無駄な内容は省かれています 第八章 神格実体は神ではない ここで神格実体が何なのかおさらいしましょう 神格実体とは、人の願い、思い、思念、呪い、感情、知覚、信仰などから発生する存在であり、それらを知覚する存在が多い。もしくはそれらに対する依存性が高ければ高いほど、それらの性質や能力、上位性は上昇します。 では本題に移りましょう。 それらの性質から、神格実体を消去する手段は複数考案されており、そのほとんどは神格の中枢概念となる精神を人類から消去するという内容でした。 そして、これらは真の神という存在の性質とは全く反するものであり、すなわち神格実体は神ではないと言えます。 また、自身を神と呼ぶ神格ではない超常的で上位の存在も神とは言えません。それが基本的な怪異と一線を隠す力を持っていたとしてもです。 本当の神とは何か? それは真のすべての創造主であり、それが単一なのか複数なのかはわかりません。 いや、それらに単一や複数などという概念はありません。 それらは色彩を持たず、それらは質や量を持たず、それらは形を持たず、それらは概念を持たず、それらは定義されず、それらは万物の根源たる二元に縛られず、我々がそれらとして知覚しようとしているものは、それらではなく、我々はそれらを理解できません。 我々は多くの怪異を定義してきたが、神を定義しようとした試みはありませんでした。 いや、試みは多くされていました。だが残ったものは、白紙でした。 それは焼かれたように何もなく、元からそれらは存在しなかったかのような綺麗な白紙でした。