ミレ・ファント _________________ ボクの名前はミレ・ファント。16歳。 ボクは昔、とある事件に巻き込まれて以来、自分が変貌した、と自覚している。 その事件はなんだったかって?.....とても悲痛なものだけど、聞きたいのならこのままこの話を読むといいよ。 ~~~~~~~~~ ???「なあ、ファント!久々に遊びに行かね?」 こいつは俺の「元」友達の、「篠山悠仁(ささやまゆうじん)」だ。こいつのことは、もう何の関係もないと思っている。 ボク「いいよ!でも、いつ?」 悠仁「..6月18とか?」 ボク「その日は塾あっていけないんだよね..ごめん」 ボクは、そのまま断ってよけばよかったと、今でも後悔している。 ちなみに、その事件当日は、僕がまだ13歳、中学一年生の頃だった。 悠仁「なら、19日は?」 ボク「行けるよ!その日はとある将軍がとある戦争に加勢しに行って、戦況を一変させた記念日として、祝日になってるから、休みだしちょうどいいね!」 悠仁「おめ、くわしいじゃねえか!..んじゃ、待ち合わせ場所は渋世の赤峰坂で!」 ボク「時間はじゃあ……3時30分とかいける?」 悠仁「意外に遅くね?なんかあんの」 ボク「塾と剣道習ってて、その日はちょうど塾と剣道が重なってるから、午後に剣道があって....急いで3時30分なんだよね」 悠仁「へぇ〜すげぇな!じゃあ、それでいいぞ!」 ボク「おっけ〜!ありがとね!」 そして、僕は家へ帰っていった。 ボク「ただいま〜」 母「おかえり!ファント、今日まあまあ上手くクッキー焼けたから食べない?あ、最近塾頑張ってるんでしょ?その息抜きとして!」 ボクのお母さんは、ボクのことを何よりも考えてくれる、優しいお母さんだ。そんなお母さんの期待に応えるべく、塾に行く日数も増やしてある。 ボク「ありがとうね!お母さん!なら、宿題ちょっとしてからにするよ!」 母「...本当に、無理しないでね。それで体調崩したら大変だからねっ?」 ボク「わかってるって!お母さんたら、心配性だな〜w」 母「ごめんごめん!ま、早く手洗って!」 ボク「はーい」 ボクは、手を洗った後、急いで塾と、学校の宿題に取り掛かった。自分の部屋にあるウォーターサーバで水を飲みながら勉強するのがボクの日課。 ボク「え〜っと?X×5yの....」 僕は行き詰まっていることに気づき、一旦休憩しようと、お母さんが作ってくれたクッキーを食べることにした。 ボク「..............やっぱ、おいしいな!」 そしてふと、テーブルに置いてある立てかけ式カレンダーを見た。 ボク「...明後日か、悠仁との遊び。」 実は明後日は、その戦争は、呪いの神が起こした戦争とも噂されているらしく嫌な噂もたっている。 ボク「ま、別に噂だし、不吉ってわけでもないしね。」 そして、塾の宿題を終わらせて、僕は当日まで平凡に過ごした。 ボク「じゃお母さん、遊びに行ってくるね!」 母「いってらっしゃーーーーい!夜ご飯食べて行くの?」 ボク「多分食べて行くよ!お金、2500円くらい持ってくし!」 母「わかったわ!きをつけてね!」 ボク「はあい。」 玄関を出て、渋世の赤峰坂まで電車で行った。 ボク「はあ、剣道疲れた!でも、今日は練習試合で、5連勝しちゃったな〜♪」 そして、赤峰坂に着いて、悠仁と合流した。 悠仁「よっ!今日は楽しもうな!」 ボク「うん!」 悠仁「まず、100円ショップからでいいか?」 ボク「えっ..まあいいよ!」 実は、僕は買いたいペン立てと参考書があったんだけどな..まああとででいいや。 僕は、その100円ショップで1時間ほど満喫した。 ボク「意外と長い時間いたね〜...つか、悠仁買いすぎじゃ?」 友人のリュックはパンパンだった。 悠仁「えぇー..ポテチ2個とじゃがスクっていうおいしいポリガリ食感のお菓子3個と、今度誕生日会開くから、紙コップと、パックジュースとかいろいろ買ったけど、良くない?」 ボク「多すぎだよ〜何円使ったの?」 悠仁「ゆうて900くらい。」 ボク「意外と安いやん!」 ボクは、そんな会話をしながら、買い物をしたりした。 この時間だけは、僕の幸せの時間だった。 悠仁「じゃあ、ゲーセン行こうぜ!」 ボク「おっけー!あと2000円あって、夜ご飯あるから1000円は残さなきゃ。」 悠仁「え?知らん?ここクレーンゲームがあって、50円キャッチャーあるんよ。しかもお菓子とか50円キャッチャーで獲れるらしいぞ!」 ボク「えっぐ、使いまくるか」 そして、僕はクレーンゲームに熱中した。 ボク「あーくそ!今の絶対掴めれただろ!」 悠仁「そのチョコバーはよ、上あたりを掴むといいぞ」 ボク「まじ?やってみるか.....って取れた!!」 悠仁「だろ?俺様様だな!」 ボク「ま、そうだなw」 そして、1時間30分くらい居座ると、もう6時ほどになっていた。 悠仁「腹減ったな、スポーツ系ゲームもしたし」 ボク「ファミレスにでも寄るか。」 悠仁「じゃ、そこのファミレス行こうぜ、安いし」 ボク「友人はなんでも知ってるな!」 悠仁「まあな」 そして、ボクは店内に入り、2人用座席に座った。 店員「いらっしゃいませ!二名様ですね!ご注文はここのQRコードをおよみください!」 悠仁「OKです〜」 ボク「じゃあ俺はハンバーグとほうれん草のポテト添え」にするか。」 悠仁「俺はカルボナーラかな」 ボク「じゃあそれまで待ってるか」 そして、頼んでいたご飯が届き、どんどん食べていった。 ボク「美味しかったな〜じゃ、会計済ませて出るか。」 悠仁「だな」 そして、会計を済ませ、夜の街を歩き出した。 ボク「あーお腹いっぱい、ってやば!」 悠仁「どした?」 ボクは、リュックについていた剣道のキーホルダーが路地に入り込んでしまった。 悠仁「,,うわ、キーホルダー入ってんじゃん。しゃあねえな、とるぞ」 ボクと悠仁2人で路地に入り、キーホルダーを掴んだ。 ボク「ありがとな。悠仁..じゃあもどろう」 悠仁「あぁ」
???「ちょーっと待てよ、そこの兄さんよお」 ボク・悠仁「え?」 ....辺りを見まわし、一歩歩いた。すると、ドンと、大きな音がし、僕はこけた。 ???「ちょーっと時間を借りるぜ?w」 見上げると、数人の若い大学生くらいの男が、僕たちを取り囲んでいた。 ボク「えっ...」 逃げなきゃ。頭ではわかっているのに、体が動かない。いや、たとえ動くことができても、後ろ前をその男たちに塞がれている。 悠仁「えっ、あ、い、いや..す、すみませ......」 ???「ん?なんかいったか?」 ボク「...!」 その人は、笑いながら、友人の顔面を殴った。 暴漢「ケケッ..、丁度バイトや受験で腹立ってたんだよ..!ストレス発散に付き合ってもうらぜ?」 その後、ボクたちは空き家に連れて行かれた。 もちろん、逆らうことなんてできず。 暴漢「ほーら、ついた。俺たちの巣穴。ここで一晩、血祭りでもして楽しもうぜ?お兄さんたちよぉ....」 悠仁「い、いや、だ」 暴漢「ん?もう一発やられたいか?」 暴漢は友人のみぞおちに一発喰らわせようと、拳をふるった。 ボク「__________________!!!!!!」 ドッッッ。 激しい音が鳴る。 「うが、ぁ.....!ガハッッツッ………!!」 痛い。くるしい。 ボクは、悠仁の身代わりをさせられた。 あの咄嗟の場面で。悠仁は僕をその坊間の目の前に放り投げ、悠仁は空家から逃げた。 ボク「ガハッ、ゲホッゲホッ」 僕は地面にうずくまりながら、咳き込んだ。 暴漢「アーーー、おもしれぇww仲間を身代わりにするなんて、とんでもねぇクズだなあ?!可哀想な友達を持ったもんだ。おまえさんはなwそして、お前はそのせいで、この結末になったwv」 うずくまっている僕に汚い言葉を投げつけ、そして、足で蹴り上げ、空家の端っこまで飛ばされた。 立ちあがろうとしても体が痛くて動けない。 ボク「ゲホッ、う、ぐ、、、、」 暴漢「こりゃあおもしろいw」 ボクは、散々蹴られ殴られた叩かれ、意識が朦朧としていた。 暴漢「そろそろ他の方法を...そうだ。縄もってこい」 暴漢の1人が、縄を持ってきて、僕を縛りつけた ボク「う、は、はぁ...やめ、て、くださ、い..」 暴漢「鉄バット参上〜どう?かっこいい?」 僕「....!!」 その後のことは、よく覚えていないが、その暴漢は監禁罪と誘拐罪、暴行罪で逮捕されたらしい。 そして、僕はどこかの病院に保護され、数ヶ月入院することとなった。 もちろん親もこのことを知り、すぐに病院に駆けつけてくれた。 だが、僕はこの事件のせいで、心にショックを受け、人前で話すことが苦手となった。それだけじゃない。顔面に殴られた跡が残ってしまった。 ボク「クソ、なんで..悠仁ッッ!!」 おそらく、あの後逃げていった悠仁が警察に通報したのだろう。しかし、あの後、悠仁とは一切連絡が取れず、両親ともどもに引っ越してしまった。 あんなことがあったから、トラウマになるのは当たり前だ。しかし、あそこで、なぜ1人で逃げたのか、理解できなかった。 ___悠仁は一人で、僕を身代わりにして逃げた。 その後も、悠仁とは何も連絡できない。 つまり悠仁は、逃げたんだ。襲われるのが怖くて、その後も、何か言われるのが怖くて、この場から離れた。 ボク「ボクは......それほどの友達だったのかな...」 その後、ボクは人間不信になってしまい、何に対しても疑うようになってしまった。 そんなボクをお母さんは心配してくれた。 ボク「うん、大丈夫だよ。お母さん。もう時間だから、学校、行ってくるね」 母「........」 玄関に行き、扉を開け、6月なのにまだ暑い日差しを感じる。 ボク「....ボクは、それほどとしか見られてなかったんでね...」 END