リミックス禁止、自作発言禁止 第23話「闇の巨人オルデュス」 砕けた腕の断面からあふれ出した闇が、オルデュスの体を黒く浸食していく。 広がるヒビは脈打つように震え、地面に黒い闇が吸い込まれるように伸びていく。 ゴ...ォォォォ... 意思のない咆哮。 大地そのもののが震え、ついに形になって解き放たれた。 巨体が完全に闇に染まり、黒い外殻と本体の深いヒビ。 ケイ「来るぞ...!」 オルデュスが腕を振り下ろすと、ヒビから一斉に闇の触手が放たれた。 ギィィィンッ!!ギシャァァン!! 触手がぶつかり合うたび金属同士がぶつかり合うような甲高い音が鳴り響く。 KK「くっ....!」 剣で受け止めるが、触手一本一本が鋼の槍のように重く、素早い。 夢「なんとかしないと...!ファイアーショット!」 放たれた炎の弾が触手に当たるが、次の瞬間には新しい触手が飛来する。 ネオ「止まって!!アイスミスト!!」 冷気が広がり、触手の一部を凍らせて動きを鈍らせる。 そのわずかな隙を突き、ケイとKKが突っ込む。 ケイ「雷鳴回転斬り!」 雷をまとった回転斬りで触手をしびれさせ、動きを止める。 そこにKKが飛び込み、攻撃を加える。 KK「回転斬り!!」 左右に伸びる触手を一気に薙ぎ払う。 金属音が連続し、火花が散る。 KK「連続斬りッ!」 連撃の雨が触手の根元に叩き込まれる。 しかしオルデュスは無反応。 切っても切っても触手は再生し、さらに本数を増やす。 ケイとKKの前衛は何とかしのぐことができるが、夢とネオ、とびねこは魔法の隙を突かれないように動いているため苦しい戦いになっている。 とびねこ「頑張って!ヒールライト!」 光が広がり、全員の傷が癒える。 追加でもともとHPが少ないネオを回復する。 とびねこ「スーパーヒール!」 強烈な光がネオの全身を包む。 ネオ「た、助かった...」 その一瞬の回復がなければ回避が間に合わず、次の瞬間には触手が貫いていたところだった。 オルデュスの巨体がゆっくりと拳を地面に押し当てる。 次の瞬間、 ドォォン!! という音と共に、大地に黒が広がり、拳の周りの地面が腐るように崩れ落ちる。 夢「みんな逃げろ!」 夢たちは走り出す。 ネオ「...ッ!」 地割れは追尾するかのように広がる。 つまずきそうになりながらもケイは地面を踏み締め高く跳んだ。 ケイ「落雷斬り!」 チャクチと同時に雷を爆発させ、黒い地割れの勢いをねじ伏せる。 地割れは止まり、ギリギリ全員の生存を許した。 オルデュスの顔は闇に覆われ、目が見えなくなっている。 それでも巨人は動く。 まるで世界そのものを壊そうとしているかのように。 無数の触手が再び背中から立ち上がり、体の黒いヒビが光、全身から闇が吹き上がる。 オルデュス「ゴオオオオォォォォ....!」 ケイたちは闇の圧とオルデュスの咆哮に押されながらも、歯を食いしばり構え直す。 仲間たちの息が荒れ、足場はもうほとんど残っていない。 触手の雨は止まらず、空も地面も、前後左右さえわからないほど黒い触手が乱れ狂う。 まるで嵐。 まともに食らえば砕かれ、油断すれば背後から突き刺される。 ケイは雷豪の力で斬り払うが、切ってもすぐに新たな触手が襲ってくる。 夢のファイアーショットが触手を焼いても、闇はすぐに再形成されてしまう。 しかし、ネオのアイスミストに触れた触手だけ、わずかに動きが止まった。 ほんの一瞬の静止だが、この絶望的な状況では大きな差だった。 ネオ「やっぱり…触手は一瞬凍る!凍らせられたら、突破できるかもしれない!」 夢「わかったぜ!アイスミスト!!」 冷気が広がり、再び触手の一部が凍りかける。 そのとき、夢の視界に武器を構えるKKが映った。 夢「KK!動くなよ?!アイスミスト付与!」 冷気の粒子がKKの剣にまとわりつき、刃が白く凍り付く。 氷の結晶のような模様が刀身に走り、青い白い光が揺らめいた。 夢「凍らせて斬るんだ!」 KK「なるほどな!まとめて斬ってやるぜ!」 闇の触手が一斉にKKへ飛んでくる。 KKは一瞬で判断し、正確なタイミングで回転斬りを放つ。 凍り付いた刃がしなるように触手を切り裂き、振れた触手が瞬時に凍結。 バキィィンッ! 触手の群れが、粉雪のように砕け散った。 ネオ「やった...!凍らせれば斬れるんだ!」 ケイ「これで突破口が開ける!」 夢「KK、まだいけるか?!」 KK「当たり前だ!」 夢は再び冷気を巻き起こし、KKは氷の刃を構えて低く姿勢を落とす。 夢&KK「くらいやがれ!ブリザードスラッシュ!」 氷の剣が一直線に触手の群れを両断。 そしてオルデュスの体にも大きな傷を刻んだ。 オルデュスの核を覆う闇が一瞬だけ白く凍りひびが走る。 KK「いけた...!夢、今のきいてるぞ!」 夢「あぁ...!でも、まだだ!」 ヒビは入った、しかし砕けはしない。 夢「もう一度行くぜ...!」 KKと夢はまた体勢を立て直し、構えた。 しかしその瞬間、オルデュスの体から闇が爆ぜた。 理性を完全に失った巨体が吠え、周りに闇のガレキと岩石を無差別にまき散らす。 ケイ「くっそ...!まだあんなに力があるのか...!」 ネオ「攻撃パターンが読めない...!」 そんな中、とびねこは仲間を守るため、必死に回復を続けていた。 とびねこ「ヒールライト!スーパーヒ.....っ!?」 しかし限界は突然訪れる。 とびねこ「魔法が...魔力...切..れ...?」 夢「とびねこ!魔法瓶を使え!早く!」 とびねこは震える手で魔法瓶を取り出そうとする。 だが...その一瞬の隙を、暴走したオルデュスは見逃さなかった。 闇のガレキが真横から飛び出し、とびねこの体を大きく吹き飛ばした。 とびねこ「う…っ!!」 地面に叩きつけられる音が響き、砂煙が舞った。 ケイ「とびねこっ!!!」 砂煙は晴れたが、とびねこは伏せたまま動かない。 ネオ「うそ...一撃で...」 夢「くそっ...!」 ケイは歯を噛みしめ、剣を強く握りしめた。 ケイ「いい加減にしろよ...オルデュス!!」 仲間の支えが失われ、戦場には張り詰めた空気だけが残った。 ーーーーーーーーー第23話終わりーーーーーーーー
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