<沼田 蓮牙目線> 『おい』 「なんだ」 『どこに行くつもりだ』 「決まってるだろ、隠れるんだよ」 『殺しに行かないのか』 「するわけないだろ!」 …なんなんだこの赤髪…さっきから喋りかけて来て…!! 『…そうだ』 「!!?」 ソイツが急に俺の額に手を差し伸べる。 「やめろ!」 振り払おうとするが触れない。 そのままソイツの手が俺の額に触れる。 「あづっ!!?、いったぁ!!!」 『騒ぐな』 なんだこれ…クソ痛い…!! 『お前の能力を一部封じた』 「はあ!?」 『これで生き延びてみろ』 「なにやってくれてんだ!」 なんだこれ…分からない…。 俺は能力を使って走り出す。 遅い…思ったより。 そういうことか…? 『…あそことか良さそうだ、隠れたらどうだ』 「言われなくても!」 俺は廃ビルの窓から侵入する。 ここは暗いし…見つからなさそうだな。 「…お前、名前、なんなんだよ」 『名前?』 「名前だよ名前!」 『…』 『宇深、劉爾』 <凛坐空 雹目線> ぼろぼろの体でビルの屋上にたどり着いた。 頭がまだクラクラする。 ボーっとしながら下の都市を見据える。 「痛そうですね」 「ああ…あ?」 慣れた声で一瞬分からなかった。 俺は咄嗟に振り返る。 そこには、少し割れた仮面を被った、アイツがいた。 「笑えもしない」 「…テメェ」 俺の後ろで喋っていたのは、 ディール・オリバー、その人だった。 「お前…」 「戦うつもりで来たんじゃないですよ、少し暇だったのでね」 「今ここでその顔をへこませてやろうか」 「できるならいいですねえ」 割れた部分から見える右目は、光を殺して笑ってる。 「…もういいんだ」 「何がですか」 「本当は、苦しくて仕方がないんだろう」 「そんなわけないでしょう」 「お前の目を、仕草を、見れば分かる」 「?」 「光がない、お前の黒く濁った目が心に残るんだよ、その笑顔も、全部乾いた笑みにしか見えない、お前はずっと、辛いんだよ、気づいていなくても」 「…」 ディールが、右目を閉じてから、開く。 「やっぱお前は、嫌いだなぁ」 ディールは黒い白目に血に染まった黒目、そして血涙を流しながら、禍々しく俺を見据える。 「まあでも、話せて良かった気もする」 「…」 「ありがとうな…心置きなく、次お前を殺せるよ」 「……いつでも、かかってこい」 そしてディールは透けるように姿を消した。 ______なあ、ディール。 俺は、お前を助けたいよ。 <小滝 仙目線> 「~~!!」 皆…死んでる。 おい、おい、どういうことだ。 なんで…ッこんな…!! 「さて、次はお前だ、念仏でも唱えて待ってろよ」 「…『最速』!!」 「?」 アイツより速く動けば逃げれる!! 俺はそして走り出した。 ドゴン!! 「があっ!!?」 「!?、思ったより速いな、だが、自分の速度を抑えきれてない…未熟者だな」 俺の能力は…その場において誰よりも速くなれる。 欠点は…相手がどれだけ速いか分からない、だから、速すぎて自分でも反応できなくなる可能性があること!! それを引いてしまった…!! 「自爆かぁ、じゃ、死んでもらおう」 嫌だ…嫌だ…死にたくない…!! 「おらぁ!!」 「!!?」 「はっはぁ!、いいねえ、歯応えあるやついなくてつまらなかったんだよぉ!」 なんだこの金髪…。 待て、こいつは!! [説明 獅子田 奏] (裏社会で名を馳せる「雷の金獅子」と呼ばれる男。 無能力だが、"Q"の上層部下位の歴戦の能力者を二人倒したという戦績を持つ。 あくまで推測だが、このデスゲームのプレイヤーの中においても、 "鬼"並みの戦闘力の持ち主) 「…お前」 「?、俺を知ってんのか?うれしいねえ!」 この混乱に乗じる!! 俺は何とか障害物のない方向に『最速』を使って全力で走り出す。 …!! 見たことないとこか…。 雪が積もってる…自然豊かなのか…。 まずい…なんだか、眠…く。 俺は、疲れと傷のあまり気絶して、その場に倒れ込んでしまった。 <赤羅死 夜魔目線> ふう…。 無理矢理筋肉で止血した。 これでまだ動ける。 しかし激戦区まで来てしまった…。 …嫌な雰囲気がするな。 その瞬間、辺りの空が黒く染まる。 どうなっている…?、見たことないぞこんな天変地異。 そこで私は、とんでもない事態を目撃する。 <???目線> 「さて、始めるか」 "天変地異"を。 <終わり>
今後の展開にご期待あれ 登場人物 ・沼田 蓮牙 @agoend21様 ・沼田 蓮牙の中の復活者 ・凛坐空 雹 @NATUKITI0623様 ・闘 壊竜(ディール・オリバー) @samewaniudon様 ・小滝 仙 様 ・煙管の鬼 ・獅子田 奏 ・赤羅死 夜魔 ・???