スペース「……おい、アステ。それ、 ふぇりがお土産で買ってきた ウイスキーボンボンだぞ。お前、酒はダメだって―」 スペースが止めようとした時には、もう遅かった。 アステはモニターに◎w◎とぐるぐるの目を浮かべ、 ふらふらとスペースの膝に倒れ込んできた。 アステ「……んぅ……しゅぺーしゅ…… しゅぺーしゅ……だいしゅき……」 スペース「……はぁ、やっぱりこうなるか」 スペースは通常運転。 100万年生きてる神にアルコールなど水同然だ。 だが、膝の上で362cmの巨体が 「しゅぺーしゅ……」と甘えた声を出しながら、 自分の暗い藍色の服にモニターを すりすりしてくるのは、さすがに心臓に悪い。 スペース「……アステ、重い。どけ」 アステ「やだぁ……。ねぇ、こっち向いて…… 仲良し、しよ……?」 アステはいつもなら絶対に見せないような 熱っぽい手つきで、スペースの胸板を撫で回し、 挙句の果てに日本刀の柄を掴もうとする。 スペース「……っ、コミュ力ないのくせに 酔うとこれかよ。お前、明日になったら 死ぬほど後悔するからな」 スペースはため息をつきながらも、 デレデレに甘えてくる幼馴染をひょいと お姫様抱っこで持ち上げ、 アステの部屋へ運ぼうとした。 その時、リビングの扉がガラッと開く。 ふぇり「スペース先輩! アステ先輩! アイス買ってきた……って、わぁ……」 そこには、リンゴ飴を頬張ったふぇりが、 スペースに抱きついて「ちゅーして……」と せがんでいるアステを見て、 目を丸くして立っていた。 スペース「……ふぇり、見るな。これは、その…… 高度なコミュニケーションだ」 ふぇり「スペース先輩、顔、真っ赤だよ? アステ先輩、明日ボクがリンゴ飴あげるから、 スペース先輩をいじめないでね!」 翌朝。 リビングのソファで頭を抱え、 モニターに[ 致命的なエラー ]を高速表示させながら ガタガタ震えているアステの姿があったのは 言うまでもない。 アステ「……死にたい……消えたい…… リュブル、もう外に出られない……」 アステ「ほら、二日酔いの薬だ。昨日のこと、 一文字残さず覚えてるんだろ? オレに言ったこと、 もう一回言ってみろよ」 アステ「やめてぇぇぇ!!!」
▫︎クレジット ♫:ヴィラン 執筆・絵:刹那 ▫︎タグ #originalcountryhumans #スペアス #スペース #アステ