歴史保護部門により管理されたファイルです 閲覧可能レベル3 怪異No.7248 【警戒レベル3】 特別収容プロトコル 怪異No.7248-1は実験に使用される場合を除き、すべて破壊されなければならず、架空異変研究室に関係していない生命体が7248-1に七日以上触れ続けた場合、それらが7248-2に吸収されるより早く終了されなければなりません 説明 怪異No.7248は、あらゆる知的生命体の内部に潜在的に存在する、この現実より下位に位置する物語空間です 怪異No.7248はあらゆる創作活動から発生すると考えられ、その発生形式は様々です 発生した機器や文書は、怪異No.7248-1と分類されます 怪異No.7248-1と接触した知的生命体は思考内の最深部に位置していた怪異No.7248が活性化し、思考機能の一部に局所的な改変が発生します 改変の影響を受けてから7日から14日ほどで、その生命体は怪異No.7248-1に記載される物語空間である怪異No.7248-2の世界に移転します ただし、効果の発生がかいしされる7日目より早く記憶処理を完了させるか、7248-1を破壊した場合は、転送現象などの異常性は消失します 移転された生命は怪異No.7248-2の物語軸の影響で24時間以内に消失します 以下のファイルは閲覧可能レベル5に設定されています 補遺 怪異No.7248-2内での探索記録 ⬛︎⬛︎⬛︎大尉「…司令本部 聞こえるか?」 センターAI「こちら司令本部センターAI 聞こえています あなたの生存を喜びます」 ⬛︎⬛︎⬛︎大尉「いや、俺はわかる 俺の命が持つのはあと僅かだ」 センターAI「了解しました あなたの生死記録を死亡に変更し、あなたの遺族には事故死と伝えます」 ⬛︎⬛︎⬛︎大尉「OK、探索を続ける」 ガサゴソという雑音が15分ほど鳴り響く ⬛︎⬛︎⬛︎大尉「ああ、畜生 もう時間も場所もわからねえ… 何年経った?体感だと18年は経った…」 センターAI「15分です」 ⬛︎⬛︎⬛︎大尉「は?いや… そのつまり… ここは下位物語… すなわち2次元のはずなのに、次元構築的には無限に等しい次元が積み上がっているということか」 センターAI「無限に等しいと考えたのは、なぜですか?あなたの発言内容的に、4次元でもなんら違和感はありません」 ⬛︎⬛︎⬛︎大尉「…直感だ とりあえず先に進む」 5時間ほど無音の時間が続く ⬛︎⬛︎⬛︎大尉「…どれくらい経った」 センターAI「5時間です」 ⬛︎⬛︎⬛︎大尉「もう足は溶け出している それに、ここには… 血と… 体液 あぁ… 溶けて死んだ多くの犠牲者の跡だ」 センターAI「気になる物はありますか?」 ⬛︎⬛︎⬛︎大尉「いや、特に………っ!?」 センターAI「どうしましたか?」 ⬛︎⬛︎⬛︎大尉「…ここに来て初めて見た こんな人工物は 扉だ 研究室で使われている標準的な収容ユニット用のものと酷似している…」 センターAI「あなたのアクセスカードキーのレベルを6に引き上げました 侵入してください」 ⬛︎⬛︎⬛︎大尉「…ここは… 7248-1保管ユニットと非常に酷似しているが… これは…!?」 センターAI「どうしました?」 ⬛︎⬛︎⬛︎大尉「見え…る」 センターAI「何が見えたのですか?」 ⬛︎⬛︎⬛︎大尉「パソコンの中に… あんた達が」 多量の液体がこぼれ落ちるような音がする ー通信終了ー 通信終了から25分後、平均的なアメリカ人男性に近しい重量の液体が7248-1収容ユニット内に出現しました これらの現象は、19⬛︎⬛︎年ごろから定期的に発生し続けている液状物出現現象と非常に酷似しています アクセスコード fa486782g-JJ