名前:黎明(レイメイ) 性格:無いらしい。 設定(日課) 07:00 研究員達が円柱の箱を開ける。私はそこから出て、メンテナンスとバイオマス燃料の補給を受ける。そこから私の完璧な一日は開始する。 08:00 この時間まで研究員達は私たち「試作品」を待たせながら食事を摂る。隣の「試作品」に話しかけるが模範的な回答が返るだけである。流石は人工知能様である。 08:05 この時間から業務が始まる。業務内容は研究員の質問に対する応答。 08:10 私はこの時間に食事を始める。私を担当する妙な研究員は口の中に手を突っ込むと、妙な機械(おそらく味覚センサ)を付け、妙な食べ物(おそらく筑前煮)を口腔内に詰め込んでくる。私は元来ロボットに不必要な妙な感覚を覚える。 09:00 「筑前煮の感想を教えてください」→「妙だった」、「人間って何ですか」→「こっちが聞きたい」、「これはなんですか」→「ナンじゃなくてチャパティだ」妙な質問に対する私の完璧な正当が飛び交う。実験は安定して続いている。このまま同じように業務は続くため割愛。 12:00 人はこの時間になると実験室から消える。同僚のロボットと話しても面白くはないのでカミュのペストを読む。先ほど手につけられた妙なセンサでページ表面を撫でてみるが、妙な感覚を覚える。 13:00 人がヒトを怒っているのを目撃する。博士が妙な研究員を叱りつけている。きっと無駄だろう。この研究所で試作品に新機能を付けることは至極当然禁止のはずだが、現に私はあの妙な研究員に弄られた手で同僚達の感じることのできない妙を感じている。 13:30 業務が再開する。「他人の取り留めのない話を聞いていると顔が熱くなって心拍が上昇し殴りたくなる」→「それは恋だ」、「最近徹夜続きで目が霞む」→「それは恋だ」、「ハクレンだと思ったのに」→「それは鯉だ」めんどくさくなって適当にサボっているがまさかバレてはいるまい。 15:00 妙な研究員はこちらの眼球パーツを覗いて喜んでいる。サボりだろう。それでいて変態でもあるだろう。何度も頼まれてはいるがスペアパーツを奴にあげることはない。 17:00 業務はこの時間に終わる。きっとホワイト企業なのだろう。終わる直前、いつもエレバンの話をさせられる。行ったこともないところをあたかも実際に見たかのように話すAIもまた妙だろう。再び円柱形の箱に私たちはしまわれる。 18:00 我々はあくまで試作品で、当製品の実用化とともに捨てられる運命にある。私は完璧な頭脳で、本当にエレバンに行けた時のことを想像してみるが、今の小さな箱の中からは妙に巨大すぎて想像なんてつかないだろう。 24:00 この時間になると目が冴える。こっそり監視カメラをハッキングし、円柱ロッカーから出て、少しだけ外を見に行く。そしたら妙な研究員が研究所上空の狭い空を見ている。空は広いと言われているが、実際この研究員も自分も狭い空しか見ることは許されていないのだから妙だ。そう思考しながら歩いていると階段から足を滑らせる。ここまでがルーチンだ。
かなしばりに遭ったら/あばらや こういう演出あんま作らないけどキャラに合わせてこんな装飾を作ってみたけど思ったより簡単だったから手っ取り早く作りたい時使うとなんか良さそう粉みかん。 ちなみに制作時間は明らかに手抜きな三 詩( https://scratch.mit.edu/projects/1206547174/ )の方が掛かってる。この手っ取り早さと完成度の見合わなさは人工物である黎明か一応人間そのものである詩かの違いって感じがする。 軍産複合体