リミックス禁止、自作発言禁止 第8話「氷壁のブリュナ」 雪明の街に戻り、勇者ケイは太陽の勾玉をかかげた。 勾玉は光を強め、周りに温かい波動を出している。 凍り付いた噴水が音を立てて溶け始め、 氷の中で止まっていた水が再び空へと吹き上がる。 夢「見てっ!氷が!」 周囲の家々を包んでいた氷も、パキンパキンッと音を立てて割れ、街に温かさが戻ってくる。 だがその時.... 街の奥の氷の城の壁がひときわ大きな音を立てて砕け散った。 吹き荒れる冷気の中から、長い水色の髪をなびかせた1人の女が現れる。 「私の美しい氷の庭で、何をしているのかしら....」 その女は空に浮かびゆっくりと向かってくる。 「誰かと思ったら...勇者たちじゃない...」 顔に笑みを浮かべながら、彼女はゆっくりと勇者たちの前に舞い降りた。 「おや?見慣れない顔がいるねぇ...新入りかしら?」 ケイ「お前には関係ないだろ!街を元に戻せ!」 彼女は薄く笑うと、氷の槍を軽く振った。 「でも、その新入り....だいぶ弱そうね....」 その瞬間、冷気が街全体を襲う。 その場にいたネオは悲鳴を上げる間もなく、氷に閉ざされてしまった。 ケイ「お前!よくも仲間を...!」 「そんなに焦らなくて大丈夫よ。殺してはいないわ...ただ、少し眠ってもらってるだけ。」 氷のかけらが舞い散る中、彼女は優雅な仕草で槍を構え、その瞳に冷たい輝きを宿す。 「私は暗黒七人衆の一人、氷壁のブリュナ。どうやらあなたたちはアルカディアを倒したようね....」 ブリュナは唇に指を当て、楽しそうに笑う。 ブリュナ「まぁ...あいつは暑苦しかったし。いなくなって正直うれしいわ....」 夢「こいつ...仲間に対してなんてことを...!」 ブリュナ「ふふ、仲間?そんなもの興味はないわ。 この氷の世界には私だけでいいのよ。」 周りの空気中に氷の結晶が咲き始める。 ブリュナ「勇者たちよ...かかってらっしゃい...!私の美しい氷の庭の雪像にして飾ってあげるわ!」 その声が響いた瞬間、空が音を立てて凍り始める。 まるで天そのものが凍っていくように、町全体を覆うような巨大な氷の波が空から降り注ぐ。 屋根も、木々も、道も、すべてを包み込みながら、 一瞬にして白銀の世界へと変化していった。 噴水は凍り、氷の柱が突き出す。 周りの家は氷壁と一体化し、街は氷の迷宮となった。 ケイ「ちっ...街ごと戦場にする気か!」 夢「なんて強い魔力だ...!」 とびねこ「気を付けて!まるでこちらの動きが読まれているかのように、動くたび足元が凍っていく!」 ブリュナは空中を滑るように舞い、氷の結晶が散る中、まるで女王のように微笑んだ。 ブリュナ「ここが私の氷の庭...この街全てが私の手の中にあるの...」 その手をかかげると、空気が凍り、吹雪が吹き荒れ、視界が真っ白に染まる。 ケイ「来るぞ!みんな構えろ!」 ブリュナの笑い声が冷気に乗って街中に響く。 ブリュナ「ふふっ....壊せるものなら壊してみなさい!この氷の庭園を!」 ーーーーーーーーー第8話終わりーーーーーーーーー
感想欲しいよぉ〜コメントしてって〜 スタジオ https://scratch.mit.edu/studios/50912575/ 魔物辞典 「暗黒七人衆:氷壁のブリュナ」 魔王が魔法の宝石に闇を注ぎ込み、生み出した魔物の1人で、氷の宝石から生まれたブリュナ。 氷を自由に生み出し、操ることができる。 冷気をまとった槍は周りの水蒸気も凍らせ、空気中にとがった氷の結晶を生み出す。