この物語は、ホラーゲーム界隈で大人気のゲーム 「Escape The Backrooms」の二次創作小説です。 ホラーが苦手な方は引き返した方がいいです。 下に小説が書いてありますので、ぜひ読んでいただけたら嬉しいです。 「ギィイイイイイイイイィィ…!」 針金のような怪物が唸り声か叫び声化が良く分からない声を出した。そして右腕を振り回してきた! 「やばい逃げる!!」 光聖が間一髪のところで避けて奥へ逃げる。 (ごめんな由梨…、レベルクリアしたら…また会おう…!) 40分ほど前に雷斗とモジャに 「レベルクリアしたら次のレベルに進み、クリアしたレベルで死んだ人も生き返る もしそのレベルで全員が死んだ場合、そのレベルはやり直せる」 と言っていた。半信半疑だが、今はそれを信じるしかない。そういえば、由梨を確認しに行ったときにモジャがついてきていたのに、いつの間にかいない。どこかに行ったのだろうか…?だが、今はそれを考える暇はない。 光聖は必死に逃げる。針金で構成された怪物は、意外と足が速く、撒くのが難しい。 「ギィイイイイイイイイィィ」 しかも怪物が疲れる様子は全くなく、完全に構成が不利な展開に陥っていた。 (やばい近い…!疲れてきたし…、雷斗は本当にどこなんだよ!!) もうおそらく5分間ずっと逃げているだろう。7mほど先には柱、すぐ後ろには怪物。その時、光聖は思いついた。 (柱を使って差を広げるしかねぇ…!) 柱を使った。怪物は曲がり角が少し苦手なのか、少し速度が遅くなった。だが、すぐにまた速くなり、光聖はまたもやピンチ。だが、この先曲がり角が多くなっていた。 (よっしゃ、運がいい!) だが、さすがに曲がり角が多く、最初の曲がり角から次の曲がり角までの距離が短くなっているし気もするし、通路も狭い。 (これ…、ずっとぐるぐる回ってるだけじゃね…?しかもどんどん内側に近づいて行ってる…だったらいつか行き止まりに…!しかもこの通路の狭さじゃ横から通り抜けられない…!絶体絶命だ…) たちまち光聖が行き止まりに当たってしまい、怪物もきた。 「あぁ、俺死んだ… 死ぬときは痛くないって雷斗にこの前言われたなぁ…あいつも2回来たって言ってたし、本当に痛くないんかな…」 そうやって独り言をいいながら諦める光聖。 怪物が襲い掛かろうとした瞬間—————————— パコン‼ 「!?」 「ギュィリュ…?」 誰かが後ろから投げた木の板が怪物に当たり、怪物が振り返り、光聖も怪物が振り向いた方に目をやる。そこには雷斗が立っていた。 「おいハウラー!!お前の相手は俺だ!こっち来いよ!」 雷斗がそう言い、逃げる体勢になった。怪物…いや、ハウラーが挑発に乗ったのか、いきなり雷斗に向かって走り出し、雷斗も走っていった。そのあと雷斗が大声で光聖に対して「ハウラーの後ろを走ってこの渦から出ろ!出たときは俺が見つける!そこから脱出扉に行こう!」と言っているのが聞こえた。 「やるしかねぇか…!」 光聖もハウラーを追うように走り出した。さっきは逃げることに必死だったからよく考えていなかったが、こんなにぐるぐる走り回り続けると気分が悪くなりそうだ。光聖がようやく出てきたところ、だいぶ荒く息をしている。さすがに体力が限界のようだ。すると、雷斗が後ろにハウラーを連れてきたままこっちに向かって走ってきて、「こっちだ!ついてこい!」と言ってきた。光聖はもうへとへとだったが、生きるためには逃げて、脱出しなければならない。 「ハウラーの前を走るのは不安だけど…やるしかねぇ!」 二人は柱や曲がり角をうまく使い、脱出扉までやってきた。扉はすでに開いているため、おそらく雷斗が先に開けてから助けに来たのだろう。だが、ハウラーがすぐ後ろにまで近づいていた。 「入れ!!」 雷斗が叫んだ。二人は、同時に飛び込んだ。まぶしい光が輝いて、二人は目を閉じた。そして、目を開けたときは、違う場所に立っていた。 「ここは…どこだ…?脱出できたのか…」 「ここは次のレベルだぞ」 どうやらさっきのLevel0から脱出できたらしく、 光聖が一安心する。だが、問題は由梨が戻ってきたのかだ。 「そうだ、由梨は…」 「ここにいるぞ」 光聖が一瞬慌てるも、雷斗がすぐにここにいると伝えてくれた。 「いぇーい!戻ってきたよー!!」 由梨は死んだことも気にせずに、元気な様子だ。 「おい、由梨…」 「え、何?」 「お前一回死んでるんだぞ…」 「あ、あぁ…それはできるだけ思い出したくなかったぁ…もう雷斗くん思い出させないでよ!ブルっと来たじゃない!」 由梨は死んだことを気にしていたのではなく、忘れていたようだ。思い出してしまったことで、雷斗に対してちょっと怒っている。 「はいはい…でももう一回死にたくなかったら今から話すこのレベルの情報をしっかり聞いていろよ」 雷斗も少しやる気なさそうな感じをしているし、少しキレている。雷斗のすぐキレる悪い癖が出てしまったようだ。その時、光聖に何か小さい白いものが動いているのが見えた。 「おい、あれって…モジャ?」 「はーい!モジャですー!」 こちらも由梨同様のハイテンション。雷斗がモジャがいるのを確認すると、ブチギレて、 「お前どこに行ってたんだよ!!」 と怒鳴った。 「あぁ、ちょっと雷斗がドアを開けてから光聖を助けに行くのを見て先に脱出したよ~」 それを聞いた三人はとても怒り、 「おい…」 「ちょっとひどいんじゃないの?」 「覚悟しろよ…」 「え、みんな何する気…?ぼくはか弱くてかわいいエンティティのモジャだよ?殴るのとかは絶対やめてね…もうこうなったら逃げろ~!」 モジャは反省する気もなく、逃げようとしてる。 だが、次の瞬間。 ガシッ!と雷斗に掴まれた。 「お前許さねぇぞ…!」 雷斗が拳を上げた。 「あぁ~~~~、許して~~~~~~~!!!!!」 その後しばらく、モジャの悲鳴がレベル中に広がった。」 ~次回に続く~