「うーん…」 目が覚めると見知らぬ天井が見えた 「ここ、どこ?」 「白夜!この子目覚めたよ!」 すごく聞き覚えのある声が聞こえ、恐る恐る振り返ると そこには 大人気バンドイズンのボーカル umiがいた 「は?え?」 「おっ!君ぼくのこと知ってるんだ!」 はい!孤児院で暮らしていたワタシでも、イズンのことはよく知っています。 なぜなら院長がガチファンで、イズンのでてくるTV番組やイズンのライブDVDを何度も見せられ、イズンの魅力を何度も語られたからです。 特に院長はumiが大好きだったのであなたのことは足のサイズから瞬きの回数まで知っています とは院長の尊厳に関わるので言えない… 「良かった…。大丈夫ですか?」 次に現れたのは 咲希が好きそうな男の子でした 咲希は可愛いければ性別なんて関係ないというタイプで、孤児院でも好みの男の子といちゃいちゃしていた とても憎い 「ふふっ」 ビルの屋上で少女が微笑んだ 足元には元人間の肉塊が複数転がり 少女の手は血まみれだった 「凛、無事で良かった」 そう呟いた少女は寄り添う黒柴を撫でながらあくびをする 「鬼姫様」 鬼姫と呼ばれた少女は振り返った 「どうしたの?百合、海歌」 そこには白い着物に黒い髪の少女と 黒い服に赤い髪の少年が立っていた 「お怪我はありませんか?」 少年は不安そうな顔をして鬼姫に抱きつく 「大丈夫だよ。ありがとう、心配してくれて」 「そろそろ向かわないと、またボスにお説教を喰らうことになりますよ?大丈夫ですか?」 黒髪の少女はそういった 「うげっ!もうそんな時間?早く行かないとまた大目玉だよ〜」 抱きつく少年の頭を優しく撫でていた鬼姫は手を止めると嫌そうな顔をして歩き出す 鬼姫が離れるのが嫌だったのか、少年は歩き出す鬼姫の手を握った 「すっごく嫌だけど行こうか!」 「「はい」」 3人の姿は暗い闇の中に消えた
次回 凛、テリアでの初任務に挑む