みなさん。こんにちは。 うおおおおおおおおおおおおおおおおお でいうすです。今日からディエスケッドじゃなくてでいうすって呼んでね。 海外いってみたいっすよね。本当にきれいなところにいってみたい。 サムネは我が親友カルポくんにかいてもらいました。
<一本のオリーブ。> 今日はとても良い日だ。 明るく、温かい光がさし、道の両脇には鮮やかなブーゲンビリアが私を見ている。 ふと、足元を見ると一本のオリーブが落ちていた。 誰かに捨てられたのだろうか。可哀想だ。 いつの間にかそれを拾って、大事に抱えた。 今日はとても良い日だ。 坂道の一番下には翠玉色の海が広がっている。 たくさんの三つの州の玄関口ということもあってたくさんの船が行き来していた。 小さな鳥が空を見ている。温かい。 私はゆっくり坂道を下る。 両脇にある石灰岩で作られた家からはにぎやかな声が聞こえる。赤い瓦屋根が、青い海と白い壁に映える。 左正面、葡萄を持った青年達が笑いながら通り過ぎる。 今日も平和だ。 金属の乾いた音色が、空を裂くような詠唱と溶け合い、地中海の風に乗って運ばれてくる。 私はこの音が嫌いだ。 潮のにおいが濃くなってくる。 空と海の境界線が溶け合う、深い青。あの中に入れば、この思考も、止まらない胸の痛みも、すべてが均一な青に染まって消えてくれるだろう。 港に近づく。防波堤の先では、波が規則正しく岩を打っている。 私は手にしたオリーブの枝を見つめた。かつてノアの鳩が運んだそれは、陸地の象徴であり、生の福音だったという。だが、今の私にとっては、これが唯一の手向けだ。 潮のにおいが一段と濃くなった。 波が打ち付ける音と船の行き来する音、それが、潮風に消えゆく最後の残響だった。 港の喧騒が背後へ遠ざかる。 目の前には、ただひたすらに広く、冷たく、優しい水面が広がっていた。 私は靴を脱ぐことさえもどかしく、ただ一歩、コンクリートの端へと足を進めた。 手放したオリーブの枝が、私の体よりも一瞬早く、吸い込まれるように波間に消えた。