リミックス禁止、自作発言禁止 第27話「彼らの目的」 アーベルとガルドに案内され、ケイたちは裏路地のさらに奥、薄暗い通路を進んだ。 街の声が遠ざかり、静かな空気が流れている。 そして一つの古い木製の扉の前でアーベルが立ち止まった。 アーベル「ここだ。僕たちの基地...古代遺跡調査隊 <アークウェイ>の拠点だよ」 ギィ...と扉が開く。 中は酒場を改装したような空間だった。 壁一面には古代語の写し書きや地図が貼られ、中央のランプには青白い光が揺れている。 ガルド「おーい、テバ!帰ったぞ!」 その声に、部屋の奥でソファに座っていた青年が顔を上げた。 右手にはダガー。刃を丁寧に磨いている。 テバ「…おかえり。客か?」 アーベルが一歩前に出て、誇らしげに言う。 アーベル「そう!こいつらは勇者たちだ。今回の古代遺跡探索を手伝ってくれる!」 テバはケイたちを一人ずつ観察するように視線を走らせた。 テバ「勇者一行か…なるほど、探索が少し面白くなりそうだ」 アーベル「さぁ、紹介も済んだところで本題に入ろう。とりあえず座ってくれ」 全員が席につき、アーベルはテーブルの上に一枚の地図を広げた。 アーベル「これが、エルダスト南部にある《古代遺跡アルグレア》だ」 ケイ「アルグレア…」 アーベル「千年ほど前の王族が造ったと言われているけど、詳しい記録はほとんど残っていない」 テバ「俺も色んな冒険者の記録を見てきたけど、この遺跡についての情報は驚くほど少ないんだ」 ガルド「最深部まで到達したやつはいねぇ。だから助けが必要ってわけだ」 KK「確かに…三人だけじゃ厳しそうだな」 アーベルは真っ直ぐケイを見つめた。 アーベル「だから、君の力が必要なんだ。勇者」 ケイ「…でもどうして俺なんだ?この街には、もっと腕の立つやつもいるだろ」 夢「土地勘のある連中のほうが向いてるんじゃねぇか?」 ガルドは少し表情を曇らせた。 「それがな…最深部へ行く通路には“封印”があるんだ」 とびねこ「封印…?」 アーベルは棚から古びた本を取り出した。 表紙は擦り切れ、ページの端は破れている。 アーベル「この本は古代魔法について書かれた資料だ。そこに、アルグレアの封印についての記述があった」 夢「古代の魔法…」 アーベル「その封印は、強大な闇魔法か、女神の力でしか解除できないらしい」 テバ「今の時代、古代級の闇魔法を使えば即魔法省の人間に捕まる。仮に使えたとしても、最大火力なんて使用者の命が持たない」 KK「…だから女神に選ばれた勇者、ケイの力が必要なのか」 ガルド「頼む…力を貸してくれ」 しばしの沈黙。 ケイは仲間たちの顔を見渡し、静かにうなずいた。 ケイ「わかった。その遺跡、俺が行く」 アーベル「……本当か!?」 ケイ「ああ、女神から託された役目なら、避けて通れない」 ガルド「よっしゃあ!!」 しかし、アーベルはすぐに真剣な顔に戻った。 アーベル「ただし、一つ問題がある」 夢「問題?」 アーベル「この国の規則だ。アルグレアは国の重要な遺跡だから、遺跡に入れるのは、最大四人まで」 空気が一瞬、固まった。 ネオ「じゃあ…」 アーベル「ケイと、僕たち三人。それ以外の仲間は、ここで待ってもらうことになる」 とびねこ「…留守番、ってこと?」 ケイは少し歯を噛みしめたが、すぐに顔を上げる。 ケイ「…わかった。KK、夢、ネオ、とびねこはここを頼む」 夢「チッ…仕方ねぇな」 KK「無茶だけはするなよ、ケイ」 ネオ「必ず、無事で戻ってください…」 とびねこ「帰ってきたら、ちゃんと全部回復するからね」 ケイは力強くうなずいた。 こうして勇者ケイ、剣士アーベル、武闘家ガルド、ダガー使いテバ。 四人は、古代遺跡アルグレアへ向かうことになる。 それぞれの目的のために… ーーーーーーーーー第27話終わりーーーーーーーー
感想欲しいよぉ〜コメントしてって〜 新スタジオ https://scratch.mit.edu/studios/51040982/ キャラクター紹介 「テバ」 https://scratch.mit.edu/projects/1252347530/ ダガーという短剣を使う。 気分屋で無責任だが、豪運の能力で運がいいため遺跡などでの宝探しでは役に立つ。