目の前で最愛が切り取られる。 次に親愛が潰される。 次、綺麗であった日々が赤に染まる。 最後に脳が壊された。 俺が…何をしたっていうんだ。たった一つの出来事で人生は終わる。俺は何度同じような人生を歩むんだ…そうして俺の意識は暗闇に沈む。 「っ!」 次の瞬間、目が覚めた。 また、あの時の夢か…そう思いながら洗面台に向かう。俺は人生を何度も何度も過ごしている。これまでの人生はどれもクソだった。 例えば最初の人生だと手品師だったりした。紙飛行機を操り、炎や草、生き物までも出したりして一世を風靡したり、事件を解決したりしたこともあった。だが、ある日に通り間に会い、死んだ。その時はまだやりたいことも多く、道半ばで死んでしまった。 その次は裏社会の人間だった。ある正義の味方を気取ったヤクザのようなものだった。途中で右目にバツ印の傷を受けたりした。病弱な従姉妹が居たりもしてそいつのために手話を学んだりした。 その人生は若とその従姉妹を守った結果死んだ。明らかにウチよりも大きな組織に目をつけられ、二人をダシに脅迫をしてきやがった。若の方は大丈夫だったが従姉妹はだめだった。眼の前で首を折られた。その時は従姉妹を思い、動いていたのでその後生きる気力がわかなかった。そいつらに何度も殴られ、蹴られ、最終的に首を切られて死んだ。その後、相手組織がどうなったかはわからない。だが、この人生も道半ば死んだのは明白であった。 他にもまだまだあったな…だが、今はやめよう。これ以上話すと俺が俺でいられなくなる気がする。そう思っていたらチャイムが鳴った。なんだろうか?今日俺は何かを頼んだ記憶はないのだが…そうして家のドアを開けた。 「どうもこんにちは、手品師であり、若頭補佐であったりしたーーさん」
即興で思いついた設定のものです。読みづらいというようなものは知りません。元々、見せるために作ったものではないので。(まあ、そんな事言われるほど見られないと思いますが)それだけです。それでは 一応言うと小ネタあります。