月 「ねぇ、 "闇ノ神"さん 。」 「 これから どこで過ごすつもり なんです?」 ?? 「 決めてない 。 帰る場所 なんて ない からな。」 「後、 いちいち 俺のことを"闇ノ神"と呼ぶな 。」 月 「え?じゃあ 名前 は?」 ?? 「... 言いたくない 。」 月 「 どう呼べば いい んですか!?」 ?? 「... 俺 に 構わなくていい 。」 「どうせ、 嫌わなくても関わりたくない とか 言う んだろ?」 「 俺のこと なんて、 誰も 想ってくれはしない んだから。」 <逃げるように立ち去る> 月 「あ...」 (... 私達のこと 、 まだ 信用してない のかな...?) (きっと、 誰も信じられなくなるぐらい ヒドいことされてた んだろうな。) 彼 が どんな目に遭っていたのか なんて、 私 には 分からない 。でも、 私 は 知りたい 。 誰 が どんな獣 で、 どんなことが好きなのか 。 公園 にて... 月 「あ!!いた!!」 ?? 「は!? まだ 探してたのか !?」 月 「だって ほっとけない よ!!」 「 私 は あなたのこと知りたい !!」 ?? 「 知ってどうする !?」 「 - サークルウェーブ - !!」 <衝撃波を発射> 月 「うっ!!」 <衝撃波に飛ばされそうになる> ?? 「 俺 を 理解する なんて、 お前 には できねぇ 、 諦めろ !!」 月 「 嫌 だ... 諦めたり なんか しない !!」 <衝撃波を耐え続ける> 「 私 は... 誰かが苦しんでるなら 助けたい !!」 「 できないだとか 、 偽善者だとか 、 好きなだけ 言いな よ!!」 「それでも、 やること なんて 変わったりしない から!!」 <足に力を入れる> < 大ジャンプして 斬りつけようとする が...> ?? <衝撃波が止まる> 「あ!!」 月 「え!?」 「うわあっ!?」 <勢い余って??に思い切りダイブ> ?? 「うぐっ!!」 月 「ごめん!! そのつもり は なくて ...」 <すぐに離れる> ?? 「 分かってる よ、 俺 だって こんなタイミングで止まるなんて思ってなかった 。」 月 「でも、本当に、 辛いなら 教えてほしい の。」 「 言いたいことがある なら 、 ぶつけてほしい 。」 「 本心 を、 教えてほしい の!!」 ?? 「......」 月 「 私 も 全部は分からないかもしれない 。」 「でも 私 は 理解したい 。 あなたの心 を。」 彼 は 少し黙り込んで 、 少しの間 私達の間に静寂が訪れた 。 ?? 「... 苦しい 、 苦しい んだ。」 彼 は 静寂を破って話し出した 。 ?? 「 誰 も 理解してくれなかった 。 誰 も 理解させてくれなかった 。」 「 近づくこと も、 近づかれること も、 許してくれなかった 。」 「... 俺 は、 お前達 が 羨ましい 。」 「 怖がられると思っていた のに、 一緒にいられる お前達のこと が...」 やっぱり 苦しかった んだ。でも、 そのこと を ぶつけてくれた 。 月 「... ちゃんと 言えた じゃん。」 ?? 「...?」 月 「 自分の本心 、 私 に ちゃんとぶつけられた じゃん。」 ?? 「...!!」 <静かに泣き出す> 月 「え!?だ、 大丈夫 !?」 「 嫌な気分にさせちゃったなら 謝る よ?」 ?? 「... 別に ... 不快ではねぇ よ。」 <普段の声で> 「 悪い 、 少し 頭が冷えた 。」 月 「 私 も ごめんね 。」 「 少なからず あなたの恨みを買ってた わけだし。」 お互い"裏"持ちであることを知った上でも仲良しだった 私達 は、 "裏"持ちと勘違いされて誰とも関われなかった匡吾 に 恨まれていた 。でも 私 は 彼の心に共感したかった 。 月 「でさ、 ずっと 一人だった んでしょ?」 「なら 私 、 あなたの友達 に なりたい 。」 ?? 「え?」 月 「 私 は あなたのこと嫌うつもりはない 。」 「それに 私 、 あなたのこと 知りたい の。」 「 だから 私 は、 あなたと 友達になりたい 。」 「...いい?」 ?? 「... 好きにしろ、と は 言いたくない 。」 月 「?」 ?? 「 本当 は きっと 、 俺 も お前達と仲良くなりたかった んだ。」 「だから 俺 も、 お前 と 友達になりたい 。」 月 「じゃあ 決まり だね。」 ?? 「 俺の名前 は 匡吾 。 浅蔵 匡吾 だ。」 月 「あ、そっか、 私 は 夜ノ星 月 。」 匡吾 「... 『月』って呼べば いい のか?」 月 「うん、 『匡吾君』 ...で いい ?」 匡吾 「 どんな呼び方 でも。 本当 に、 色々と 申し訳なかった 。」 月 「... いい んだよ。」 「 これから よろしく ね。」 私 は いろんな獣のことを理解したい 。そのためなら、 誰とだって 関わっていける 。