現状 医療給付・介護給付の増大で、 2020 年代半ば以降、プライマ リーバランスの赤字は拡大し、 政府債務残高は家計金融資産 残高を超える恐れ。社会保障 制度自体の存続も困難。 改革シナリオ 年金や医療等の給付抑制 を行う。成長戦略も打ち出 す。併せて、2030 年代初 頭には消費税率を20%に し、その後、消費税率は 25%まで引き上げる。 超改革シナリオ 年金の所得代替率を40%ま で引き下げ、医療費の窓口 負担割合を全年齢3割にす る。リスクは民間の年金保 険や医療保険で対処するな ど、民間の活用を考える。
行政に残された課題とは? 本人の意思を尊重するだけで うまくいくのか? 医療にかかるコストは 「見える化」されているか? 各自の負担額に 差を付けられないか? どこまでが公的に 保障する医療か? 今後、認知症の高齢者が増える中で、 そもそも本人の意思が本当にそうか 疑わしい場面が増える。 オランダでは、尊厳死や自殺幇助の 合法化など、社会から苦痛なく退出 する自由が与えられている。終末期 医療について、国としての基準を示 す必要はないか。 YES ?NO 80 歳を超えると、1人当たり医療費 が年間 100 万円になる。本人や家 族が、費用を知らないまま終末期医 療の継続を望んでいる場合もある。 医療コストは可視化されているか? 医療はまるでタダであるかのように 思っている国民や医師の意識は変 わるか。 今後、予防医療がメインになってくる。 例えば、たばこを吸う人や、健康診 断を受けていない人が病気になった 場合、自己負担額に差を付けるなど できないか。 仮に国が財政破綻すれば、公的な 医療保険が保証する最低限の医療 と、自費で選択するプラスαの治療 で選ぶ時代が来るかもしれない。 今のうちから、どこまでが公的に保 障する医療で、どこからが追加の治 療なのか考えておかなくてよいか。