まだ作り途中です。さいきんよていが立て込んでいるので、しばらく更新できません。
空に黒雲が立ち込め、不死身の男が笑っていた時、それは無名だった。 だからこそ力に惹かれ、意志を持ち始めた。もはやそれを止める足かせは消え去り、それは空へと飛び出した。一つの記憶を跳ね除けて、ついにそれはついに力を手に入れた。その瞬間、眩い光が街をつつみ、記憶は再び散らばっていった... 場面は代わり、ここは公園。 「ふぁ〜ああ」 佑汰はあくびをしながら目を覚ます。目をゴシゴシこすりながら、「いっけね!」時計を眺めると慌てて家から走り出した。毎朝する駅まわりのジョギングをいつもより遅めに終わらせ、公園で一息をつく。その瞬間に佑汰はいつも、喜びを感じるのである。何より朝の公園は人がいない。人目も気にせず、ベンチでゴロゴロするのも自由なのだ。 「いたっ」 何かが頭に当たり、裕太の幸福な時間は短く幕を閉じる。不機嫌になり、何が落ちてきたかをよく見る。どうやら何かのメモリ?のようだ。なんで落ちてきたかを不思議がりならも、幸福を邪魔したそれを投げようとして手に持つ。すると金属質の物に感じる冷たさとは別の悪寒を覚えた。その時、女性が息を切らして近づいてきた。 「それ、返して!それはあなたが持っているべきものじゃない!」と必死に訴えかける。 裕太は立て続けに起きる不可思議な出来事に困惑しながら、拾った物を女性に渡した。女性はアイテムを受け取ると、安堵した表情を浮かべるが、すぐに周囲を警戒する。そして、短い感謝の言葉を述べると、逃げるようにその場を足早に立ち去った。謎が残ったまま残された佑汰その場に立ち尽くしていた。。 しかし、人間、不思議なものほど人間は信じられずに忘れることが多い。この佑汰の場合もそうだった。急に雨が降ってきた。傘を持っていない佑汰は慌てて、家である段ボールに戻った。お気づきの方もいるかも知れないが彼はホームレスだ。もともと風都大学に行くために東京から引っ越して一人暮らしを始めに来たのに、試験に落ちるわ、家賃を滞納してアパートから追い出されるわ、失敗続きでアルバイトをクビになるわで、帰る家も行く宛もない哀れな彼はホームレスになってしまったのだ。雨はいよいよ激しくなり、滝の如く降り注ぐ。湿気た空気の中で、裕太は更に不機嫌になった。さっきの出来事にしろ、今の雨にしろ、今日はなんて運の悪い日なんだ。というか、この街に来たのは大学にあこがれて、入りたくて、必死に勉強してきたのに、いつの間にかホームレスになっちゃった。あぁ、一体、俺の人生どうなっちゃうんだろ。そんなふうに自分の考えにふけっていた時、 ドォォン! 轟く音ともに雷のような光が辺り一面を光で包んだ。佑太は思わず眩しくて目を閉じる。激しい衝撃のあと、眩しさが消え去った。恐る恐る目を開けるといつの間にか雨はやんでいて、空は澄んでいる。裕太は安堵したが、周りを見ているうちに様子を怪しく思った。いつもなら車の音で騒がしい高架橋の下にいるのに車の走行音が全くしないのだ。何があったのか、外の様子をもっと見ようと、高架橋を抜けて、道路にでる。するとスーツ姿の中年が走ってきた。今日はみんなやたら走ってるなと、呑気に思いながら、何があったのか聴いてみることにして声をかけようとすると、相手のほうが息を切らして声をかけてきた。「おいっ、あんちゃん。お前もッ、早く逃げろ!この街にいちゃだめだ!この街には怪物がたくさんいる!」 「怪物?あんた、昼間っからいい年して飲み過ぎだよ。それより、俺の質問に答えてほしいんだけ…」 佑太がそれをいい終えないうちに中年は再び走り出した。 「おい!ちょっと待てよ!俺は聞きたいことが…!」 佑太が追いかけようとした瞬間、「消えたッ!?」中年はさっきまで叫びながら確かに、佑太の前を走っていたはずだ。なのに、跡形もなく姿を消した。咄嗟に、ほっぺたをつねる。しかし帰って来るのは激痛。夢じゃない?のんきな佑太も流石に不安になってきた。その時、不安を煽るかのように、後ろから、フヨフヨと間抜けな音が聞こえる。佑太は恐る恐る振り向くと、そこには得体のしれない「なにか」が浮いていた。白いピラミッド状のの碁盤に脚がついたような体、その中心に血走った大きな単眼。 「うぁああああぁ!」 得体も知れない、「なにか」はそのまま触手を伸ばしてこちらに攻撃してきた。佑汰の胸のそれも心臓の位置を、確実に狙ってきている。もう駄目だ……! そう思われた時だった。 パシッ! 「お前は…!」 先ほど、女性に渡したメモリが空中に浮いて、怪物の攻撃をすべて、弾き返したのだ。これは何の因果なのだろうか。そう思い、空中に浮かぶメモリを手に取る。 もう悪寒は走らない。むしろ、温かい、正義のこころとでもいうのだろうか。それが、佑汰の身に着けている手袋越しに伝わってくる。この怪物を倒すために、俺を使えと。メモリが俺を呼ぶ! 「…何が何だかわかんないけど、これが普通じゃないことぐらい、俺でもわからい。」 「こうなったら、仕方ねぇ!俺がこの街を守ってやる!」 使い方は、なぜか知っていた。メモリの起動スイッチを押す。エックス! 起動音が鳴った。 「そうか、お前、エックスってんだな!よろしくっ!」 そうして、手袋を外す。手の甲には不思議な挿入口のような模様が浮き上がっている。すると、空中に浮きあがっていたメモリが、模様に向かって、引き寄せ始められた。こういう時にいう、セリフはただ一つ。俺はこれ以上の決めゼリフをしらない。 「変身!」 こうして、俺の戦いは幕を開けたのであった。