THE CODE の修正版を出せました!今まで読んでくださっていた方々、初めて読む方々!どうぞ楽しんで読んでください!
「いい天気だなぁ」 「だよね」 「桜木 天」と、「伊坂 途絵」が、見晴らしのいい野原がある故有山(こありやま)に日向ぼっこに来ていた。 「だけどちょっと寒いな」 「僕は平気だけどね〜」 今の季節は冬の始まり頃で、天と途絵は少し薄めの冬着をしていた。もちろん手袋もつけている。 「家に戻ったらなにかするか?」 天が途絵に訊いた。 「ゲームする?」 途絵が明るい声で返事を返した。 「それもいいけど…まずは飯食わんとな。もう昼になるぞ」 「じゃあ今から戻るか!」 「そうだな」 そう言って二人は、故有山を降り始めた。 「いやぁ〜、気持ちよかったぁ〜!天はやっぱり色々ないいところ連れていってくれるね。ありがとう!」 「嬉しそうで何よりだぜ」 天が少し照れながら言った。天は褒められるのが少し苦手なようだ。 二人がしばらく歩いていると、道端になにか四角いものが落ちていることに気づいた。 「これって…マザーボード?」 途絵が言った。確かにパソコンやスマートフォンなどの機械類のマザーボードに似ている。 「確かにそうかもな…」 天も頷きながら言った。 「でもこんな山の道端に落ちているって不思議じゃない?」 「だよな…一回家に持ち帰っていろいろと調べてみるか?」 「そうしよう。何も情報が見つからなかったら交番に届けに行くほうがいいかな?」 「あ゙ァー…、そうだな…。その方が良いかもな。じゃ、家に帰ってご飯食ってくっか。今日はうどん作ろっか」 「やったー!!うどんだー!」 うどんは途絵の大好物だ。 「お前もちょっと手伝ってくれねぇか」 「うん!うどん!うどん!」 途絵の頭はうどんでいっぱいだ。どれだけ好きなのだろうか。 (はぁ…、こいつかわいいな…) この様子には天も少し癒やされるようだ。 家について、うどんも作り終わった頃———————— 「いっただきまーす!」 途絵が勢いよくうどんにがぶりついた。 「喉に詰まるからゆっくり食べろよ〜」 「らいようゔ!」 「大丈夫!」と言いたいのだろうが、途絵の口の中にはうどんの麺が大量にはいっているからなのか、うまく喋れていない。 「おい、お前一気に食いすぎ!」 「あははははは!」 最近のことだが、こういう茶番も日常茶飯事だ。途絵はいつも明るい。 (こんな日が毎日続けばいいな…) 天はそう、強く思った。 「ごちそうさまー!」 「食器片付けろよ〜」 天が途絵に言った。 「分かってるって〜!この後あれ調べようよ!道に落ちてたマザーボードっぽいやつ」 「いいぞ」 なぜ途絵と天は機械類に詳しいのだろうか。こう見えて途絵は、世界的に有名な天才プログラマーで、数々の名作ゲームを発売している。そして、発売したゲームから売れたお金のおかげで、天と途絵の暮らしは充実しているのだ。天もプログラミング知識が豊富で、たまに途絵がわからないところを教えたりすることがある。 二人は作業机でマザーボードのようなものを少しいじっていた。 「なんか複雑な構造のマザーボードだな…」 「だね…」 「仕組みがわかんねぇ〜!」 「じゃあ、交番に届けに行く?」 「そうだなぁ、今行くか」 天が作業机にマザーボードのようなものを置いた瞬間、マザーボードが光りだした。 「うわっ、眩しい…」 「え、何が起きてるの————」 次の瞬間、爆発音とともに天たちは意識を失った。 〜続く〜