昔から、私は笑顔が素敵な子だと言われ続けてきた。 だけど、私は自分の笑顔が好きになれなかった。 一対一で鏡で見てみると、いつも顔に歪みがある。 目は笑ってないように見えるし、 口はいかにも嘘っぽく曲がってるし、 ポーズを決めた手は若干震えている。 いくら可愛い恰好をしても、 いくら他人に好かれても、 私自身は私を好きになることができないの。 私が身にまとっている”可愛いもの”だけが、 私が好きなものなの。 服だけが目立って、私自身は目立たない。 何処にでもいる中学生なの。 私は凡人として過ごしたい。 自分に好意なんて持ちたくない。 なのに、周りがそれを許してくれないの。 どうすればいいの? ねぇ。 どうすればよかったの?
少女は、好意が持てない自分を、偽ることに決めた。 可愛いで全部埋め尽くして、本当の気持ちを覆いつくそうと。 それは正解なのかは、誰も教えてくれない。 メズマライザー https://scratch.mit.edu/projects/1010011903