リミックス禁止、自作発言禁止 第16話「雷鳴のサルヴァト」 白と黒の服に雷のような黄色い模様が走り、あたりの空気をビリビリと震わせる電気を帯びた。 「僕は暗黒七人衆の1人、雷鳴のサルヴァト。ずっと待ってたよ...勇者たち....」 神殿の壁に刻まれた紋様が、サルヴァトの出す電流に反応して淡く光りはじめる。 雷の音が、遠くではなく、目の前から響いていた。 サルヴァト「本当に勇者なの?見た目は普通だな」 軽口を叩きながらも、サルヴァトの目は獲物を射抜く獣のそれだった。 ケイ「普通で悪かったな」 ケイが剣を構える。 サルヴァトは笑みを深め、指先で軽く弾くように雷を走らせた。 バチッ。 一瞬で地面が焦げる。 熱風が頬をなで、ケイは反射的に跳び退いた。 サルヴァト「反応いいね。じゃあ、次はどうかな」 言葉の終わりと同時に、姿が掻き消えた。 稲妻の閃光。音よりも速く剣が迫る。 ケイは剣を振り上げ、火花を散らして受け止めた。 ギィンッ――!! 圧倒的な速さと衝撃。 腕が痺れる。 サルヴァトは目の前で、楽しそうに笑った。 「やっぱり勇者っていいね。反応が素直で面白い」 雷光が空間を走り、壁を抉る。 素早い動きで翻弄し、連撃を繰り出す。 夢が魔法を放つが、サルヴァトは雷のような速度でかわす。 サルヴァト「無駄だよ。速さには自信あるからさ!」 声が左右から響く。 どれが本物かわからない。 ケイ「……なら、こっちも見せてやるよ!」 足元の砂を蹴り上げ、目をくらました。 一瞬の隙を突いて、ケイは真横に跳び込み、反撃の一閃を叩き込んだ! 金属音と閃光。 サルヴァトはぎりぎりで受け止め、後方に飛ぶ。 頬に一筋の傷。そこから、微かに火花が散った。 サルヴァト「…あっぶな。いいじゃん、勇者」 彼は笑った。だがその笑みは先ほどよりも鋭い。 そのとき遺跡の外からゴロゴロと音が聞こえてきた。 次第に音は大きくなりザーザーと雨の音もしてくる。 サルヴァト「僕はつくづく運がいいなぁ...天候も味方してくれるなんてね!」 すると遺跡の天井に雷が落ちる。 神殿は天井や壁が砕け散り、雨が吹き込んでくる。 ケイ「まずいな...」 KK「天井が崩れた...だと...!」 自然の力を受けたサルヴァトはさらに強さを増した。 その体を走る雷光はもはや装飾ではなく、神殿の天井を照らす閃光そのものだ。 持つ片手剣は帯電し、振るたびにバチバチと激しい音を立てる。 彼の足元に走るひと筋の稲妻が、まるで生き物のように地を這った。 サルヴァト「魔法の雷よりも強い……自然の恐ろしさを見せてあげるよ!」 サルヴァトの剣が横薙ぎに振るわれる。 その瞬間、雷が発生し無数の爆発を起こした。 ケイ「くっ...!夢、なんとかできないか!」 夢「やってみる!アイスミスト!」 ケイの叫びに応じ、夢が杖を構える。 杖の先から放たれた冷気は爆発を包み込む。 しかし、自然の驚異は強すぎる。 一瞬凍った雷は爆発し、爆風をまき散らす。 夢「ダメだっ...この雷、魔力じゃ抑えられない!」 サルヴァトは楽しげに笑った。 サルヴァト「ほらね?今の僕の雷は、自然の怒りそのもの。人間の作った魔法じゃ自然の力を超えられない!」 再び振り下ろされた剣が、雷鳴と共に空を裂く。 KKはとっさに飛び出し、剣でその一撃を受け止めた。 衝撃が全身に響く。 剣と剣がぶつかるたび、稲妻のような火花が散って視界を白く染める。 とびねこ「みんな!がんばれ!スーパーヒール!」 緑色の優しい光があたりを照らし、ケイたちの体力が回復していく。 夢「自然の力なんか関係ねえ...」 KK「たとえお前がどんなに強くても...」 ケイ「俺たちは、お前に負けない!」 3人の気持ちは壮絶な敵を前にして一つになる。 そして想いがみんなの強さになった。 ーーーーーーーーー第16話終わりーーーーーーーーー
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