リミックス禁止、自作発言禁止 第11話「灯明港(とうめいこう)」 潮風が頬をなでる。 雪明の地を抜け、冷たい氷の世界から解放された勇者たちは、青く光る海と白い帆船が並ぶ港町、灯明港にたどり着いた。 ケイ「風に乗って潮の匂いがくる...久しぶりだ...」 夢「俺は砂が靴に入るから苦手だな」 とびねこ「それくらい我慢しろよ...」 KK「広い貿易港だね、これなら情報も物資も揃うと思う」 ネオ「結構歩いて疲れました...」 ケイ「ちょっと休憩しつつ買い物するか」 港は活気にあふれ、人々の掛け声と波の音が混ざっている。 市場の奥、目立つ屋台の上に「武具販売・ねこみみ商会」と書かれている旗がひらめいていた。 ケイ「...ねこみみ商会?」 屋台の奥から、1人の女性が顔を出した。 それでも彼女は堂々と笑みを浮かべていた。 ねこみみ「いらっしゃいませ~あれ、勇者さん?」 ケイ「...バレたか」 ねこみみ「港町を歩きなれてない足取りだし、きっと遠くから来た旅人さんなのかにゃ?」 とびねこ「...にゃ?」 夢「化け猫か...?」 ねこみみ「ちょ、ちょっと!そういうことは小声で言ってよ!....まぁ否定はしませんにゃ」 夢「いや、思いっきり耳あるし...わかりやすいぞ?」 ケイたちは軽く笑い、陳列された道具や防具をながめる。 ケイ「いろいろあるなぁ...」 ねこみみ「そうなんですよ~なんたってこの街は貿易が盛んなんで、いろいろな品が入ってくるんですにゃ!」 夢「とりあえずMP切れのために魔法の聖水は買っておこう。強い魔法はMPの消費が多いし」 とびねこ「最近敵も強くて回復魔法の出番も多いし」 ケイ「そうだな。じゃあ買うか」 こうして少しの買い物をすませたケイたちは次の冒険を探しに調査を始めた。 ケイ「なにかあったか?」 夢「いや、結構ここらへんは平和だから何もない」 KK「いいことだけどね~」 そんなときとびねこが走ってやってきた とびねこ「大ニュース!」 ケイ「そんなに慌ててどうした」 とびねこ「船着き場の人たちに話を聞いたら、夜になると光る海がこの港町の奥の海にあるらしい!」 夢「面白そうだな!」 ネオ「いいですね~宝探しって感じで」 ケイ「じゃあ海に行くか!」 KK「おう!」 こうして勇者たちは宝を探しに海に出たのであった。 夜の海が静かに波打つ。 灯明港から数キロ離れた沖の海面の下で、青白く光る筋がゆらゆらと走っていた。 ケイ「これが光る海か...いろんな人が見に来ているようだな...」 夢「なんだ...?魔力の反応があるぞ...」 とびねこ「夢も気が付いた?なんか強い魔力だよね」 KK「お宝かな?」 ネオ「ロマンありますね!」 夢ととびねこは異様に強い魔力に違和感を感じていた。たとえその魔力が宝から発せられるものだとしても、強すぎるからだ。 夢「魔力もだんだん大きくなっている...というか...」 とびねこ「近づいてきてる...?」 夢「なぁケイ、いったん戻ろうぜ?」 ケイに呼びかけるが返事はない。 まるで光に心を奪われたように、その光だけを見ている。 そのとき、海の底から黒い影が現れるのが見えた。 夢「やばいっ!おい!ケイ目を覚ませ!」 夢は杖でケイの背中をたたく。 ケイ「いっ....な、なんだ?」 ネオ「なにか..いる!」 すると海の中から大きな水しぶきを立てて白いサメが水上に飛び出したのだ KK「な、なんだあれ!」 ネオ「資料で見たことがあります、あれはアイスジョー、寒冷地帯の深海にすむ魔物です!」 ケイ「魔物か!みんな戦闘態勢に!なるべく周りの人たちに被害が出ないように守りながら戦うぞ!」 アイスジョーは船の周囲を回りながら尾ひれで水流を起こす。 たちまち波は凍り、破片が飛んでくる。 夢「まずい..旅人に破片が!そこの旅人!しゃがんでろ!フレイムショット!」 炎の弾は氷の破片を溶かし、旅人を守る。 夢「よし!そして本体には...くらえ!サンダーアロー!」 夢の杖から放たれた光は矢のような形になり、アイスジョーの体を貫く。 アイスジョーは関電し、水上へ飛び上がった。 ケイ「いまだ!KKいくぞ!」 KK「おう!くらえ!回転斬り!」 ケイ「回転斬り!」 二発の回転斬りが命中したアイスジョーは咆哮を上げながら灰となって消えた。 KK「倒したみたいだな...!」 とびねこ「旅人さん大丈夫ですか?一応回復させますね。ヒールライト」 旅人「ありがとうございます!私は吟遊詩人(ぎんゆうしじん)で一人旅をしているむすびめと申します。助けていただきありがとうございました。」 夢「いいってことよ!」 むすびめ「お礼と言ってはなんですが、詩を一曲歌わせていただいてもいいですかね...」 ケイ「いいね~」 ネオ「聞きたいです!」 とびねこ「いいよ~」 KK「聞きたい!」 むすびめ「では、一曲歌わせていただきます。」 彼女の歌はとても美しかった。 少しの時間だったがまるで夢のように幻想的で 周りにいる旅人たちも皆聞いていた。 少しの休憩を過ごし、勇者たちは旅人たちに別れを告げ、光る海の謎を港町の人に伝えるため、町に帰るのであった。 ーーーーーーーーー第11話終わりーーーーーーーーー
感想欲しいよぉ〜コメントしてって〜 スタジオ キャラクター紹介 「ねこみみ」 種族は化け猫で、人間の姿になっている。 しかし、猫耳だけは隠すことができず、時々語尾も「~にゃ」になってしまう。 「むすびめ」 1人で旅をしながら詩を作る吟遊詩人。 戦いは得意ではなく、魔物に出会ったら基本的に逃げているらしい。 魔物辞典 「アイスジョー」 1000年も前から姿を変えず海底にすむ魔物。 冷気で波を凍らせるほどの氷を発生させることができる。巨大な体に似つかない俊敏な動きで海を泳ぐ。