水菜譚 兎章-序- |||||||||||||||||||||||||||||| 初仕事から3年。 僕は裏社会で有名な殺人鬼になった。 殺し屋というより、自由人。 相手によっては依頼した側が 殺されるということもあり、 そのため僕への印象は殺人鬼。 異名などもあるようだ。覚えてないが。 キャラチェンもした。 僕の中の最も怖い人物を演じるようになった。 お師匠さんと亜嶋。 とある一件からこの二人を元にした 喋り方に変更した。 そしてめでたく、裏社会の重要人物だ。 僕の技術も上達した。 自分でも僕を超える人間はいない...と 言えるほどに。 お師匠さんを除いたらだけど。 ──────。だからなんだって話か。 |||||||||||||||||||||||||||||| 「これが依頼内容です。頼めますか...??」 少し怯えた雰囲気の女。 スーツを身に纏い、しっかり者って感じだ。 赤縁眼鏡もかけている。 「ん~...。どうしよっかな~? 報酬はいくらくらいなの?」 「報酬は6億程です。」 安いなぁ。交渉前提だろうな~。 「うん?二桁間違えてる? 600億は欲しいんだけど。」 目標金額は90億。 「申し訳ありません。 現在当社はそこまでの余裕がないのです...。 どうかご容赦いただけませんでしょうか...。」 頭を下げられる。交渉相手は一弥 尚美。 この人は運送会社や食品関係など、 手広く商売をやっている[株式会社:アイリル] の社長秘書だ。 社長本人が来ないあたり、警戒はしてるのだろう。 かなり若いので社長の趣味なのかな? めちゃくちゃ美人。 「残念なんだけど、それを許しちゃうと 他の依頼者が調子乗りそうだから無理~。」 目標金額の再設定。30億。妥協。 「でしたら...15億ほどではどうですか...??」 「ずいぶん釣り上げたね?2.5倍だ。 なんで最初はあんな舐めた金額だったの~?」 笑顔で問いかける。 「申し訳ありません...!!」 結構ガチ焦りしてる。涙出てるし。 美人さん泣かせちゃった。そんな怖い?僕。 めちゃくちゃ嬉しいな。僕の方向転換が きっちりハマってる。 「質問に答えてほしいな?謝罪はいらないよ~?」 「当社の...経営は苦しく、支出を抑える必要があり、 その...。」 「うん。理由は分かった。嘘じゃないから許す。 そのきゃわいいお顔に免じて受けてあげるよ。 格安だよ?15って。」 「ありがとうございます...!!こちら側でもなるべく 報酬金額に更に値段を上乗せできるよう、 社長に掛け合いますので...。」 「んな怯えないでよ~。殺す気なんてないよ~?」 「はい...。」 怯えが抜けないなぁ。裏の人間と関わることが 無かったんだろう。しゃーなし。 「お出口はあちらです...。」 「はいどうも。社長さんにもよろしく~。」 「了解致しました...。伝えておきます。」 肩の荷が下りたように緊張が抜けている。 油断しちゃ駄目だよ~。 この人は早死にするだろうな。可哀想に。 |||||||||||||||||||||||||||||||||| 今回は大変そう。 標的は[三鷹ファイナンス]の社長。 そしてその一族。 簡単に言うと、息子が二人いるそうなので、 その二人も殺せ、ということだ。 妻や両親も標的。用心深いこった。 社長の三鷹 裕司は若くして社長となった男。 カリスマもあり、頭もかなりいいらしい。 妻の恵美という人物もなかなかに 好かれている。良い夫婦らしい。 何故今回の仕事が大変かというと、 三鷹ファイナンスには国家公認の専属SPがいる。 どいつもこいつも精鋭だそうだ。 表では「三鷹ファイナンスの元関係者が、 解雇されたことに恨みを持ち、 復讐をしようと社長を襲った。」 とか報道されたりするが、 実際は元関係者ではなく、殺し屋。 つまり返り討ちにあっている。 全く。恥としかいいようのないザマだ。 「よし、着いた。」 そして現在、三鷹裕司の長男が 入り浸っているらしいクラブに来た。 ||||||||||||||||||||||||||||||||| 長男はいわゆるボンボンのクソガキ。 次男の話はあまり聞かない。 多分家からあまり出ない陰キャなのだろう。 「すみません。当クラブは現在、 三鷹様の招待客しか入ることができません。 お客様にはご迷惑をおかけしますが、 今日はお帰りください。」 クラブに入ろうとした途端、 ゴツい男にそう言われる。恐らくSPだろう。 「そうですか~...。残念。」 どうしよう?もう殺るか? 屋上から忍び込もうかな...。 「...!?失礼ですがお客様。お名前を──」 表情で察する。僕を知っている。 なのでもう殺る。スッと脇差を取り出し、 首に突き立てる。それを抜いて、 振りぬき、首を飛ばす。 それに気づき、周りのSPも動き出した。 直ぐに拳銃をこちらに向け、撃つ。 流石洗練されているだけある。 突っ立っていたら全弾命中だ。 その弾丸の一部を避け、避けきれない物は 全て流す。以前より明らかに上達した。 何故なら流された弾丸は全て、 弾丸ではなくなった。ただの鉄塊。 我ながら惚れ惚れする。 一瞬で全ての弾をぐちゃぐちゃにしたのだ。 これは流石に褒められるべき。 そんな自賛はともかく、SP全員殺す。 7人居る。流石に多勢に無勢だ。 雑魚相手ならまだしも、相手も中々にできる。 「斎藤、川岡は右だ!!他は前に出ろ!!」 一番嫌だと思ってたことをやられた。 体格と軸足から、どんな動きをするかは 読めるようになった。 そこから推測できる要素から、 斎藤と川岡と呼ばれた男は特に足が速い。 力もあるが、銃撃に向いていると思われる。 だから対応しにくい位置には行ってほしく 無かった。後は明らかな肉弾戦タイプ。 かなり的確な指示だ。 そいつから狙いたいのだが、そうさせてもらえない。 動きから場慣れしているのが見て取れる。 指示をしている男も肉弾戦ができるように見える。 近づけたとてすぐには殺れない。 川岡と呼ばれた男の頭に脇差を投げる。 だが、致命傷を避けるために逆手で 脇差を掴んでいる。殺しておきたかったぁ...。 近付いてきた4人のSPはそれぞれが上手く 動いている。事前の打ち合わせだろう。 誰がきても対応できるようにしている。 天晴れ。 とりあえず一番前にいる男にパンチ。 男は受けてそのまま攻撃に転じようとする。 「はい、残念。」 一番前にいた頭が吹き飛ぶ。ミンチだ。 あれから力はちょっとしか強くなってない。 握力も小学生5年生と同等くらいだ。 これが受け流しの真髄だ。 僕以外で実現できる人間は多分いない。 角度と速度と力の抜き加減。 全て完璧であれば結果はご覧のとおり。 左側から撃たれるが、左手で流す。 そして前に出て、次の男を殴る。 目の前で超常現象染みた物を見せられた 男は体が緊張してしまっている。 そのままさっきの男と同じ結末。 「下がれ!!下手に近付くな!!」 「不正解。このまま押し切るべきでした~。」 指揮官の役割の男の声で下がったSP。 その間違いをすぐに訂正してやる。 指揮官の役割の男に袖に刺していた 針を飛ばす。針は見事、男の額を貫通した。 そして下がった奴らに追撃。 誰も指揮官の死に気付かない。 下がった男の内の一人の頸動脈を爪で切る。 そいつの横にいた男の腹に掌底。 腹に風穴を開けてやる。 残った一人には顎に膝蹴りをした。 最初に殴られた男と同じ死に方。 あと二人。倒れた指揮官の男を見て、 残った二人はやっと指揮官の死を理解。 下がろうとしている。応援の要請でも するつもりだろう。 なので死んだSP達が持っていた銃を手に取り、撃つ。見事命中。銃の腕前にも自信はあるので順当。 「拍子抜け...。まあいっか。とつにゅ~だ~!」 全員殺してご満悦。 意気揚々とクラブに突入するのだった。 続く。 matya_machaの一言 ドウモ!!マッチャデス!! 誰もこの小説見てないでしょ? どうせそうなんだ。 コメントしてよ。意地悪。 ☆と♡が増えても、コメントなきゃ 嬉しくないよ...。ちゃんと最後まで 見た人は、「武君」ってコメントしてよ。 兎章は自信あり。知らんけど。 てかここまで見てる人いないか。 まあ、この小説おもんないもんな。 コメント、☆,♡、拡散、宣伝等励みになります! 是非してください...。
幕間:師弟と女-序- https://scratch.mit.edu/projects/1279166950/ 己章-序-(一話的な) https://scratch.mit.edu/projects/1277548111/ 小話。 水菜君は今の所世界4位くらいです。(え!?)