メモ? 『服がないことに気付いたので、手近にあった布で簡易的なワンピースを縫ってみました!大きめに作ったので、サイズが合わなければ裾上げしますね! From Sorbet』 わあ、本当に用意周到な子だなぁ。って!これ「簡易的」じゃないじゃん!ガッツリそでとかあるし…まあいいや、着るか。 ゴソゴソ… ワンピースは長そでで、足首まである丈が長めのものだった。色は濃紺、なんだか魔女っぽくて面白いな〜。 「上がったよ〜」 「はい!ドレスの丈はどうでしたか?」 「ちょうどいいよ〜」 「よかったです!じゃあ僕も入ってきます!あ、その前に!」 ん?何が始まるんだろう…あ、壁に立てかけてある杖とった。 「【蜿、縺ョ豕峨?螳郁ュキ逾槭h縲?謌代↓豎昴?蜉帙r荳弱∴繧医??縺薙?蠕ョ縺九↑繧区ーエ豬√r縲?蟾ィ螟ァ縺ェ貊昴↓螟峨∴縺溘∪ 縺】ウォータードーム!」 ザッパァァァ わぎゃっ!今のは?!?! 「窓の外を見てください!」 あれ、外がうまく見えない? 「これは…?」 「僕が張った結界です!水が滝の如くものすごい勢いで落ちていますから、並の敵は入れません!」 いやいや並みの敵どころか誰も入れないよ。 「では!普美さんは歯を磨いて先に寝ちゃってください、疲れたと思うので!歯ブラシはお風呂場の少し手前のドアを開けたら右側にあります!」 「りょ〜会社員〜」 テテテ… 魔法使いの見た目して杖持ってるから相当すごい子だと思ってたけどやっぱりすごい!そろそろ歯磨こう。 スタスタ ええと、ここかな?一番お風呂場に近いドアはここだから… ガチャッ 左側にシンク、右側の浮いてるコップの中に歯ブラシが二つ!浮いてるコッp…浮いt…う… 「えええええええええ?!」 なんでコップが浮いてるん?!いや魔法か?!なるほど!(自問自答) 「どうしましたか〜?」 あ、ソルベ君だ。 「なんでもないよ〜!君の歯ブラシってどっち〜?」 「ならよかったです〜!僕のは青い方です〜!」 「おっけ〜」 さてと、気を取り直して! シャカシャカシャカシャカ… ん、歯ブラシの部屋の向かい側にもう一つ部屋が…ドアが黒いものでできてる!なんだろ〜明日聞いてみよ! 「おやすみなさ〜い」 Zzz…
普美「前回の???ソルベだったんだ」 ソルベ「正解です!」 普美「っていうか次回いつでるの?」 ソルベ「それは作者の気分とハートと星のつき具合によりますね!」 普美「おk」