(政治スタでの発言から転載) 選挙結果にケチをつけることはナンセンスだからしないけれども、中道改革連合の今回の選挙戦の構造として、この政党がそもそも公明党に利する装置であったことは紛れもない事実であると述べたい。 まず第一に、この政党の基盤である組織票(公明の創価学会、立民の連合)が最も利するのは、比例代表による獲得議席である。そして、比例代表の名簿の上位には旧公明の候補者が名を連ねているわけである。したがって、"中道"が負けても"公明党"が負けることはないというある種巧妙な安全装置として働いてしまったわけだ。 そして次に挙げられるのが、NHKのインタビューで斉藤共同代表が、公明党の"中道"への一本化を、この全体としては大敗北の状況で積極的に推し進めようというその姿勢である。旧公明党としては、"中道"効果によって比例当選が続出した結果、前回落選した前代表の石井啓一までもが復活する勢いであるから一切その線をためらう必要がないのである。こういう点からも、結果論とはなってしまうが、"中道"という政党が「公明党の立憲民主党に対する騙し討ち」として働いてしまったことは否めないのである。
Q.なぜ組織票は小選挙区よりも、比例代表おいてに利するのですか? A.組織票は「比例代表」のほうが、小選挙区よりも効率よく議席に変わるからです。比例代表では一定数の票=議席に直結します(これが小規模政党が議席を獲得できる理由です)が、小選挙区ではいくら票を集めたとしても勝ち切れないと全部ムダ(死票の発生)になってしまいます。 つまり、獲得できる票の絶対数がある程度見えている組織票を掴んでいれば、小選挙区よりも比例代表で議員を送り出しやすいというわけです。