↓↓↓歴史小説もよろしく↓↓↓ https://scratch.mit.edu/projects/1279490727/ 前回 そんなものはない(突然の関ウッ) 次回 まだ コントラディクション 第一話「突然」 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 2024年7月1日、東京都品川区。16歳の高2、弓場弘昌(ゆば ひろまさ)は、平凡な日常を送っていた。 (だりーなもう。あと1ヶ月一瞬でたってくれりゃあ夏休みだってのに…いや、受験勉強あるわ…) 食べて勉強して寝る、そんな生活にはもう、飽きている。 成績は1から5までの数で、体育が5、それ以外は全部3だ。 (来週が定期だから…数学どうしよ…) 駅まで歩く。いつもの横断歩道を渡る。 「あ、危ないッ!」 「は?」 人生って本当に、何が起こるか分からないものだ。 テストで赤点取るかもしれないし、 急に道の横からトラックがやって来ることもある。 (朝っぱらから暴走トラックとかおかしいだろ…え、マジ?俺ってタヒぬん?) (あーなんか身体が動かん。本当っぽいな…) (あいつに会えるのかな…いや、あいつは天国、俺は地獄だ。) 意識が途切れた。 しかし、目が覚めた。 (うーん、何で?タヒ後の世界ってここか?) 「おい、目覚めたばかりですまない。いいか、落ち着いてよく聞け」 声をかけたのはアラサーくらいの男。 街の郊外の丘って感じの場所だが、街並みが多少古いように見える。 男が話を続ける。 「ここは天国じゃあない。周りを見れば地獄じゃないってのもわかるだろうけど。じゃあ何処だよって言われても困る。俺も分からない。分かっているのは、タヒんだ者の魂が偶然辿り着くことがある場所だってことだ。」 「魂が偶然辿り着く場所…」 「まあ、簡単に言うと異世界転生的なものなんだと思う。じゃ、街に案内するよ。」【背景をクリック】 「正直説明が足りない」 高層ビルもなく、発展途上国の街並みっぽい感じだ。 「ちゃんとした建設会社も存在しないのに、いい建物なんかは建てられないけどな。まあ、話を続けよう。2011年に、東北で大地震が…」 「ああ、東日本大震災ですね。」 「ああ。その時亡くなった人のうちおよそ一万人が飛ばされてきたのが最初だそうだ。」 「『だそうだ』…ってことは、あなたはその後ですか。何年後でした?」 「何年後、と言ってもね、全員同時に吹っ飛んできたんじゃなくて、時間も場所もズレてるんだよ。例えば、最初の人はだいたい50年前だ。お前の3日前にも津波でタヒんだ奴が来てる。」 「ちょっと何言ってるかわかんない」 「因みに俺は1997年5月10日没だけどこの世界に来たのはここの時間で19年前。」 死没した日時とこの世界に辿り着くタイミングというのは均一じゃないらしい。弓場はさらに混乱してきた。 「タヒんだ時28歳で、何故かこの世界に飛ばされてから歳をとってない。あと、俺の名前、島原善光(しまばら よしみつ)だ。」 「えっじゃあ47歳…というか、俺は2024年でした。あと俺は弓場弘昌です」【背景をクリック】 「ゆば….?えっ漢字どう書くの」 「苗字は弓に場所の場、名前は弓にカタカナのムってやつの弘と、横長の日が二段重ねになっている昌です。」 「あとで紙に書いて」 この時、弓場は島原の名前を読み方が同じ義満だと思っていた。それは足利の三代将軍だ。 「簡単に言うとね、さっきも言った通り歳をとらない。あと、魔法ってのが存在する。」 (不老…魔法…意味わかんねぇ。) 「人にはそれぞれ“属性”ってのが存在していて、属性によって出せる技とかが変わってくる。俺は光属性。俺は剣術道場やってるんだけど、魔力を剣に込めて戦う的なことやってる。」 「へー…。」 「俺も19年住んでてわかってることあんまない。あまり聞かないでくれ。あと、今この世界には1500万人くらいいるよ。」 「へー…」 「まあ、ついてきな。」 弓場は島原について街の裏の森に行った。 「とりあえず自然って感じのところ来たな。」 「あの…何するんすか?こんなところで。」 「さっき言っただろ、魔法が存在するって。護身用に多少魔法くら身につけとけ」 魔法を習得…ファンタジー度がどんどん増していく。 「でも“護身用”ってどういうことですか?」 「“Another Outsiders”通称“AO”っていう40年くらい前から活動している組織があってな。たまにどっかの街を襲撃してくる面倒臭い連中だ。あれの雑魚くらいとは戦えるようになっときな。」 「転生して急に魔王倒せとか言われるやつね。理解。」 「ちょっと違うんだな。それが。あいつらは全員人間で、魔王なんかじゃない。それと、魔王ってのは昔存在してたらしい。」 「存在“してた”ってことは倒したんすか?」 「倒したのが当時の“AO”らしい。36年くらい前だったらしいが、俺は19年前に飛んできた人間だからよく知らない。」 「なんか複雑だな…」【背景をクリック】 (さっきから情報量が多い…) 「とりあえず、ここで瞑想くらいしておけ。」 「え、なんで?」 「なんでって…魔法だよ。魔法。修行の一環だ。俺は街に戻ってるからな。自分で帰ってこいよ。」 そう言うと島原が勝手に去っていったので、弓場はまだよくわかっていないが瞑想しておくことにした。 しかし、なかなか集中できない。『彼』の姿が脳裏をよぎる。 「数昌のやつ、ここに来てたりしないのかな……」 弓場弘昌の弟、数昌は、弘昌13歳、数昌が11歳の時に通り魔に襲われてタヒんだ。 弘昌もその場にいたのだが、無抵抗のまま弟を置いて逃げてしまった。 彼は、謝りたかった。 この世界に彼が来ている可能性もある。 そう考えていると、瞑想とか無理がある。 弘昌はなんとなく正座してたが、足が気になるので、落ち葉の上に腰掛けて胡座をかく。 何か別のことを考えようと思って、とりあえず円周率を唱えた。弓場は一時期覚えようと頑張ってたもで50桁くらいいける。 「3.14159265358979323846264338327950288419…なんだっけ」 途中でまた弟のことを考えてしまった。ら、その少し後に記憶吹っ飛んだ。 (これまでの人類の歴史で人間がいくらタヒんできたと思っている…?その中の1500万人だぞ。いたらおかしいじゃないか。) (落ち着け、落ち着け、そんな無駄な希望を持つな。) ドォォォォォォオオォォォォォンン 街の方から爆音。 弓場は遠目でよく見えないが、小さな丘の上なので、集団が襲っているのが確認できた。 「…あれがAOとかいうやつか…?」 これで彼の生でテロとか見たことない平和な生活は終わりというわけだ。 この世界には来たばかりで思い入れもない。大切なものもない。最悪無視して生き残ればいい状況ではあった。 「…そこのお前…」 「え?」 「こんなところで何してんだよ…逃げてきたん?」 いちおう街が襲撃されている状況でこの余裕そうな発言。 明らかに。 (こいつ敵だ。 武器もないし、逃走するしかない。) (でも、どこに? 変なとこ行っても迷子になるだけ。 場所がわからない。 さっきの島原さんに会うしかない。 多分、街にいる。危険だけど、ここで何も知らないうちに死んでたまるかよ!) 全速力でここより危険な場所に向かっているので、弓場を追ってくる男は呆れ気味だ。 「おいおい…そっちはあぶねーぞ...」 「そもそも危ない奴にんなこと言われたかねーよバーカ!そういう風に追ってくるってことはお前そーゆーことだろ。わかってんだよ。」【背景をクリック】 そのまま10分くらい走った。無我夢中だった。 【第二話に続く。】
どうも、ガガことgagamkと申します。 今回よりファンタジー小説を書きます。おそらく第一話が一番情報量過多。考察も待ってます(第一話には考察要素ほぼないですが。) ↓クレジット↓ 背景クリック式考案者 @mi-rua 今回の素材: 全部自分