斧斬琉太(おのぎりりゅうた) ⚠︎この小説には、過度な表現が含まれています。 _____________________________________ 俺って...いつから道、踏み外したんだろうな。 俺はとある貴族の息子だ。まあ貴族っつっても周りからはそこそこ優しい人間達と見られているらしい。父はぶっきらぼうな性格ではあったが、どこか暖かさを感じていて、この充実した生活に、俺は満足していた。 俺も将来は父の後を継ぐために、人に優しく接している....つもりではある。だが、ある日その優しさが、俺の人生に、大きな悲劇の歯車を動かすことになる。 小6の、卒業間近の時、部活の後輩が俺が生けた花を割ってしまった。俺は園芸部で副部長をしていて、周りの手本になると思って、一生懸命生けた花だった。 後輩は慌てていて、俺に謝ろうとはしていたが、怖かったのか、下をうつむいていた。 こういう時、俺は怒りっぽくてすぐに怒鳴ってしまうんだが、それがいけないことだってわかっているから、最近は怒鳴るのは控えている。今回もかなりイライラしたが、人間は一つや二つ過ちを犯す。今回は許そうと思い、優しく声をかけた。 「...おい、どうしたんだ?...花瓶と花が散らばっているが..もしかして、君が割ってしまったのか?」 するとその後輩は、もっと怯えた顔をして、逃げてしまった。 ____何か俺は悪いことを言ってしまったのだろうか。かなり優しく言ったつもりだったが...周りからはぶっきらぼうに聞こえたのか? その後、その後輩は教師つきで謝りに来た。 ___しかし、なぜ、俺が怒られなくてはいけないんだ。その後輩は早口で、下を向き、「花瓶割ってごめんなさい」しか言ってくれなかった。俺は、相手の目を見ずに謝るのは、敬意がなっていないと思っている。だから、 「...花瓶を割った以外に悪いことはなかったのか??」と、聞いたら、その子は泣きわめき、教師は怒り、「謝ったんだからいいだろうが。お前は先輩なんだぞ。先輩ならもっと優しくしろ。」教師はその言葉を2回繰り返した。 そんな繰り返さなくたって理解できるんだよ。俺は喋れねぇ赤ん坊扱いかよ?頭はヒートアップし、 「俺が大切にして生けた花はもう返ってこないんだ。そのことさえ謝ってくれれば俺は許すのに!!そんなんじゃいつまでたっても弱虫泣き虫の,,,,,弱者のままだぞ?!」 学校の廊下だったためかなり響いた___ 父がたまに呟く言葉が咄嗟に出てしまった。父も俺にそんな言葉をよく言っているから、この言葉は別に悪いと思っていなかった。___しかし、この言葉は絶大的な影響を彼、、後輩に与えてしまった。 その後、彼はその部活に来なくなり、俺は___この事件でこのあだ名がついた。 ____「花瓶の呪いさん」 なんだよ。それ。ふざけてるのか。 俺は怒りが抑えきれなかった。 それ以来、怒りやすい性格に戻り、卒業式の日に、体育館の席の隣のやつを殴ってしまった。だが、そいつは何も言わずに、俺の顔をまじまじと見つめ、「もう少しの辛抱だ」と、言い出した。 もっと殴りたくなった。俺のことを分かりきったように言いやがって。 だが、卒業式は瞬きをする間に終わり、すぐに家に帰った。 その後のことは、あまり覚えていない。 家では家族と喧嘩をし、夜中に公園にたむろい、空き缶やプラスチックの袋を捨て、「ポイ捨て」と呼ばれている行為を繰り返した。 警察から厳重注意が来た。 父からめちゃくちゃ叱られた。 俺はお前をそんなふうに育てた覚えはない。 クソが。 まあ、中1でやり直せばいい__今だけ、少しだけ、ストレスを、解消させよう____
中1では、伊達メガネをかけるようにした。真面っ子に見えるだろうから。そして、勉強に励み、成績はオール5だった。 父からも褒められた。 「よくやったな」って。 ああ、勉強に熱中するのもいいものだ。そう思った。 部活では、剣道部に入った。スポーツもやっぱ悪くねぇな。ストレス解消になる。剣道部では、全国大会で準優勝という快挙を取り上げた。 周りからはチヤホヤされた。少しいい気分だ。 ____ここからだった。俺の悲劇の歯車が動き出したのは。 先輩たちは俺に嫉妬をし、嫌がらせをし始めた。 机にはちょっとした落書きや、靴箱には砂が大量に入っていたり、だんだんと嫌がらせはエスカレートしていった。 でも、俺は優しいからな。毎回毎回センコーにはチクらないでやった。 ..だが、中学2年の初め、俺の先輩は中3になってた。その時、先輩は俺を屋上に呼び出し、隠していた鉄バットで、俺をぶん殴ろうとした。 俺はすかさず避けたが、相手は複数人いて、すぐに取り押さえられた。 あいつらは気持ち悪い笑い方をし、俺の見下した。 ...まずい、手足の自由を奪われた,,, ドゴッ。......一発目 バギッ。......二発目 ガコッ。......三発目 ..クソ、もう手足が痺れて視界が曇ってきた...。 あっちはずっと笑いながらバットを振るう。 .....ふざけんじゃねぇよ。クソが。俺の青春をイジメ人生で台無しにすんな。 また、あの時の怒りが込み上げてきた。 そっからはもう無我夢中だ。先輩の腕を本気で噛み付き、その後腹に一発殴ってやった。 鉄バット持ってる奴にはそのバットを奪って剣道の時の扱いと同様、相手のこめかみあたりをぶん殴り、足でそいつの顔面をぶん殴った。 ..まあもちろん、あっちも反抗してくるわけだ。 俺に猛突進してくるやつ..ああ、さっき腹に一発殴ったやつか。もう一回やってやる..その後、頬に全力で殴った。 ...そのあと、あいつは気絶して屋上の際どいところで横たわった。 俺は逃げるように家へと帰って行き、そのあとはその先輩たちがどっかのセンコーに見つけられ、犯人探しへとなっていった。 ..でも、俺は頭がいい。あいつらに、「俺のことチクったらまた同じようなことをするぞ」そうおどせば、奴らは青い顔してうなずくんだよw あぁ、気持ちいい。 .....その後俺は家出し、斧を盗み、たくさんの犯罪を犯した。 ...ストレス発散にはちょうどいい。 ....今日もまた、俺は斧を振る。 END