※これはVOISING二次創作です。 かなめ視点ででdddddd error!error!error! _モードを切り替えます。 モード:support 甘夢れむ視点です。 第一話↓ https://scratch.mit.edu/projects/1239818124/ 次の回↓ https://scratch.mit.edu/projects/1290958702/
_セーブデータ23:support2をロードします 第24話「未来の地図」 巨大な魔物を前に、全員足が竦んでいた。 兎を模した化け物。 もう少し可愛くしてくれたって良かったのになぁ。 不満ながらも、魔力でいつもの杖を呼び出す。 手になじむ特殊な金属が、少し冷たかった。 しゃるろ「これ、倒せばいいんだよね?」 かなめ「できそう?」 しゃるろ「任せといて〜!」 意気揚々と斧を構えるしゃるろ。 あの人やっぱ戦うの好きだよなぁと思いつつ、少し後ろへ下がる。 ARKHE「行くぞ。」 全員で攻撃を仕掛けに行く。 前方にはしの、うるみや。 短剣とクナイの2人だから速攻は仕掛けやすいか。 重量系武器のお二方はカバーに回る、と。 なるほどねぇ… まぁ全体に軽く攻撃補正かければいいっしょ。 魔法陣を展開する。 かなめ「れーむち。」 …かなめか。 マイペースな性格、というか行動が読めない人だから、れむ的にはあんまり関わりたくない。 ていうか賢者さんは攻撃しないんですかね。 「何?」 かなめ「冷たいなぁ…お、攻撃補正。」 「喋りたいだけなら前線でおとりでもしてもらって。」 話もなあなあに返しながら、攻撃補正の魔力を構築する。 ため息を吐いて、自分の頭を指差す。 かなめ「俺の役目を果たすならここじゃない?」 彼はうーん…と言いながら相手を見ていた。 【解析】だろうか。 かなめ「俺的には防御か素早さがベスト。」 かなめ「あいつらは攻撃強いけど、防御はしないタイプだからね。」 「文句あんの?」 かなめ「怖いなぁ。アドバイスしてるだけだよ。」 かなめ「俺はこれでも賢者だからね。」 しょうがないなぁ。 素早さバフを追加する。 MP消費激しいけどまぁいっか。 魔力、開放。 _ブォン。 かなめ「参考にしてくれてんじゃん。」 「“賢者様”の言った事ですから〜」 もうこいつ見て喋らなくていいか。 かなめ「ありがとね。行ってくるわ。」 さらっと笑顔を見せて前線へと駆けていった。 しの「わ!なんか体軽い!!」 ARKHE「れむか。協力感謝する。」 「もっと崇めろ〜?」 まぁれむができるのはこれくらいしかないし。 うるみやがヘイトを買いながら、行動パターンに合わせて攻撃を仕掛ける。 流石盗賊なだけあるね。 素早い動きだからなかなか攻撃が当たらない。 対するしのは… ん…?隠れてる、というか探ってる。 まじまじと魔獣の方を見ていた。 何やってるんだろ。 「しの?」 しの「わぁ!れむ!」 「何焦ってんのさ。戦いに行かないの?」 しの「いや、戦えるんなら戦いたいけど…」 「何?怪我でもした?」 しの「魔獣に攻撃してみたんだけどさ、手応えがないんだよ。」 「手応えがないだぁ?」 しの「短剣も深く刺さったはずなのに、綿みたいにふわふわした感触だったんだよね。」 しの「痛がってるような素振りもなかったし…」 なるほどね…それは不思議だなぁ。 「かなめ〜?」 かなめ「っ痛ぇ…何!?」 おっと、避けてる最中だったか。 しゃるろ「かなちゃん大丈夫!?」 かなめ「大丈夫大丈夫。」 反動で後ろに倒れてしまったが、何とか受け身を取って砂埃を払う。 そのままこちらに歩いてきた。 「かなめ、“本体”の分析した?」 かなめ「…MPが足りなかったんだよね〜…」 と気まずそうに視線を逸らす。 先本体の分析からでしょ… ポンコツな彼に呆れながらも、かなめの足元に魔法陣を展開する。 「分けてあげるから、早く分析して。」 ギリギリ1回分使えるかどうかくらいの魔力を分ける。 かなめ「…ケチ。」 「やっぱ回収する。」 魔法陣が赤黒い光に変わる。 MPだけじゃなくてHPも吸い取ってやろうか。 かなめ「ごめんごめん!嘘だって。」 顎に手を添えて魔獣をじっくりと観察する。 かなめ「!?なんだ…?」 「お、進展ありか?」 目を凝らす。 かなめ「いや、っ!まずい!」 顔面から一気に血の気が引く。 かなめ「アルケー!しゃるろ!止まれ!」 かなめ「罠だ!」 そういうのが早いか、魔物のさっきまでモフモフしていたお腹に禍々しい口が開かれていた。 うわぁグロぉ… このままじゃ喰われるのは確実。 回避できるものならして欲しいが、残念ながら完全に二人とも武器を振り上げて攻撃をする体制をとっていた。 ARKHE「おい、マジか…!?」 しゃるろ「食べられちゃう〜!!」 これは無理か…? しの「間に合えぇぇっ!」 刹那、短剣に着けられた鎖が飛び出す。 しのだ。 魔力を使いながら、ひたすらにコントロールする。 「…無謀じゃない?」 しの「絶対嫌だ!諦めないから!」 MPの消費も激しい。 しのの魔法はHPも消費していくから、その影響で体力が減ってきている。 流石に止めたほうがいいと思い、しのの肩に触れようとした。 かなめ「れむ。信じてみない?」 「信じるって言っても、こんな苦しそうなら止めといたほうがいいって…」 かなめ「本当に?」 確かに、必死に助けようとする瞳は一つの道だけを見据えるように澄んでいた。 …なんか、知ってるかも。 そう思いつつ、杖を構える。 …? 構えていた。 本当に無意識だった。 かなめ「れむ?上の空だけど、どうした?」 「いや、何でもない。」 _どうにもならない状況で、れむは何をしようとした? しの「あと、ちょっと!!」 _ドサッ! しゃるろ「うわぁっ!?」 彼らの身体が地面に打ち付けられる。 わりと雑な気もするけれど、まぁ喰われなかったし。 しの「間に合ったぁ…!」 満更でもないような笑顔で、爽やかな笑顔でこっちを見た。 しの「れむも手伝って!」 その笑顔と、嬉しそうな声が懐かしい。 無謀な挑戦に手を伸ばして、逆転してみせるその姿が懐かしい。 一つずつ、記憶が埋まっていく。 ARKHE「まだまだ行くぞ!!」 うるみや「おうよ!」 しゃるろ「任せなぁ!」 しの「ちょっと待って〜!鎖回収してない!」 目まぐるしく攻防を繰り広げる彼らを見ていた。 血塗れになって、それでも笑顔だった。 れむには何もできなかった。 記憶を、知らない記憶を埋めるので手一杯だった。 唖然何もできなくて、ただ立ち尽くしていた。 目の前にいる彼らはボロボロになりながら、傷を庇いながら戦い続ける。 何か、大切なものを忘れてしまっていた。 大切なかけらが埋まった。 笑みが溢れる。 そうだ。これだ。 _思い出せた。 完全に、ではないけどね。 弾けるように記憶が溢れかえる。 でも、その記憶の全部にいつもコイツ達が、 メンバーがいた。 一歩、前に出る。 魔法陣展開。 各バランスチェック…正常。 魔力分割、その他諸々… あぁもう面倒くせぇ! 威力、最大! 甘夢れむ「甘夢完全復活!」 その言葉に全員が振り返る。 その中で2人、動揺せずに保護者のような顔でこっちを見る「リーダー」達。 「逆転、させるんでしょ?」 ARKHE「あぁ。」 かなめ「当たり前でしょ。」 フッと笑い、もう一度前を向く。 それなら、 れむの魔力が尽きるまで、全力で援護するしかないでしょ! 「れむしか〜!?」 _ブォン! ARKHE・かなめ「勝たぁ゙ぁ゙ぁ゙ん!!!」 荒々しい声だなぁ…まぁいいか。 辺りが桃色の魔法陣で包まれる。 動揺する魔獣を挑発するように睨んだ。 「とんでもないバフ、かけといた。」 かなめ「れむ。」 「後にしてかなさん。」 振り返りもせず一蹴する。 ここで振り返るほど馬鹿じゃないから。 どんだけこの魔法陣ささえるの大変か分かってんのか? 「一気に攻めるよ!」 しゃるろ「おーし!行くよ!」 うるみや「ちょ、引っ張んなや!」 服を引っ張り前に出る。 相変わらず、バカみてぇに真っ直ぐだな。 そういうとこがクロノヴァらしいっての。 こっちはれむにまかせて、 「安心して戦ってこい!」 全員「おう!」 _セーブデータ25に保存しました。