《基礎情報》 全長: 8.45m 全幅: 2.98m 全高: 2.56m 重量: 23.5t 乗員数: 2名+12名 《兵装》 主武装: 12.7mm重機関銃M2 x1 20式7.62mm機関銃 x1 《機動力》 速度: 100 km/h 出力重量比 24.8ps/t
調達数: 10000両 調達費: 2億4000万円 本車両は、16式機動戦闘車を基礎として開発された装輪装甲車であり、16式機動戦闘車との部品の共通化を進め、主要部品の約7割を共通化することにより、部品の調達及び整備に係る負担の軽減並びに整備性の向上を図っている。これにより、既存の装備品との共通性を活用しつつ、部隊における運用及び後方支援の効率化に寄与するものとされている。 防護性能については、詳細な仕様は明らかにされていないものの、高度な防護能力を有するとされている。特に、爆発物に対する防護性能を重視しており、10kgのTNT爆薬による爆発に耐える能力を有するとされているほか、地雷及びIED等に対する防護能力を備えているとされている。また、20mm機関砲以上又はこれと同程度の脅威による直撃に対しても耐えることが可能とされており、戦場における乗員の生存性を確保するための防護措置が講じられている。 車体後部には兵員室を設けており、座席を向かい合わせに配置することにより、限られた車内空間を有効に活用するとともに、乗員及び搭乗員の居住性の向上を図っている。兵員室はパトリアAMVと比較して広い車内空間を確保しているとされており、部隊の輸送及び展開に際して必要となる人員及び装備品の搭載に配慮した設計となっている。 また、本車両は、装輪式車両としての機動性を活用し、道路上における迅速な移動のみならず、不整地、未舗装路等の走行にも対応する能力を有している。特に、不整地走行時においても高い走行速度及び登坂性能を確保するとともに、路面からの振動及び衝撃を抑制し、乗員の乗り心地にも配慮した設計とされている。これにより、様々な地形及び路面状況の下において、部隊の機動及び継続的な運用を可能とすることを目指している。 以上のように、本車両は、16式機動戦闘車との部品共通化による整備性の向上を図りつつ、高い防護性能、兵員輸送能力及び機動性能を備えることで、戦闘地域における部隊の機動及び輸送を支援することを目的とした装備品である。特に、防護性能と機動性能を両立させるとともに、兵員室の容積及び居住性を確保することにより、乗員及び搭乗員の生存性並びに部隊運用上の柔軟性を高めるものとなっている。