SIG-06リリウム 全長16.5m 重量33t アルテーミスの後継機種として、OFGPでの戦闘経験から性能面が保証されていたロサが選ばれようとしていた。しかし、加工の難しい硬性皮膚装甲や独自規格の装備群である、ドレスアップシステムは実戦用の機体としては適さないと判断された。 そこで九月重工が提示した案をもとにロサとは別で設計、開発が行われたのが本機である。 しかしその設計思想は人体拡張を主眼に置いたロサやアルテーミスとは正反対のものである。 本機は実質無人機と呼ばれるほどにヒトの手から離れた機体であり、特に射撃演算と反応速度は従来の「見て引き金を引く機体」とは比にならない。 兵器開発一課の機体と規格の共通化を目指し、九月社製OAとしては初めて万能兵器換装システムに対応した機体として設計された。 また、本機はアルテーミスと同じく人工筋肉を使用した稼働方式を持つが、人体再現を徹底したアルテーミスとは異なり、本機に搭載されているものはキャヴァリエーレなどと同様のケーブルタイプである。 これも規格共通化の一環であり、一課製の機体と同じ設備での運用を想定してのものである。 本機の上位機種であるリリウムアヴェンジャーはロケットブースターを搭載し、センサー機器の強化を行ったモデルで、打撃部隊を率いる斬り込み隊長として開発された。強化されたセンサー機器もその多くが多数の敵を同時に相手取ることを想定したものである。