「あの日の楽しかった日々にも、もう誰もいない」
優愛くんです!!!!! 彼の過去はかなり重たいと思ってます。 優愛 ――――― 僕の目に十の形の光る紋章が浮かぶ。 僕はこれのせいで苦しんできた。 ・数年前・ 「優愛!?その目...【神の奇跡】よ!!」 「嘘だろ!?まさか、優愛...お前が神に選ばれるなんて...!!!」 5歳くらいのときかな。 僕の目に【神の奇跡】とよばれる紋章が浮かび上がった。 それはとてもキラキラしてて、田舎のみんなには眩しかったんだとおもう。 みんなに崇め奉られて嬉しかった。 その日の夜に何が起こるかわからないまま、無邪気に。 ・その日の夜・ 僕はベットでうとうとと夢に入るところだった。 ドアを倒す音が聞こえる。 悲鳴の声が遅れてやってくる。 僕はその音に飛び起きた。 「...な、なに...?」 すると、僕の部屋のドアもドンドンと蹴られて、僕は咄嗟にベットの下に潜り込む。 乱れる息を抑え込んで、暴れるように早くなった心臓を収まるように願いながら手で抑える。 ドアが倒れる音がして、数人の男が入ってくる。 「なんだァ、ここにはいねぇじゃん」 「とっくに逃げちまったかぁ?」 まだバレていない。 あと数分耐えれば... 「いや、居る。」 ベットに来る足音が聞こえて、僕の鼓動が早まる。 「見ィつけた」 ベットの下に潜り込んでいるところを、見つかってしまった。 僕は慌ててベットの下から出て走る。 リビングに出ると、そこには僕の両親が倒れていた。 でも、僕の部屋に入ってきた奴らの方が怖くて、逃げるのに必死だったので、声をかけることができなかった。 「ハァ、ハァ、ハァ...っ」 真夜中の森に入る。 真っ暗でほとんど何も見えないけど、いつもここで友達と遊んでいたから地理は大丈夫だ。 ...大丈夫なはずだった。 「...もどって、る...?」 何度も何度も何度も何度も何度も同じ道を繰り返している。 「もう鬼ごっこは終わりにしようぜ。【神の奇跡】持ち。」 ...いやだ。 いやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだ 「いやだ!!!!!!!!」 その時、僕の【神の奇跡】から溢れんばかりの光が出てきた。 すると、僕の立っている所から、光が周りに流れるように出ていく。 追ってきた奴らに光が纏わりつく。 「がああああああああああああああああああああああああああああ!?」 纏わりついた光は、奴らの脳内に入り込むように侵食してくる。 悪人のときの記憶が長ければ長いほど、侵食の時間は長い。 「ッッ...これが...【神の奇跡】の力...!!!」 そう言った一人以外は全員倒れてしまった。 一人はそう呟いて、光に侵食されて苦しいはずなのに平然と立っている。 「やはり、欲しい...いつか、何としてでも...」 男がなにかブツブツ呟いているが、聞こえない。 「またいつか会うだろう。じゃあな。」 そう言われて、男はワープホールのようなものを出現させ、中に入ってしまう。 「...」 僕は何も守れなかった。 ...これからどうしよう。 「あの、大丈夫ですか」 そんな時に、一人の謎の少女に声をかけられた。