「………」 俺は言われた事に返す言葉が見つからず、沈黙を返していた。 「おや?聞こえませんでしたか?もう一度いいましょうーーさん、どうもこんにちは」 眼の前に立つ人物は中性的な顔立ちで満面の笑みで笑った。その顔は人が見ると心を許しそうな笑顔だったが、俺はその顔に恐怖を覚えた。 「お前は誰だ」 「あれ?日本の人たちは礼儀正しいと聞いていたのですが⋯貴方からは全くそのようなことが感じ取れません。どういうことでしょうか?もしや、貴方はこんな簡単なことを教えてもらえていないんですか?もしくはそれが分からないほどに頭が足りていないとか?はい、恐らくそうなのでしょうね。だからこんな初対面相手に仏頂面で対応するのでしょう、ええ、そうでしょう!」 眼の前の人物はいきなり早口で的はずれなことを口走り始めた。 (俺からしたらその言動達の方が非常識だと思うが⋯) そう思いながら俺は扉を閉めた。が、次に眼の前の人物⋯めんどくせぇな、早口でいいか⋯早口が発した言葉に行動を止めずにいられなかった。 「いやぁ、普通の人生を生きてもそんな汚い言葉遣いになんて⋯黒猫さんも泣いてしまいますね〜」 早口がその言葉を言った瞬間、俺は早口の胸ぐらを掴み、そのまま押し込んで壁に押し付けていた。 「なんでてめぇがその名前を知っている!」 その声はコンクリートの壁に包まれただけの廊下で強く響いた。早口野郎はそのままの体制で一切抵抗もせずに俺のことを澄んだ水色の目で見据えていた。 ⋯⋯⋯⋯かと思えば次の瞬間、俺の頭は鷲掴みにされ、床に叩きつけられていた。 「図に乗るなよ下等生物が、お前たちなんぞ俺達が指を鳴らしただけで消え失せるんだ、そのことをしっかり覚えておけ」 その言葉に込められた殺気は仮にも裏の人間として生き抜いていた俺を遥かに凌駕していた。 (なん、何だこいつは!!) しばらく早口は俺の頭を鷲掴みにしていたが、手の力を少し弱めた。そして、小さく舌打ちをすると完全に俺の頭を離し、床に押し付けられた衝撃で動けない俺に向かって理解のできない冒涜的な言葉を唱えた。 すると、次の瞬間には周りが真っ白で見えない不思議な空間になり、その真っ白な空間を見て、俺は一瞬懐かしい感覚を覚えた。が、上から聞こえた早口の声にその感情がかき消される。 「お前は今から過去の自分に会ってこい」
まじで文章が気持ち悪くなってしまう。誰か助けて