【諸元】 名称:シュペルリング(ドイツ語で「スズメ」の意) 全高:7.4m 全幅4.3m 最大稼働時間:半年 航続距離:半無限 【最高時速】 ・ホバー走行時最高時速:120km/h ・歩行移動時:35km/h 動力源:ジェネレーター直結大容量バッテリー及び追加エクステンション 発電方法:稼働時の各部位に設置されている発電機により発電 重量:9t 価格:320万USD 【武装】 ・22mm口径中距離バーストサブマシンガン ・左腕部プラズマワイヤー射出装置(高電離気体を纏ったワイヤーを射出し、振り回すことによる攻撃を想定しているが、何とかプラズマによる刀身を形成する事も可能になる様に研究が進められている) ・肩部レーザー誘導マルチロックミサイル(ガワはピースウォーカーと同じモノを使用) ・左肩部懸架50BMG弾使用中距離自動ライフル
シュペルリング(Spërling, 独語で「スズメ」)は、ドイツ陸軍によって採用された軽量型人型兵器AC(Armored Core)であり、高速展開能力と戦術的柔軟性を極限まで追求した「スピードと制圧力を両立させた空間支配兵器」として開発されたものである。 [開発経緯と背景] ピースウォーカーが「防御・継戦性・自己完結型作戦」を主眼に置いた重装万能型プラットフォームであるのに対し、シュペルリングは「戦場のハヤブサ」として、敵地深部への高速進入、陽動、斬撃戦闘などの迅速行動と瞬発的打撃に特化した軽量高機動型ACとして開発された。 設計主導はマウザー機械工学研究所とアーキバスコーポレーション傘下企業「シュナイダー(変態企業)」であり、彼らは軽量化と高出力スラスターの両立を課題としつつ、前例のないモジュール式エクステンションジェネレーターシステムを搭載することで、稼働時間半年、航続距離「実質無限」というスペックを軽量級機体で初めて達成した。 《特徴と設計思想》 [超高機動性と制空行動能力] ホバー走行時には時速120km/h、歩行状態でも35km/hという驚異的な機動性を発揮する本機は、戦場の空間を制することに特化している。多数のスラスターと慣性制御装置が配置された機体構造により、瞬間的な方向転換・加減速・側面回避が可能であり、「被弾を前提としない戦術設計」のもと、回避こそが防御という理念が徹底されている。 [ワイヤー×プラズマという新機軸] 左腕部に搭載されたプラズマワイヤー射出装置は、従来のワイヤー兵器とエネルギー兵器を融合させた独自の新兵装である。高電離気体を纏ったワイヤーによって敵を巻き取り、引き裂く戦法や、将来的には「プラズマの刀身を形成する光刃剣」としての実用化も進行中であり、本機最大の特徴かつ可能性の塊と言えるだろう。 [高コストだが納得の戦術価値が高い(重要)] 価格は約320万USDと、ピースウォーカーよりもやや高額だが、それに見合うだけの戦術機会創出力と局所制圧性能を持つ。軽装甲ゆえに被弾には脆弱だが、戦場において“当たらなければどうということはない"という哲学が徹底されている。 [ 武装と戦闘力] ・22mm中距離バーストSMG:高レートの発射が可能なバースト形式の中距離火器で、遮蔽物の多い市街戦や不規則地形での戦闘に適している。 ・プラズマワイヤー:前述の通り、物理拘束・切断・引き寄せなど多用途であり、近接白兵戦での切り札的存在。 ・肩部マルチロックミサイル:ピースウォーカーと同型のガワを用いたモジュール。高精度のレーザー誘導による複数同時ロックオンに対応し、回避困難な制圧力を発揮する。 ・左肩懸架50BMG自動ライフル:軽量機でありながらも対装甲火力を保持するため、ピースウォーカーの主兵装をコンパクトに再配置。小型化された弾倉と自動制御機構により携行可能となっている [実戦運用と戦術的有用性] 本機はその機動性と瞬発火力を活かし、前線撹乱、陽動、先制突撃、指揮系統への奇襲、空挺強襲といった多彩な任務で高い実績を残している。特に市街地や山岳地帯において、敵戦車や重ACが対応しきれない速度で侵入し、中核施設や指揮車両を破壊してから即座に離脱する「一撃離脱戦法」においては、無二の存在である。 また、特殊部隊への配備例も多く、電子戦・偵察・破壊工作を含む多任務対応ACとして、ピースウォーカーが展開できない地域での重要戦力となっている [ピースウォーカーとの比較] 総合的に見ると、ピースウォーカーは戦線維持の骨格、シュペルリングは状況打破の刃である。両者は対極的な性能を持つが、同一作戦内で連携することで非常に高い相乗効果を発揮することが可能であり、ドイツ軍のACドクトリンはこの「重装と軽装の協奏」を重視していることが伺える