創作は自由です。 自分の好きなものを描いたり、作ったり、表現したりできることはScratchの大きな魅力の一つです。 では、少し考えてみてください。 あなたはなぜ作品を公開しているのでしょうか。 誰かに見てほしいからでしょうか。 遊んでほしいからでしょうか。 感想をもらいたいからでしょうか。 理由は人それぞれだと思います。 ですが、多くの作品には共通していることがあります。 それは、 「誰かに届くこと」 を前提としていることです。 あなたが初めてScratchを開き、作品を見たときのことを覚えていますか。 その作品に惹かれたからこそ、今もScratchを続けているのかもしれません。 誰かの作品に憧れて、創作を始めた人もいるでしょう。 もし、そのとき見た作品が違っていたら。 あなたは今もScratchにいたでしょうか。 作品は公開された瞬間から、自分だけのものではなくなります。 作品を見た人が笑うこともあるでしょう。 感動することもあるでしょう。 創作を始めるきっかけになることもあるでしょう。 そして、その作品を通してScratchという場所を知る人もいます。 私たちが思っている以上に、作品は誰かへ影響を与えているのかもしれません。 では、Scratchというコミュニティは誰が作っているのでしょうか。 運営だけでしょうか。 私はそうは思いません。 コミュニティの雰囲気は、日々公開される作品やコメントによって少しずつ作られていくものだと思います。 つまり、私たち創作者もその一部です。 私たちは作品を作っています。 ですが、その作品は同時にScratchという場所も作っているのかもしれません。 創作者一人の作品でコミュニティが大きく変わることはないでしょう。 ですが、作品が一つ増え、また一つ増え、その積み重ねによってコミュニティの雰囲気は作られていきます。 面白い作品が増えれば、面白い場所になります。 優しい作品が増えれば、優しい場所になります。 創作を楽しむ人が増えれば、創作しやすい場所になります。 では、私たちの作品はScratchをどんな場所にしているでしょうか。 ここで、もう一つ考えてみてください。 もしScratchに公開されている作品の多くが、過激な表現や不適切な内容ばかりだったらどうでしょうか。 初めて来た人は、この場所をどう感じるでしょうか。 保護者は安心して子どもに利用させられるでしょうか。 教育の場としてScratchを紹介しようと思うでしょうか。 Scratchには多くの子どもたちがいます。 だからこそ、性的な内容や過度な暴力表現、危険な外部サイトへの誘導などには慎重な基準が設けられています。 それは創作を否定するためではありません。 多くの人が安心して利用できる環境を守るためです。 もしコミュニティへの信頼が失われたらどうなるでしょうか。 もっと厳しい規制が必要だと言われるかもしれません。 自由に創作できる範囲が狭くなるかもしれません。 それは、創作者にとっても望ましいことではないはずです。 私は、配慮とは表現を我慢することではないと思います。 自分の作品が誰に届くのか。 その作品がどのような影響を与えるのか。 その積み重ねがコミュニティをどう変えていくのか。 そして、これからも多くの人が安心して創作を楽しめる場所であり続けるために何ができるのか。 そうしたことを考えることなのではないでしょうか。 【最後に】 あなたはなぜ作品を公開していますか? そして、あなたの作品はScratchをどんな場所にしていると思いますか? 良ければコメントで教えてください。 #チュートリアル #Scratch