お久しぶりです。mi-ruaです。 なんかデジャブな気がしますね つまり制作期間が長く空いたってことですね(略) 一話作るのに3ヶ月半かける馬鹿がどこにいるんでしょう。 次回は善処しまくって遅くても1週間以内に公開出来ればと思っております めっちゃくちゃに反省しております、この通りです(白旗) それではどうぞ。 -------------------------------------------------------------------- [月嶋 黎邇視点] 無事、私が向かいたかった薄暗い倉庫へと辿り着く。 すぐ先は黒く、見えない。 「..ティアさん、ここで少しやりたいことが...」 私が後ろを振り向くと。 息を切らすティアさんがいた。(背景をクリック) 「...ちょ..ちょっと...休憩して..いいデスか...」 「....えぇ、どうぞ..」 傍の木箱に座り、「ゥァァァァァ」と小さく唸るティアさん。その隣にはにこにこの野球少年。 少年って私は言ってるけど貴方成人してますよね? 「なんで疲れてるの?????」 「アナタのせいデスけど???????」 言い合いを始める2人。 どこか、懐かしさを感じた。 気がした。 「ねえちょっとマジで蹴らないでくださいっす」 「黙れ」 「ねぇぇぇぇぇ」 奥の方から声が聞こえる。 「...??誰かいるんデスかね...??」 小走りで声の聞こえた方向へ行く。 後ろからティアさんの戸惑う声が微かに聞こえた。 「..あ゙?」 「あ、警察さんこんちはっす~..あの、ちょっとこの人蹴ってくるんではやく助けてくれないっすかね」 メイドの人とケバブを持った人。 「....あ、はい...」 思わずあっけにとられる。 情報量過多。 「...貴方達は、どうしてここに?」 「いやぁ、それがわかんないんすよね~..でも、最後に体の一部が青色のオニに会ったんすけど、そこで記憶もうないんで多分そいつの仕業っす。知らんけど」 一言余計だなこの人 「やっとこっから出れるのか...んじゃ、またオニ狩り再開か?」 「あぁ、いえ...今、イベントが開催されていて...」 イベント、と言うと、2人は首を傾げる。 「...もしかして、ご存知ないですか?隠レオニ、とゐロオニの奴等は言っていましたが...」 「...知らねぇな。詳しく教えろ。」 なんでこの人は命令口調なんだろう まあいいか それも個性か(?) 「えぇと...今も進んでいますが、10分のカウントダウンがありまして...そのカウントダウンが終わるまでに私達は隠れるんです」 ふと横を見ると、いつの間にかティアさんと野原さんがこちらへ来ていた。 「そして、そのカウントダウンが終わったら...貴方達が見た青オニと黄オニという奴が私達を追いかけてくるので、それから逃げる...という」 「ふ~ん...イベントと言う割には、結構シンプルっすね~...」 あんま面白くないっすね、と彼が言う。面白いとかないでしょ。 「..それ、何分やるんだ?」 「...何分とは...??」 「いや、そのオニ達が追いかけてくる時間がだよ...流石に時間も詳しく教えられずにずっと逃げろっていう冗談はキツいだろ」 .....。 ルールの欠陥発見 「......。」 「...おい、嘘だろ..まさか教えてもらってないのかよ、ダリィ...」 「...ま、それは後で質問したらいいんじゃないすか?流石にそれで答えないとかだったら燃やすっすけど」 「てか、早くこっから出たいんすよ...ケバブ食べれないし」 少し顔をしかめて彼は言う。 「はお前もう作らないっつっただろさっき」 「お金はいくらでも払うっす」 「こいつどれだけ金持ってんだよ怖」 「えぇ」(背景をクリック) また言い合う2人を見ていると、ティアさんから肩を軽く叩かれる。 「あっちにも..人、いまシタよ」 更に奥の方を指で示す。 「...それでは、私達はこれで..貴方達はもう行かれますか?」 「あぁ、隠れないといけないんだろ?さっさと行くぞ狂人」 「狂人って呼び方どうにかしてくんないすかね」 また言い合い、2人は去っていった。 「....それで、他の方とは?」 ティアさんが無言で先へ進むので、私もついていく。 「ねえねえ!!!!さっきこれ見つけたんだけど!!!!!」 私の進路を遮って彼が飛び出る。 右手には鍵。 「...これでやっと、鍵1つ目ですか....牢屋も早く探さないといけないですね」 「いや、さっき見つけたので2個デス」 ティアさんが鍵をこちらへ見せる。 「えラッキー」 「...さあ、着いて来てくだサイ」 「れっつごー」 更に奥、暗く見えない倉庫へ歩いて行く彼らの後ろ姿を見つめる。 場違いの哀愁が漂う背中に、ふっと笑った。 (背景をクリック) [薄墨 のらり視点] ...周りからの視線が痛い。 事実だ。全員が傷つかずにこんな変な場所から脱出するのが一番良い。はず、なんだけど.... 「....説得は、無理そうだしなぁ...」 小声で呟く。これ以上話しても何も変わらない。し、さっきよりも煽られるだけ。一旦冷静になる。 「....オニ退治...」 僕達の敵である、参加者と本善者の目標。 ....僕達にとっては、絶対に終わらせてはいけない目標。 ...そもそもの話。 オニっていう意味わかんない化け物がいて...何故それを倒すのか。しかも僕らはそれを阻止する側。 ....わからない。ルールをどれだけ読み直しても、やっぱり理解出来ない。 「...本当に..殺し合いをしないと脱出出来ないのかな...」 ...脱出。殺し合わなくても、ここから脱出さえ出来れば..いつも暮らしている日常に戻れる。..はず。 正規の方法からは外れているから、成功率も低いし、...そもそもこんな人達を全員説得するのすら難しそうだけど.... 「(......やるしかない)」 "殺し合い"じゃなく、"脱出"。 静かに、開かない牢屋の中で...私は密かに計画を考えていった。 たとえ、失敗しようと。 何度だって挑戦してやる。 *臆病な平和主義者*として。(背景をクリック) [獅子宮 寧々視点] ......。 「(......喉乾いた...)」 コーヒー飲みたい。 ...ついさっき、いくつか横の牢屋で口喧嘩している人達のおかげで目が覚めた。のは、ともかく... ...なんでこんな牢屋の中にいるんだろうか。 案内人、の説明を聞いてもイマイチピンとこない。 ルールとか、色々読んだが...やっぱりよくわからない。 「.....ふゎぁ...」 眠い。 睡眠薬でここまで運ばされたのかなんだか知らないが、せめてもうちょっと効力を弱めてほしい。 「........」 自分は偽善者。 このよくわからないところから出るためには、外で行われている"オニ退治"の完了を阻止する必要がある。 オニ退治をしている人の殺害は第一目標じゃないらしいが...ま、邪魔だったら殺すくらいで大丈夫だろう。...しらんけど....。 「(....こんな、変な脱出ゲームみたいなのを考える人達も..頭おかしいですね...)」 周り..と言っても鉄格子が邪魔で見えないが、ギリギリまで顔を寄せる。 冷たい。 「(....右には5つ、左には1つの同じ牢屋...合計7つの牢屋、本善者で×2....14人ですか...)」(背景をクリック) 顔を離し、固いコンクリートの壁にもたれかかる。 ...やることがない。 参加者が鍵を探していて、ここの牢屋を開けてくれるとのことだが... はたして本当に開けてもらえるのだろうか。 冷静に考えて、初対面。初対面の人同士、牢屋を開けたらいきなり襲いかかるような馬鹿もいるかもしれない。 ....そんな奴が偽善者側にいないことを願うが。本善者も。 「.....ふ...ぁ...」 眠気が私を包み込んでくる。 そのまま従い、二度寝へと。 瞼が落ちた。 [十河 慶正視点] 「......」 暇だ。 起きたら変な牢屋に閉じ込められているし、腕には謎の腕時計...??みたいなのが勝手についているし。 てか腕時計小さくね? 「....ほう..画面が出てくるのか...随分とテクノロジーだな」 本善者側の奴らが何かを話しているのを尻目に、腕時計を色々と操作する。 『ルール』『役職』『メール』『電話』『参加者一覧』...参加者一覧..??? 浮き出ている画面..?の『参加者一覧』の部分を押す。 反応した。こんなところに技術を使うなよ。普通に。 「....これ...全員分載っているのか...?」 とりあえず個人情報。(背景をクリック) 軽く参加者や本善者の情報を見る。 名前、年齢、外見などの基本的な個人情報から、能力の簡単な説明や好きなものまで載っている。...最後関係なくね? 「......自分は....」 あった。「十河 慶正」。 ...まあ、確かに...年齢も、性別も、能力も...好きなものも、全部あってはいる。...公開処刑みたいでなんか嫌。 「....どいつもこいつも...能力が強い奴が多いな」 参加者と本善者の奴らの情報に軽く目を通すと言っても、精々能力くらいだ。 戦った時、すぐに情報を整理して対処できる。 ....そもそも戦うには、この牢屋から出ないとか。 偽善者の奴らの情報を、無意識に、食い入るように見つめる。 ....こいつら全員、色々とヤバそう。...まぁ、この俺も人のことはあまり言えないが。 「......ふぅ....」 色々と情報量が多くて疲れる。 辺りは気味が悪く感じるほどの奇妙な静けさと、そこに混じって溶けていく本善者らの声しかわからない。 静かに、俺は座り込んでいた。 [◾︎オニ視点] ....さて 「青君、時間が近づいてきてるね~!!楽しみ??」 僕がにこにこで言うと、目を伏せて青君が呟く。 「...別に、楽しむ要素がない」 相変わらず口数が少ない。敬語モードでもないみたいだし...機嫌悪いのかな。ま、どうでもいいけど。 「....おい、白..黄どこいった」 「外で反復横跳びしてるよ」 「あの馬鹿バレたらどうすんだ」 黄君はとても楽しみなんだね、と僕がにこにこする。連れ戻しに行く黒君。 「....あれ、緑君..どうしたの?何か悩み事がある顔してる!」 僕が近寄ったら、スッとソファの端に行く緑君。僕もしかしなくとも嫌われてる???? 「...いや..資料を見てただけ」 「あぁ、参加者の??34人ぶん」 「....参加者も参加者だけど..乱入者の性格が、なんか...」 「設定が濃い?」 ブンブンと頷く緑君。 「....面白そうな子達ばっかだよね...流石、黄君に頼んだだけある」 「....ほら..ナンバー分け、しないといけないから..白、も..暇ならやって」 「いいよ!」 参加者の方を渡される。 「...こっちも個性が強いよねぇ...色々と...」 順番に番号を振っていく。簡単。 「....そういえばさあ」 「さっき小オニが持ってきてくれた子、名前なんだっけ?」 後ろに軽く目線を送りながら言う。 「そっちに載ってるでしょ...えっと..」 「「青川 奏斗」」 軽い沈黙。 「....あの子には、一仕事やってもらわなきゃいけないからね..丁寧に扱わないと」 「......。」 「さ、そろそろ準備しないとでしょ!次もあるんだから青君と黄君は行ってきて!!」 「...はいはい」 青君が入口に消えて行く。 入れ替わりのように、黄君が黒君に引きずられて帰ってくる。 「あれ、黒君持って帰って来ちゃったの?そのまま青君に渡せばよかったのに」 「...?...あぁ、そうか..ほら、行って来い」 「うぇぇめんど」 早く行けと蹴っている黒君と、渋々早歩きで青君の後ろを着いて行く黄君。 ゆっくりと微笑む。 僕はゆっくり、監視と行こうかな。 -------------------------------------------------------------------- 第拾壱話「戦の火蓋」fin.
「 寂寥抱え 静かに夢見て 夜もすがら 」 今回、文章量は「記述が長すぎます」のギリギリを攻めました。(背景をクリック)も全然打てないので文章を削りに削ったんですが、どうしても背景数が少なくなってしまいました。すみません。文章量多いのに。 まあ3ヶ月半溜めちゃったので文章量これくらいは書かないと申し訳ないですよね 次回はなんとなく構成決まっているので課題が終わったらすぐやりますもう1ヶ月すら皆さんを待たせたくない @koara6GO様から「パメラ」を拝借 背景:Web検索(Freepik) AI画像生成 ケバブ:@kotakotaspecial様 反復横跳びの元ネタ:スプラトゥーン2 オクトエキスパンション 道中のヒメの反復横跳び ~今回の出演者~ @Thermite_Reaction様「ティア・ルン」 @negio0927様「野原 王求」 @kotakotaspecial様「圓楽 斗亜」 @shinnsyo様「冥」 @akebi-yamane様「薄墨 のらり」 @sakehure-ku様「獅子宮 寧々」 @gagamk様「十河 慶正」 月嶋 黎邇 ゐロオニ #小説 #異脱 #第拾壱話 #脱出系小説 #mi-rua