大日本帝国(だいにっぽんていこく)は、1868年の明治維新から第二次世界大戦後の1947年まで続いた日本の国家体制です。 天皇を中心とする帝国国家で、近代化・工業化を急速に進め、最終的にはアジア最大級の帝国になりました。しかしその過程で軍事拡張や戦争が拡大し、1945年の敗戦によって終わりを迎えます。 ここでは 成立 → 近代化 → 帝国拡張 → 軍国主義 → 太平洋戦争 → 崩壊 という流れで、かなり詳しく説明します。 1. 成立:江戸幕府から帝国へ(幕末〜明治維新) 背景 江戸時代の日本は、約260年間鎖国体制でした。 しかし19世紀になると欧米列強がアジアに進出します。 特に大きかったのが 1853年:マシュー・ペリー来航 日本に開国要求 その結果 日米和親条約(1854) 日米修好通商条約(1858) などの不平等条約を結ばされます。 これに反発して起きた政治運動が 尊王攘夷(天皇中心・外国排除) そして幕府を倒す運動が広がります。 中心となった藩 薩摩藩 長州藩 土佐藩 明治維新(1868) 1868年 **明治維新**が起こります。 徳川幕府が倒れ、 政治の中心 → 天皇 新政府成立 このときの天皇が 明治天皇 ここから日本は近代国家化を始めます。 2. 近代国家への大改革(明治時代) 明治政府は「富国強兵・殖産興業」を掲げました。 主な改革 ① 廃藩置県(1871) 藩を廃止して県へ。 これにより 全国統一政府 大名の権力消滅 ② 徴兵制(1873) すべての男子が兵役対象。 これにより 近代的軍隊 大日本帝国陸軍 大日本帝国海軍 が誕生します。 ③ 教育制度 1872年 学制発布 全国学校制度 識字率上昇 ④ 憲法 1889年 大日本帝国憲法 特徴 天皇主権 議会あり 立憲君主制 ただし 天皇の権力が非常に強い 3. 列強への仲間入り(戦争と拡張) 日本は欧米列強に追いつくため軍事力を拡大します。 日清戦争(1894〜1895) 日清戦争 相手 清(中国王朝) 原因 朝鮮の支配権争い 結果 日本勝利 台湾獲得 日本が初めて植民地を持つ。 日露戦争(1904〜1905) 日露戦争 相手 ロシア帝国 当時ロシアは世界最強の国の一つ。 結果 日本勝利 世界が衝撃 日本は アジア初の列強 と見られるようになります。 韓国併合(1910) 韓国併合 日本は 朝鮮半島 を植民地化。 総督府設置 日本語教育 経済支配 4. 第一次世界大戦と日本 1914年 第一次世界大戦 日本は イギリス側で参戦 結果 中国のドイツ権益獲得 経済成長 しかし同時に 軍部の影響力が強まります。 5. 軍国主義の時代(1930年代) 世界恐慌後、日本は不況に陥ります。 その結果 軍部が政治を支配していきます。 満州事変(1931) 満州事変 日本軍が 満州 を占領。 そして 満州国 を建国。 日中戦争(1937) 日中戦争 相手 中華民国 長期戦に突入。 この戦争中に起きた出来事の一つが 南京事件 6. 第二次世界大戦へ 日本は資源不足に悩みます。 そこで 東南アジア進出 石油確保 しかしアメリカが反発。 真珠湾攻撃(1941) 真珠湾攻撃 日本が アメリカ合衆国 の基地を攻撃。 これにより 太平洋戦争 開始。 日本の最大版図(1942) この時日本は 朝鮮 台湾 満州 中国沿岸 フィリピン インドネシア ベトナム マレーシア ミャンマー など広い地域を支配しました。 日本はこれを 大東亜共栄圏 と呼びました。 7. 敗戦 1944年頃から日本は敗北します。 原因 工業力不足 資源不足 アメリカの圧倒的生産力 原子爆弾 1945年 広島 長崎 に 原子爆弾 投下。 ソ連参戦 **ソ連**が対日参戦。 満州軍壊滅。 日本降伏 1945年8月15日 昭和天皇 が 終戦の詔書 を発表。 8. 大日本帝国の終わり 戦後 **アメリカ合衆国**主導で改革。 新憲法 1947年 日本国憲法 特徴 天皇は象徴 戦争放棄(9条) 民主主義 ここで 大日本帝国体制は完全に終了しました。 9. 大日本帝国の特徴 ① 天皇中心国家 天皇は 元首 軍の最高司令官 とされていました。 ② 急速な近代化 約50年で 工業国家 軍事国家 列強 になった。 これは世界でも異例のスピード。 ③ 軍の強い政治力 軍は 内閣を倒せる 政治に直接介入 これが後の戦争拡大につながりました。 10. 大日本帝国の評価(歴史的議論) 現在、評価は大きく分かれます。 肯定的評価 日本の近代化 植民地からアジア解放の一部 批判 植民地支配 戦争被害 軍国主義 多くの歴史研究では 「近代化の成功と帝国主義の問題が混在した国家」 とされています。
チャッピーが言ってたよ