【プロローグ】 皆さんは人生でこう思ったことはないでしょうか?[一人で自由に生きたい] [何も気にせず生きたい] [自然の中でゆっくりと生きたい]と、私は思ったことがあります。自由とは素晴らしいものですが、生きている限り自分以外の人、生きている地域、その他にも多くのものに邪魔をされて、衝突して、心がすり減っていきます。ならばどうすればいいのか、答えは単純、人のいない所に住めばいいんですよ!まぁ...こんな長話はさておき、今から始まる短い物語は、まるで人が急にいなくなったような世界で、とある誰かが生き延びるために廃墟を探索するお話です。物語に出てくる遺体や情報からいろいろ考えてみてはどうでしょうか?たとえ作者が言ったことでも文字通り”公式が勝手に言ってるだけ”ですから貴方の考えは正しいですよ 【1話:図書館】 [今日はどこ行こうか...] 夏の日差しが地を暑く照らす中。私は拠点にしている廃墟の中で次の行き先を考える [あぁ...もう漁ってない建物も残り少ないな...] この世界には物資も、廃墟も、残っている。数え切れないほどに 私のような形の骨がたくさんあるから、私みたいなのが昔たくさんいたのかな? [そういえばここは行ったことないな...たしか図書館だっけ?] 図書館と呼ばれていた場所に行くことにした。 響き渡る水の流れる音。滝が湖に叩きつく音。生い茂り、都市を侵食する草木・蔦・苔 道路はひび割れて、水の溜まった陥没穴も所々ある。 ビルと呼ばれていた建物達の隙間から目の眩む太陽光が差し込む そんな当たり前の光景を目にしながら私は目的地につく [これで物資なかったらとんだ無駄骨になるが...まぁいいか] 図書館の中に入る ここらあたりでは珍しく植物による侵食が少ないが── [本がたくさんある...] 本が大量に並んでいる 一部は床に落ちている しかし物資はありそうにない [そういえば本を読んだことないな...読んでみるか] その本達を読んでみた 初めて見る言葉が、初めて見る自分以外の人の姿が、初めて見る景色が、その本には載っていた [もう1回来てみようかな...今はあんまり物資ないし 今度余裕を持たせるためにも別の建物を探索しないと] 私は図書館を後にした 【2話:水没エリア/ビル】 [さてと...こっちに行ってみるか] 私が拠点としている沈下エリアの西にある水没エリア 底が見えないほど深い水とそこから突き出す建物 今まで行く意味も無いどころか探索する手段も無かったが近辺の物資が枯渇してることと図書館で知ったゴムボートと呼ばれる物の使い方を考えると行くべきだろう 早速、移動して物資の中にあったゴムボートと呼ばれる物の中に空気を入れる [これも本来こう使うのか] 少し前に手に入れた空気入れと言う物も図書館を探索して初めて使い方を知った道具だ。 そんなことはさておき、ゴムボートを空気を入れ終えて、水辺に浮かべる [これは便利そう] ちゃんと水に浮かぶ様子を見ると改めてそう思える ゴムボートを使い、水没エリアの探索を始める 漕ぎながら見るこの景色が何処か綺麗に思える 青く透き通った底の見えぬ水と建物に生える瑞々しい蔓の葉と花 そんなことさておき私は入れそうな建物に入る オフィスと呼ばれていた場所だろうか。そこそこ広い [アタリだ...すごいアタリだ!] 缶詰などの食料が数日分ある。それに! [これは!ナイフ!?すごい綺麗な状態のナイフだ!] 袋に包まれたかなり綺麗な状態の大きなナイフ これほどまでの収穫は初めてだ。 [取り敢えずもう少し探索してから変えるか] またゴムボートに乗って別の所に移動する [どこもかしこも似た感じで物資がこんなにも...] 目の前の食料10日分以上はありそうな量に目を輝かせる どこもオフィスのような内装で物資が豊富にある [さてともうそろそろ帰れるk…あ...ゴムボートが沈んじゃう...] ゴムボートが食料を乗せた瞬間に沈み出す 慌てて食料をゴムボートから降ろす [今日はここで過ごすか] 硬い床で寝るしかないものの、一晩過ごすには十分な食料と環境はある。 過ごすにあたって、改めて辺りを見る。 並べられた机と椅子、床に散らばった人の骨、椅子の上に積まれた人の骨 扉の前で崩れた人の骨 どうしてそうなったのかは分からない。いや、分かる必要は無いのかもしれない。 それらの一部をどけて寝れるだけの広さを確保する 焚き火は無いものの、今の気温なら十分だろう。 そうこうと気づけば夕日が差し込む。 真っ朱な夕日が床を 壁を 全てを朱く染める 甲高い虫の鳴き声と共に夜になる 足元も辛うじて見えるほどの闇の中で空を見上げてみた。 [綺麗...] 星たちが空を明るく照らしている、図書館の本で見たよりも綺麗な空がある。 暫くの間、ずっと見上げていた。なんで本を書いた人たちが星について書くのかわかった気がする 明かりも無い場所では夜間に何かをすることが出来るはずがない。 もう寝よう 新しいことを覚えて私は眠りについた
一つのプロジェクトで描き続けるつもりです(暇があったらプログラムで読めるようにする) プロローグ/1話:3月12日更新