抹茶防衛戦 作:matya_macha サムネ:gamezukino_ringo 0章5話 「起きろー!朝だぞー!ラック!ムジカ!」 人が眠っているのにやかましいやつだ。 「朝の間くらい静かにできないのか...ワイト...。」 「そうだよ兄ちゃん...。まだ眠いし、今6時だよ...。」 「早起きは健康の秘訣だぞ?ラック。 ムジカなんていつも寝てるじゃないか。」 失礼極まりない。 その傍迷惑な態度、逆に尊敬する。 「私はいつも寝ているのではなく、 目を閉じているだけだ。 私の能力は開眼が条件でもあるのでね。 失礼なことを言わないでもらいたい。」 「そうだったのか!?てっきりいつも眠いのかと...。」 「そんなわけないじゃん...。兄ちゃん何言ってんだよ...。 ごめん。ムジカ。兄ちゃんちょっとおバカなんだ。」 「知っている。───ちょっとじゃないと思うが。」 彼らはブルー兄弟。 ワイト・ブルーとラック・ブルー。 ワイトは愛すべきバカ。という認識。 ラックは気弱で理知的。という認識。 どちらも抜けているところがあるので、 流石は双子、と言ったところだろうか。 それに、兄弟どちらも兄弟バカ。 だからこそ、愛されているのだろうが。 「まぁまぁ!そんなことより朝のストレッチ をしようじゃないか!」 「ストレッチはいいけどムジカに謝ろうよ...。」 「ごめんな!ムジカ!無神経なこと言って!」 「別に構わないが、ワイトが無神経という言葉 を知っていたことが驚きだ。誰から教わった?」 この愛すべきバカがそんな言葉を知っていると は思えない。 「花音が教えてく──────」 「あの女に関わるのはやめておけ。」 「あの人はやめておいた方がいいよ...。」 ラックと言葉が被る。 雪中花音は人間のクズ。という認識だ。 主語が全て自分であり、他人は眼中にない。 [何より尊ばれるべきは自分。 自分は誰よりも優れていて、揺るぎない存在。 世界の全ては自分にひれ伏す。]という思考の女。 気色悪いことこの上ない。 傲岸不遜が服を着て歩いているようなものだ。 「そうなのか?」 どうせ、 (あんた無神経な男ね!!本当に理解できない!! あんたみたいな男死んだ方がいいわ!!) とか言ってワイトに(無神経ってなんだ?) と質問されたのに答えたのだろう。 その光景がありありと浮かぶ。 「あの人はあんまりいい人じゃないから... 今後花音さんを見つけても話しかけない方が 良いと思うよ...。」 「あの女は性格が悪い。話しかけないのが吉だ。」 「そうなんだな...。分かった!気を付ける!」 ここで話しかけない、ではなく気を付ける、 なのがこの男の魅力だろう。 恐らく話しかけられたら話すだろう。 断片的思考のバカとも言えるが、 そう割り切るのは早計に過ぎる。 「そんなことはいいだろ! ほら!朝のストレッチするぞ!」 屈託のない笑顔。まさに慈眼温容。 「ストレッチするにしても静かにしろ。 朝礼ギリギリまで寝てる奴もいるんだ。」 「分かってる!うぇいくあっぷ! れっつどぅいっつ!」 「レッツドゥイットだよお兄ちゃん...。」 「れっつどぅいっと!!」 「発音が少しちがう。let's do itだ。」 「レッツドゥイット!」 「ムジカもそんな細かくなくていいよ...。」 「私はギリギリまで寝る。おやすみ。」 「レッツドゥイットって言ってるだろ! すたんとじゃんぷ!」 「スタンドアップだよ...。お兄ちゃん。 なんでウェークアップから変えたの...??」 「スタンドアップ!ムジカ!」 「分かった!!分かったから静かにしてくれ...。」 隣の部屋の奴にどやされるのは勘弁だ。 渋々ながら、ストレッチに参加することにした。 ||||||||||||||||||||||||||||||| 「うあぁぅ...頭痛い...」 働き過ぎて頭が痛い。今日で6徹目だ。 「僕にこんな仕事押し付けるなよぉ...。」 僕の名前はリース・ロントレット! 清く正しい健全な13歳の男児☆ 自慢だけどキレイルの重役! 若いからって理由で更に上の人に 面倒くさい仕事を押し付けられてる! ほんと腹立つー。口だけ達者なんだから。 「なーにが、[経験を積んでおくべき~]だ! 面倒くさいから丸投げしてるだけじゃん!」 何故か知らないけど男にも女にもモテる! 女の子はいんだけど、なんで男からもモテるんだろ? 「はぁ...。もうなんか...やだ。」 眠いし頭痛いし。サボろうかな。 「疲れた!!!!!サボる!!」 「サボるな。」 後ろから声をかけられる。 「ぎゃあぁぁぁ!!幽霊!!??」 「失礼だな。ムジカだ。」 「ムジカかよぉ...。やめてよ!気配ないじゃん!」 「気配ないじゃんってなんだ。 私は普通に声をかけただけだろう。」 「えっ?嘘だ。気付かなかったもん。」 「眠すぎて気付かなかっただけだろう。」 「むぅ...ムジカがそう言うならそうかぁ...。」 「随分信頼されてるようだな。」 「え、心当たりなし?」 「心当たりはない。特に話す機会もなかった。」 啞然とするってレベルじゃないよ。 自覚ないのはおかしくない? この人は読字(よみじ) ムジカ。 孤児になって死にかけていた僕を拾ってくれた人。 能力は開眼し、対象を定め拘束。 そして対象の脳内に指定した漢字を表示する。 その漢字の読みを口に出すことができなければ、 ムジカが能力を解くまで動くことができない。 頭が悪い相手には超強力。 ただし、肉体強度が高すぎる場合、 拘束を逃れられてしまう場合がある。 縛りがほとんどない拘束能力。 「いや、僕を拾ったのムジカじゃん。」 「それがなにか関係してるのか?」 「そんなことある?ムジカは死にかけてた孤児を 拾ったんだよ?拾われた側は感謝するじゃん。普通。」 それはもう鈍いとかじゃないじゃん。どゆことよ。 「私の能力を看破したんだ。連れて帰る理由はあった。善意から連れて帰ったわけではない。」 「だとしてもじゃない?」 「リース。お前みたいに陰に埋もれた原石は いくらでもいる。私はそれを拾っただけだ。」 「かっこいいこと言うねー?でもさー? それでもたまたま読んだ本の知識がぴったし 当てはまっただけじゃん。」 「だとしてもその記憶力は驚嘆に値する。 幼少の頃に読んだ本の内容を記憶している というのは当たり前にできることではない。」 「うーん...。そうなのかなぁ...。だとしても 僕みたいな孤児誰も近づきたく無くない?」 「それに囚われていては意味がない。 事実、重役に上り詰めたんだ。 それも異例の若さ、異例の期間でだ。」 結果論。たまたまじゃないか。 「どーも。でも、ムジカのその考え方 よくないと思うよ?結果論じゃん?」 「......そうか。」 「なんでためたのよ。いいけどさ。それでも。」 結果至上主義な奴だなぁ。 頭が固いというか何というか... 「とにかく仕事はしろ。お上の連中から 渡された書類を片付けておけば、 お上にも口聞きしておく。」 「流石ムジカ~!太っ腹~!────── 上の人に仕事量減らしてって言っといて...。」 「安心しろ。言わなくても分かってる。」 「頼むよ...??絶対だからね...??」 「そんな切実に言わなくてもいい。 お上が聞くかはまた別だが。」 「ありがとう。んじゃ寝るね。」 「それを終わらせてからにしろ。」 「意地悪!!てか、今更だけど早起きだね?」 「ワイトに叩き起こされたからな。 毎朝6時に起こされる。やかましい奴だ。 お前も話してみるといい。」 珍しく笑ってる。 多分ワイトさんとは仲がいいんだろうなー。 何度か会話したが、優しい人だった。 愛すべきバカって感じ?邪教徒とは思えない。 僕ももうちょいワイトさんと話してみようかな? 仕事が多すぎるせいで話せてないんだけど。 「私は部屋に戻る。やかましいのがいるからな。 早く戻らないと隣の部屋の奴に迷惑をかける。」 「ん。じゃーね。僕は仕事終わらして寝る~。」 ムジカが戻っていく。なんか言い忘れてるような...。 もう忘れたしいっか。 「よーし!!あと一仕事だ!!頑張るぞ!!」 あ、思い出した。 ムジカに朝食持ってきて欲しかったんだった。 ここ動いて取りに行くの面倒なんだよなぁ...。 「それくらいは自分でやるかぁ...。」 次回に続くらしいぞ! matya_machaからのコメント ドウモ!!マッチャデス!! "ブルー"という苗字は後付けです。 ワイトとラックのどっちが兄でどっちが弟か。 そんなのはどうでもいいじゃない。(忘れちゃった人) ていうか、ガメズクさんの考えたキャラの 一部を一切合切忘れてしまった。テヘペロッ☆(タヒね抹茶) ガメズクさん誠に申し訳ございません...!! よければ再共有していただければ...。 あと、マチャオリのリース君登場!! キャラデザが一切考えられてないキャラです。 見てくれた人が色んな人に「これいいよー!」とか 布教してくれたら、共有頻度上がるかもな~。 参照数増えたりしたらもっと意欲あがるのになぁ!? それにさ、☆と♡だけって酷くない? 感想とかさ、色々あるじゃん!!意地悪!! そういうことされるとやる気なくすんだよ!!(黙れ) コメント、☆,♡、拡散等励みになりますので是非に。 それでは、読んでいただきありがとうございました!! また来てくださいね~! (七海の回想に出てきたパン屋のお姉さん)
前話 https://scratch.mit.edu/projects/1283257995/ 1話 https://scratch.mit.edu/projects/1276811898/ サムネ https://scratch.mit.edu/projects/1277570415/ 設定 この世界は現代より進んでいる世界ですが、 それを活かせる人間が少ないと思っていただければ。 簡単に言うと、ニコラ・テスラ100人とその他の愚図で世界人口作られてる感じです。 銃火器の概念もありますが、剣や盾も使います。 ていうか6以上だと弾丸避けるレベルなので 5以下の人間しか銃火器を使いません。 一部の人間が能力(よくあるスキル的なやつ) を持っており、それを使う感じです。 キレイルには少し例外的な形でこれを手にするものがおり、その方法はキレイル内部の人間しか知りません。 ノルスフォイルは他国にとってマジで謎と言っていいです。情報国家であり、中立的な立場です。簡単に言うと、異人三のコミジュルの強化版みたいな感じです。(龍が如く7参照すりゃ分かる) |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||| 抹茶君という生物が生まれた。 猫が抹茶のおもちを食べてできた謎の生物... それはその可愛さと裏腹に危険な存在だった。 「抹茶君の命が潰えた時、全てが消える。」 それは、宇宙の核と抹茶君が混ざってしまったというイレギュラーな結果のせいだった。 原因は分からない。情報の出どころも分からないが アデマイド国家は、これを[※最重要機密事項]に定め、情報の全てをひた隠しにする。 だが、どこから嗅ぎつけたのか邪教的思考の [キレイル教会]の人間は抹茶君の存在に気付いた。 キレイル教会の人間は抹茶君を破壊し、世界をリセットしようとしている。 その陰で中立的な国家、[ノルスフォイル] はどちらにつくかを見定めているのだった... |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||| 各兵士や例外人物には数値で脅威度が割り振られている。 1:一般人未満 2:一般人級 3:少し鍛えた人間程度 4:日常的に鍛えている人間程度 5:多大な筋力を有した人間程度 6:超人的な筋力を有している人間程度 7:兵士の平均程度 8:特殊兵装をした兵士と同等 9:戦車と同等 程度 10:小隊を壊滅させる程度 11:部隊を壊滅させる程度 12:国家戦力を壊滅させる程度 13:世界に脅威をもたらす程度 数値はあくまで基準であり、脅威度なだけである。 世界への影響の大きさに準拠しており、 他への影響を考慮しない。 |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||| アデノイド国家 一般的な武装国家。資本主義強めと共産主義弱めを合わせた感じの国。産まれて10年経った人間は、仕事を選び、学業の合間にそれをこなす。学業はそこまで大変でないので、働き手を増やすのが目的。収入もそこそこであり、一番まともな国である。だからといって貧困層がないわけではないが。 キレイル教会 キレイル教会はいわゆる邪教。だが、まともな人間は多く、思想を除けば立派である。キレイル教会の目的は世界のリセットであり、人間は必要ないと語る。抹茶君が消えると全てが消えるだけであり、リセットされるわけではないはずだが...。キレイルは貧困にあえぐ人間を取り込み、教徒にする。そして思想を押し付ける。教祖はなかなかのやり手のようだ。 ノルスフォイル情報国家 一番謎。この国で一番の戦力とされる人間は二人いるらしい。片方は狐面を被り、片方は一切の情報がない。ノルスフォイル国家に立ち入る人間は誰一人としておらず、死地のように扱われている。 ※最重要機密事項:最重要機密事項に選ばれた存在等は他国への共有、一般市民への共有、情報の漏洩を禁じる。