夜、あなたは不思議な気分で空を見上げる。 そこにはあなたを封じる人工でコンクリート、鉄、もしくは木製の空はなく、黒く濁り染まり切った自然のままの空が存在していた。 あなたは急いで足元を見ると、そこは空であり、あなたは空の中央に、まるでそこに何かがあるように立っていた。 あなたが右を向き、そして前を向くと、前には右が広がっていた。 気づくと、あなたの住まう牢獄から現れた多数の物品が、その姿をありのままの姿へと変えていく。 あなたはここでは時間や空間が意味をなさないことを本能的に理解し、ただその場に存在する流動に身を任せひたすらに待ち続けた。 体感時間にして368秒後、あなたの前に8の椅子が現れ、6つに人を模したナニカが腰掛け、あなたの反対側の椅子には、かろうじて人の体系を保っているナニカが座っており、それが手をかざすと、そこには分岐し続ける多数の世界が存在した。 観測による分岐をさらに上位から分岐させることで数的には無限すら凌駕するほどの数の膨大な空間が広がり続ける。 うっすらとだが、それが断層構造であることが理解でき、あなたが見つめる過去の、現在の、そして未来のあなたの姿と、それらを含む言語化可能なあらゆる概念や定義可能なあらゆる存在は透明な繭に包まれ、繭の外には黒い常闇が無限に広がり、その外にはさらに無限の虚空が存在し、それすらも巨大な手に覆われていた。 手は複数存在し、一つ一つがペンや紙を持っていた。 あなたは直感で、それがあなたの下にあり、あなたはそれらの手の上に存在すると実感する。 多大な空虚が流れゆく中、あなたは目の前に座る影を見つめ いや、陰でも陽でもなく、あなたや私たちの知りえるあらゆる単語で言語化不能なほど美しく奇怪なそれは、あなたを目の前にして口を開く。 「⬛︎⬛︎, as our newest ⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎, will ⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎ the god ⬛︎⬛︎ ⬛︎⬛︎⬛︎ on ⬛︎⬛︎⬛︎, or ⬛︎⬛︎⬛︎, who is ⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎ in the ⬛︎⬛︎ ⬛︎⬛︎⬛︎ you call ⬛︎⬛︎⬛︎.」 それらの言葉は不完全でありながら完全な言語であり、あなたはそれらを理解できず、なんとか「金星」という言葉だけを聞き取った。