どうもでいうすです。ついに文章量が長すぎてメモクレだけじゃのせれなくなってしまいました。 使い方の下の方に導入があるのでご注意ください。 絵はベクターにするのめんどかったので今回はそのまま貼り付けさせていただきました。次からはちゃんとやります 凛冽峻峭(りんれつしゅんしょう)」は、主に非常に寒く厳しい自然の風景や、人の態度・性格が厳格で鋭い様子を表す言葉です。 Gooより ちなみに私は知りません。 前回 https://scratch.mit.edu/projects/1282402770 次回 https://scratch.mit.edu/projects/1288343789 <注意書き> ・この作品はゲームHero Warsをもとにしてつくられた二次創作です。 ・キャラクターなどの説明は中にあります ・絵は本家です ・Hero wars本家の内容とは無関係です。 ・曲はHero wars本家からです。 THE HERO WARS <贖罪の大鎌> <凛冽峻峭> アスタロスはセラフィムと共に神、トラツァの暗殺を試みていたが、仕事を全くしていなかったので少ししてから暗殺を試みた。 セラフィム「....仕事、内容はどんなんだろうな。」 アスタロス「.....わからない。予想もつかない。」 二人は下を向いた。 アスタロス「悩んでいてもしょうがない。とりあえず、行ってくる。」 セラフィム「行ってらっしゃい。気をつけてな...」 二人の気分はいつにもなく重かった。 アスタロス「...何回見てもこの小さな建物にあんな大きな内装があるなんてな...」 目の前の玉座にはいつも通り、神が静かに座っていた。 その目は冷たく、アスタロスを射貫いている。 アスタロスは深く頭を垂れ、神の言葉を待っていた。 神「......久しいな。炎の精霊よ。 お前が任務を怠っていた間、何をしていたのだ?」 トラツァ、いや、その影武者の神はすべてを知っているかのようにアスタロスに言葉を突きさした。 アスタロス「....承知している。だからこそ、今日は己を改め、仕事を請いに来た。」 神「そうか。」 神はわずかに目を細め、アスタロスの目の前に鏡を差し出した。 そこに映し出されたのは、アスタロスの親友。ーーセラフィムの姿だった。 神「ならば好都合だ。お前の任務はーーその天使を殺すことだ。」 空気が一瞬で重くなった。 アスタロスは目を見開き、握りしめた拳から炎が漏れた。 アスタロス「....な、何を...?セラフィムを....殺せだと....?」 神は淡々と言った 神「そうだ。こいつは天界の秩序を乱す芽だ。 いずれお前に害をなす存在となる。今のうちに摘みとっておけ。」 アスタロス「....ふざけるな。セラフィムは俺の仲間だ。 幾度も俺を救ってくれた......その命を奪えと? それが神の正義だというのか。」 神「正義とは、常に勝者が決めるもの。 お前が炎の精霊であるならば、炎で焼き払え。 お前は幾度も仕事をこなしてきたはずだ。」 アスタロスの胸中で炎が荒れ狂った。 すぐにでも鎌を出し、神に刃を向けたいーーだがそれをすれば、ここですべてが終わる。 セラフィムを守るどころか、巻き込みかねない。 アスタロスは深く息を吸い込み、低く唸る声で答えた。 アスタロス(.....この命令、俺は従えない。だがここで貴様に刃を向ければ、奴の思うつぼだ。…..一度、セラフィムと話し合う。どう進むべきか.....我ら自身で決める。) 神の瞳が氷のように光る。 しかしアスタロスの炎の翼もまた、不気味な熱を帯びていた。 アスタロスは建物を後にし、冷気を切り裂くように歩みを進めた。 胸中には怒りで燃え盛りながらも、どこか悲しみにも似た苦悩が広がっていた。 アスタロス「セラフィムを殺せ、だと.....。 神はもはや、この世界を守る存在ではない.....。 俺は少し信じていたのに...... すべて....裏切られた気分だ.....」 それを見ていたトラツァの冷笑が宮殿にこだましていた。 トラツァ「炎よ、抑え込めるものなら抑えて見せろ。 だがいずれ....その劇場はお前自身を焼き尽くす。」 アスタロスの心には燃え盛る炎があった。 アスタロスはセラフィムのもとへ、帰る。 セラフィム「....アスタロス...!」 アスタロスはそんなセラフィムをじっと見つめ、なにかをうったえかけた。 鋭い視線の奥にあるなにかを悟ったセラフィムは、わずかに目を伏せ、静かに頷いた。 ーー二人の間に言葉は必要なかった。 アスタロスは深い息を吸い、贖罪の大鎌を振り上げた。 その刃がセラフィムの胸を貫いた瞬間、赤い火花と血が舞い散る。 セラフィム「...っ!....」 倒れ伏すセラフィムの姿。 アスタロスは、すぐにその場を立ち去った。トラツァの冷徹な命令を、冷酷に終えたかのように.... アスタロス「我が魂でお前を取り戻す......」 アスタロスは再び建物を訪れた。 玉座に座っていたのはいつもの神ではないことにすぐに気が付いた。そう、それこそがトラツァ本人なのだ。 アスタロスは一礼し、低く響く声で言う。 アスタロス「命じられた通り、セラフィムを.....葬った。」 トラツァの瞳に、わずかに満足の色が宿る。 トラツァ「初めまして...アスタロス。 視ていたぞ。氷の鏡を通してな。炎の精霊、お前は忠実な任務を果たした。見事だ。」 その声は氷の刃のように冷たく、それでいて甘美な毒を含んでいた。 トラツァ「よい。もうお前を疑う必要はあるまい。 これより先は、お前の働きを信じるとしよう。」 そう言い残し、トラツァは冷たい笑みを浮かべた。 その瞬間、アスタロスは心の奥で小さく炎を揺らし、笑みを浮かべた。彼はひそかに勝利を確信する。 建物をあとにしたアスタロスは、急ぎセラフィムのもとへと舞い戻った。 セラフィムは部屋の中で、まだ少し青ざめた顔で座っていた。 アスタロスの姿を見て、頬笑みかける。 セラフィム「....戻ったな。」 アスタロスは言葉に詰まり、しばし沈黙した。 やがて真正面からセラフィムの瞳を見つめる。 あの時、実は彼らは目と目で通じ合い、策を伝えていた。 そして、殺した時、アスタロスは氷の鏡でトラツァが視ていると知っていた。いや、確信していた。氷の鏡の画角からセラフィムが離れた瞬間、彼は「最後の言葉」を使用し、生き返らせたのだ。 アスタロス「すまなかった......。 お前を刃で貫いた時、たとえ策とはいえ....心臓が引き裂かれる思いだった。 本当に....俺は、お前を裏切ってしまったのではないかと.....」 セラフィムはゆっくりと立ち上がり、アスタロスに近づいた。 そして、優しくその胸に手を置く。 セラフィム「俺はわかっていた。お前の炎は人を焼き尽くすためではなく、生かすものだと。だから....あの時も信じられた。」 アスタロスの瞳に光が反射した。 彼は拳を強く握りしめ、低くつぶやく。 アスタロス「.....必ず....神を討つ。 お前を二度と、偽りの死に巻き込ませたりはしない。」
地上、アドラステアの座する玉座の間に突如として冷気が走った。 冬の嵐のような風が吹き込み、柱に刻まれた黄金の文様が白く凍り付いていく。 玉座に座す皇王アドラステアは、わずかに目を細めた。 彼の前に現れたのは、氷で造られた無数の人形ーー無表情で、ただ冷たい気配を放つ兵たちだった。 その背後に響き渡る声。氷を砕くような冷酷な神の声ーートラツァ。 トラツァ「皇王アドラステアよ。 お前の帝国は芽吹き始めた。だが、真に大樹となるには......凍てつく試練を超えねばならぬ。」 アドラステアは静かに立ち上がり、マントを翻す。 その眼には動揺の色はなく、むしろ冷たい炎がやどっていた。 アドラステア「試練、か....。 神よ、貴様は私を疑っているのか。それとも.....ただの愉悦か?」 トラツァは冷笑を含んだ声で答えた。 トラツァ「疑いではない。 お前が真の支配者としてふさわしいかを見極めるのだ。 弧の氷の人形たちは、我が意思の断片。力も忠誠も、決して揺らがぬ兵。 お前が統べる人間どもよりも、はるかに純粋だ。 ーーそれを打ち破れ。己の国の力を証明して見せよ。」 氷人形の軍勢が一斉に動き出した。 アドラステアは腰の黒剣を引き抜き、冷ややかに吐き捨てた。 アドラステア「氷の兵などに、この私が屈すると思うな。 帝国は神のためではなく、この私のために存在するのだ!」 一閃。 黒剣から放たれた紫炎が氷を裂き、何体もの人形を一瞬で消し飛ばした。 だが、倒れた兵はすぐに再生し、倍の数で迫りくる。 トラツァ「忘れるな、皇王よ。 お前の権威は、我ら神々の審判あってこそ成り立つ。 従わぬならばーー氷の閉ざされ、帝国もろとも終焉を迎えるのだ。」 アドラステアは笑った。 それは冷笑でもなく、激情でもなく、静かなる狂気の笑みだった。 アドラステア「いいだろう。試練とやら、受けて立つ。だが覚えておけ、トラツァ.....。 私が求めるのは神の寵愛ではない。 この世のすべてを私の掌に収めるためーー貴様すらも利用するのだ!」 氷の軍勢を打ち破り、玉座の間に凍り付いていた空気が解け堕ちた。 試練を克服したアドラステアは、トラツァの声が消え去った瞬間に、己の心に確信を抱いた。 ーー帝国はもう、神の加護を必要としない。 必要なのは、冷徹なる意思と、無限の発展を約束する力。 その決意のもと、アドラステアは新たな命令を下した。 首都から遠く離れた東の雪の山脈ーー氷壁に囲まれた荒野に、人類未踏の都市を築け、と。 氷の大地に鉄杭が打ち込まれ、蒸気の吐息を上げる巨大な機械が搬入される。 山脈を削り、地下を穿ち、無数の歯車と鉄骨でくみ上げられた都市が少しずつ姿を見せていった。 そこにたてられたのは都市の中心となる、原子炉。 アドラステア「ここをーー都市の心臓とする。 ガーウィルシティ。機会と人知が交わる、新たなる世界の中心だ。」 その言葉通り、ガーウィルシティはただの都市ではなかった。 膨大な歯車仕掛けの工場群、氷を燃料へと変える洗練施設....。 首都よりも早く、より強く、より冷徹に、さらに一般市民にばれずに、都市は進化を遂げていく。 この年では、人間の肉体を補う義肢や強化装具が次々と開発された。 寒冷な環境で生き抜くための機械仕掛けの鎧は、やがて兵士たちに標準装備として与えられ、”氷を黙諾鋼鉄の軍”と呼ばれるアドラステアの親衛隊が誕生した。 王座にて、アドラステアは新都市の地図を見下ろしていた。 冷たい瞳が、未来を貫く。 アドラステア「これでよい....。 氷の試練など、我が野心を燃え上がらせただけだ。 ガーウィルシティはただの都市ではない。 ここで鍛えられる兵と機械があればーー帝国は天をも超える。 そして、神すらも。」 その光景を、遠くの天空から冷ややかな瞳で見下ろす存在がいた。 ーー氷神トラツァ。 彼の声が氷風となって親衛隊へと響く。 トラツァ「人間ごときがここまで牙をむくか。 よいだろう、我が氷の影を遣わす。 アドラステアの傲慢を、砕け。」 氷の霧の中から現れたのは四人の戦士。 彼らは「氷神の息吹」と呼ばれる親衛隊。 全員が神に匹敵する力を持ち、冷気を漂う。 そのうち二人ーー 「白き刃ヴァルディス」と「氷火の魔女エイナ」がまっすぐにガーウィルシティへと降り立った。 彼らがこの都市を狙う理由はただ一つ。 驚異の芽を、神の名をもとに摘み取ること。 街を揺るがすほどの衝撃波。 しかし、遠く離れた山奥だったので一般市民には気づかれてはいない。 だがーー。 アドラステア「神の遣いか.....っ 今の私で、、勝てるのか、、、? いや、勝ってこの場で終わらせる!」 皇王は立ち上がり、黒剣を手に戦場へ躍り出た。 都市の外れ。 雪原に炎と氷が交差し、光と影が天を裂いた。 ヴァルディスが先に動いた。 氷をまとう長剣を抜き放ち、無数の氷刃を大気から生み出して皇王へと放つ。 それは嵐のように襲い掛かり、まるで世界そのものが氷に飲まれるかのようだった。 ヴァルディス「皇王アドラステア....その名の価値、今ここで終わる!」 アドラステアは即座に応じる 黒剣に炎を宿し、一閃する。 炎が旋風を巻き起こし、氷刃を次々と溶かしていく。 アドラステア「終わるのは貴様の傲慢だ!」 炎と氷が衝突するたび、轟音が響き、雪原は蒸気と爆風に包まれた。 そこに、エイナの声が重なる。 エイナ「ヴァルディス、退いて。彼を焦がすのは私の役目よ。」 両腕を掲げ、詠唱を紡ぐエイナ。 氷と炎がまじりあい、黒青色の氷炎が大地を覆いつくす。 その温度差は常識を超え、炎は氷、氷は燃えるという矛盾をはらんでいた。 アドラステア「これが.....神の親衛隊か!」 彼は片膝をつきそうになりながらも、歯を食いしばり剣を振るう。 剣先から放たれた光が弧を描き、迫る氷炎を裂いた。 その光景はまるで太陽が雪を切り裂くかのようだった。 二人の親衛隊の連携は完璧だった。 ヴァルディスの剣が皇王の足を止め、エイナの魔法が逃げ場を奪う。 だがアドラステアもまた、ただの人間ではない。 彼は帝国の皇王としてだけでなく、一人の戦士として戦い続けてきた。 剣を振るう旅、炎の軌跡が氷を砕き、声を発するたび兵を鼓舞する。 アドラステア「帝国は私の剣とともにある! 貴様らに、この魂を斬ることはできぬ!」 炎と氷が絡み合い、雪原はもはや戦場というより神話の舞台のようだった。 空は赤と青に裂け、地は焦げと氷に覆われ、轟音が何度も都市を震わせた。 しかし...... 限界は静かに迫っていた。 ヴァルディスの氷剣がアドラステアの腕をかすめ、血が雪に散る。 エイナの氷炎が皇王の背を焼き、膝がわずかに沈む。 ヴァルディス「その程度か、皇王よ。」 エイナ「神に仇なす者は、すべて氷に還るの。」 二人が同時に詠唱と剣を重ねた瞬間、雪原全体に巨大な氷紋が広がる。 それは”天空の氷の牢獄”への門。 アドラステアは最後の力を振り絞り剣を振るうが、凍結は彼の足から胸、そして全身を覆っていった。 アドラステア「.....まだ.....この命、尽きては....!」 叫びは氷に閉ざされ、皇王は天へと引き上げられていった。 雪原には、皇王の黒剣だけが残された。 Coded Strike theme: By FrostFM