VH-IV-500-HM BIGBEN 第4世代重力下高機動型OA 動力源 NEKリアクター 主なパイロット ジャンク屋の皆さん ならず者の皆さん 大工の皆さん 傭兵の皆さん つまり不特定多数 500型のなれ果て。 テストを終え、1000型が正式に量産され始めたことで、不要になった500型の多くはスクラップになり、2機が民間に払い下げられた。 本機はそのうち、二号機に当たる。 1000型のパーツで一部修理されているが、修理が追いつかず、ところどころ装甲が剥き出しになっている。 よく行使された上半身は特にそれが激しい。 しかし、ここまでボロボロになっていってもフレームの調子は絶好調であり、原型機の堅牢さを証明している。 多少の劣化は見られるものの、機動性、防御力は健在で、フレームはもちろん胸部や頭部はほぼ完璧な状態で残っている。あとで説明する回避能力も健在で、乗り手は選ぶものの、扱いこなせる人間からの評価は総じて高い。 本機は3機のプロトタイプの中で、推進機器の試験機であり、完成した1000型よりもはるかに優れた機動力を持っていた。本機にはその機動性を最大限活かすため、パイロットの神経と接続する機能と自動回避機能が搭載され、理論上は回避と操作性を両立していた。 また、正式に採用された一号機とはフレームの素材を一部変更されており、非常に頑丈なフレームを持っていた。装甲よりもフレームの方が頑丈と言われている。 しかし本機の自動回避と神経接続機能はパイロットに自分の肉体が強化されていると錯覚させ、パイロットは自ら、自分の肉体の限界を超える機動を行ってしまい、 テストパイロットが回避のたびに脳震盪で気絶してしまうという問題を抱えていた。結局この機能は1000型からはオミットされた。 劣化はしているが高い機動力はこの状態になっても維持されている。しかし、ジャンクパーツを使い、あまりに粗末な技術力で改修された本機は機体バランスが非常に独特なものに仕上がっており。慣れないと転けるし慣れると他の機体に乗れないとまで言われている。 武装 大型ビームソード 1000型のものと同型、払い下げられた後に取り付けられたもので、装甲直接溶接されており、取り外せない。 ミサイルランチャー 1000型の物と同型 す P138 150mmアサルトライフル 九月社製のアサルトライフル SMAW-110 フレア チャフ 閃光弾
ビックベンという愛称は多くの主人の間と転々しているうちについたもの。ボロボロになりながらも和多くの傭兵や大工、ならず者達から長い間信頼され、愛されてきたという証拠でもある。 ビックベンを含めた3機はそれぞれ異なる結末を辿っている。 一号機、正式採用型に最も近い機種であり、本機は1000型完成後はビームブレードをはじめ、武装類のテストベットとして使用されたあと、民間に払い下げられた。 三号機、本機は重装甲高出力タイプとして、かつてのバイザーヘッドチューンやヘルムと同じコンセプトで開発された。しかし本機は同系統の機種についているもはや呪いのような欠陥を抱えていた。搭載された拡大設計型のNEKリアクターは非常に不安定でだった。試験中リアクターの制御装置が停止し、リアクターの冷却ができず、爆発寸前の状態になった。同じ施設で試験を行っていた二号機(後のビックベン)によりパイロットが救出された。 二号機、ビックベン本機は上の説明通り、高機動型として設計されていた。欠陥はあったもののそこそこ優秀な回避システムをデチューンして物を既に完成している1000型に移植するためにデータを取っていた。 その日、同じ施設では三号機の試験が行われていた。 エンジンは別で作り直すとして、フレームそのものが高出力と重装甲に耐えられるかという試験だった。 午前3時ごろ、基地中に警報が鳴り響いた。 三号機のシステムが故障しリアクターの制御が困難になっているということだった。 すぐさま作業員がエンジン整備に向かうも5分後に一人、10分後には二人が倒れた。リアクターが制御できず、放射能が漏れていたのである。リアクターはさらに熱を持ち、あと10分で臨界する、そんな状況を打開すべく招集されたのが二号機である。 やることは単純、二号機からコックピットを取り外し。 融合炉が爆発する前に破壊してしまうことである。 しかし、その時の二号機はコックピットが密閉されていなかった。それでも二号機は無事に三号機パイロットを救助し、リアクターを破壊した。 しかし、防護服はあったとはいえ放射能をもろに浴びた三号機パイロットは7日後に命を落とした。 二号機はその後、放射能除去作業を終えたあと、しばらく一号機と同様に武装の試験で使用され、最後は民間に払い下げられた。 数々のオーナーを転々とし、その中にはかつて彼女と共に三号機パイロットを救った、二号機パイロットの娘の姿もあった。