aopi-0424オリジナル小説第1作目も、もう第四章まできています!主人公・航が繰り広げる壮絶なストーリーをおたのしみください!予告編から第三章も公開中ですので、これまでの章を読んでいない方は、下のURLからアクセスして読むことをお勧めします。本文はメモとクレジットに書いてあります。 予告編:https://scratch.mit.edu/projects/1281553105 第一章:https://scratch.mit.edu/projects/1281534264 第二章:https://scratch.mit.edu/projects/1282724031 第三章:https://scratch.mit.edu/projects/1282950138 第四章:このプロジェクト 第五章:https://scratch.mit.edu/projects/1284730669 完結編:https://scratch.mit.edu/projects/1284731173 この小説は、_DiusKeD_さんの作っていた小説を読み、作りたくなり作った小説です。_DiusKeD_さんに感謝します。
第四章 強力な助っ人 記憶倉庫を完成させ、記憶の放棄・売買ができるようになった航。しかし、村人の航への評価は変わらなかった。そんなある日、主人公が小屋の外で、自作の「AIボット」を動かしていると、背後から感嘆したような声が響く。 「……すごいな。AIボットの制御にその理論を使うなんて、僕のいた研究所でも誰も思いつかなかったよ」 振り返ると、そこには疲れ果てているはずなのに、春の陽だまりのような優しい目をした青年が立っている。 「驚かせてごめん。僕は都会から来たんだ。怪しいものじゃないよ。……君のその素晴らしい発明に、すっかり目を奪われちゃってね。もしよかったら、少しだけお話を聞かせてもらえないかな?」航は驚いたが、怪しい予感はしなかったので、小屋の中で話を聞くことにした。 航はその青年に、「あなたはだれですか?」と聞くと、青年は、深く頭を下げて、こう言った。「はじめまして。僕は、瀬良 航平(せら こうへい)。この村に着いた時、地面におおきな焼け焦げた跡があって、よくみたら精密機器の断片が落ちていたから、おや?とおもって、この村を見渡したら、君が何かを作っているのを見つけたから、声をかけたんだ。」航は、焼け焦げた跡は、前に超高周電波発生装置が爆発を起こした跡のことだとわかり、少しずつこの青年を信頼し始めていた。しかし、村人に不適切な対応を受けた経験がある航は、まだすこし、疑いの目があった。「この青年も、最初は優しそうでも、後にぼくの技術を奪おうとする人間になるのでは」という疑いが、頭の中でグルグルしていた。そんな中、その青年はある衝撃の事実を話した。「僕は、もともとはここから離れた都会の研究グループのリーダーをつとめていたんだけど、すこし理由があってここに逃げてきたんだ。」航がなぜかと聞くと、青年は顔がすこし曇った。その後、3秒くらいあけてから、静かに口を開いた。「ある日、僕の研究所に、「ブラック技術研究所」と名乗る人たちが来て、[この研究所の部下をゆずなければ、1000億よこせ]と、僕を脅したんだ。みんなが反対したが、あいつらは聞かなかった。でも、僕は研究所の仲間が犠牲になるのなら、僕が全責任を負うことにしたんだ。だから僕は、自分の予算で1000億を支払い、研究所から逃げてきたんだ。」それを聞くと、航は、疑いの目はなくなり、可哀想に思えてきた。そこで青年は、顔に無理やり笑みをうかべながら、航にささやいた。「もしよかったらなんだけど、君が発明をするのを手伝ってもいいかな?僕は都会で最先端の技術力をもっていたから、大抵のことは教えられる。それに、この村に来た時、村の人たちが、異様に君の小屋を避けているのをみたんだ。おそらく、君はこの村の人たちをみかえしたいんだと思うから、ぼくにも協力させてほしいんだ。」航は、青年が自分の目標まで言い当てているのを聞いて、100%青年に信頼性を抱いた。そこで航は、青年に自己紹介し、仲良くなった。その後、青年はいろいろ航の世話をしてくれた。ご飯を作ってくれたり、勉強に付き合ってくれたり、航は青年のことを「航平兄ちゃん」と呼ぶようになり、彼を本物の兄貴のように尊敬していた。 そんなある日の夕方、航平は記憶倉庫から帰ってきた航に、あるものを見せた。それは、航がつくったこともない設計の何かが描かれた、設計図だった。「これは、ぜひ航くんにつくってみてほしいものだよ。これは、[インフィニティ・ボイジャー」という、探検用の航空機だよ。きみが村人に称賛されたい気持はよくわかるよ。でも、たまには村の外に出て、広い世界を冒険すると、あたらしいアイデアが生まれるかもしれないよ。」そんなことばに、航は目を輝かせていた。しかし、航は1つ、不安があった。「その設計図には、今の僕には理解できない部品や技術がかいてある。そんなものが、僕には作れるのか。」航はぼさっとつぶやいた。しかし、航平は優しくこう言った。「いまのきみならできるよ。僕も応援するよ。」そんなことばに、航は希望を取り戻した。そしてつくることを決めた。すると航平は、「よし。そうと決まれば、まずは素材集めからだ。航君、きみが作った”あるもの”をすこし改良すれば、素材集めは完璧だ。でも今日はもう遅いから、つくるのは明日からにしよう。」航はそんな言葉を頭に入れて、眠りについたのだった。